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迷いながら、ここで育てている|ダナン日系ローカル幼稚園、実際に見学してわかったこと〜海外・多言語子育ての記録|家族の部屋

前回は、ホーチミン時代に幼稚園を半ば諦めていた話と、

ダナンでひょんなことから日系幼稚園を見つけた経緯を書きました。

今回は、実際に見学へ行ってから入園を決めるまでのことを書きます。

▼ 前回の記事はこちら 地方都市ダナンで、1歳から幼稚園に通わせた理由


まず、言語の問題から。

国際カップルの難しいところは、

日本語色が強い環境だと片方に通訳が必要になること。

フランス語でも同じです。

だから、事務側に英語が話せる人がいる環境がベストでした。

事前のやり取りはすべて日本語だったので、

もしかすると私がいちいち通訳しないといけないパターンかな、と思っていましたが。

実際に見学へ行くと、英語の先生が常駐していて、

日々のやり取りを通訳してくれるとのこと。

事務手続きは日本語、クラス関係は英語。

まず、第一関門はクリアでした。


事前に教えてくれた、ネガティブな情報。

見学の数日前、園から連絡がありました。

日本語教師は現在不在。英語と体育の授業以外はすべてベトナム語になる、とのこと。

ベトナムっぽくない丁寧さで、ネガティブな要素を事前に正直に伝えてくれた。

むしろその誠実さが、少し好印象でした。


想像よりずっと整っていた園内。

見学当日、到着すると1週間分の献立と活動スケジュールを渡されて、そのまま施設見学へ。

開業してまだ3年目とのことで、遊具や体育館の設備が新しい理由に納得。

保健室、図書館、給食室、セキュリティ常駐の門、広場。

1歳児保育としては、設備・環境・衛生、どれも想像以上でした。


不意打ちで、いろんなクラスを見せてもらった。

息子はまだ歩けていなかったので、1歳近く年上の子に囲まれる可能性がありました。

5人に1人の保育士が適正なのか確認したくて、

息子のクラスだけでなく、いろんな年次のクラスを不意打ちで見せてもらうことに。

各クラス、年次に合った知具や遊具があり、日本から輸入したものも。

1クラス10〜15人ほど。

真ん中でリードする先生1人、周りで2人がサポートするスタイル。

歌、ダンス、読み聞かせ、塗り絵、紙粘土。

3人であれだけの子どもたちをテキパキ見ている姿に、正直、感心しました。


ひとつだけ、ぎょっとしたこと。

食事やトイレ、衛生面も一通り見せてもらいました。

ひとつだけ気になったのは、1歳児クラスで同じスプーンを使って食事をあげていたこと。

でも、途上国のローカル幼稚園に完璧を求めすぎない。

一旦サイドに置くことにしました。

(体験入園時にお願いしたところ、すぐ別のものを使ってもらえるようになりました。)


細かすぎるくらいの説明と、その内容。

見学後は事務局で資料の説明。

献立とスケジュールは1週間分を毎週事前に共有。

週1回の活動報告と記念写真の送付。

お昼寝は毎日同じ時間、ベッドや布団は園が支給。

食事は朝食・昼食・おやつ、1日200mlのミルク2本付き。

クラス内は常時カメラ設置で、アプリからいつでも確認可能。

毎日の活動、食事、排泄、睡眠もすべてアプリに記録。

学費は月3万円前後。制服と体操服は合わせて7,500円。入園費はキャンペーンで無料。

この値段でここまでやってくれるのか、というのが率直な感想でした。


「安い」の中身を、ちゃんと見る。

実はベトナムの現地幼稚園では、

1クラス20人を先生ひとりで見てきた、という話も珍しくありません。

1人で5人、バックアップが2人もいる環境は、現地の先生にとってかなり恵まれているそうです。

現地の公立幼稚園と比べると、金額だけ見れば10倍近い差がある。

日系がやっているとはいえ、「ローカル幼稚園だから」とどこかでみくびっていた自分がいました。

でも実際は、現地の中間富裕層をターゲットにした幼稚園だからこそ、

プログラムや先生、施設の質にしっかり投資できている。

外資の外国人向け幼稚園ばかり視野に入れてきた私には、

この品質でこの価格は、文句の言いようがない条件でした。


最後の決め手は、雰囲気。

ベトナムに長く住んでいると、外国人向けの場所では「財布扱い」されると感じることがあります。

でも、ローカルの方々が集まる場所に外国人がぽつんと入ると、

驚くほど親切にしてもらえることがある。

この幼稚園も、9割が現地のお子さんたち。

外国籍の家族が選んでくれることを、全面的に歓迎してくれているのが伝わってきました。

なんか、ここだったら息子も大切にしてもらえそうだな、と感じた瞬間でした。


その場で、申し込んだ。

1歳児保育に求めるのは、安全と健康。

あとは集団生活を経験できれば十分。

控えめに言っても十分すぎる内容でした。

体験入園も無料だったので、その場で申し込むことにしました。

「明日からでも大丈夫です」とのこと。

なんなら「今からでも」と言われた時は笑いました。

夫とも相談して、翌週月曜日から3日間、体験入園させてもらうことになりました。

元々半ば諦めていた幼稚園が、値段とは裏腹に期待を上回るスタートとなりました。

次回は、体験入園を経て実際に通わせ始めてからの話を書きます。


小さな手に、今日もたくさん教えられながら。

迷いながら、それでも前に進んでいく。

― 小さな手が教えてくれる、大きな世界。


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お読みいただきありがとうございます。

「何者かにならなくていい。全部の自分のままでいい。」

そう信じながら、等身大のまま書いています。

諦める前に、もう一回だけ試してほしい。

そのための実験を、私自身が続けています。

どこかの誰かのエールになれたら、嬉しいです。

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【この記事を書いた人】まなラボ

音楽フェスのステージを降りた瞬間に、フランス人の夫と出会いました。

自転車旅行の途中で家族になって、今はダナンで、3人で暮らしています。

国際結婚も、多文化の子育ても、うまくいく日ばかりじゃない。

産後には、家族がバラバラになりかけた時期もありました。

それでも、ぶつかって、話して、笑って。

何もない日常の中にある、小さな幸せを、ひとつずつ数えながら生きています。

完璧な妻でも、母でもないけれど。

この家族でよかったと、毎日思えるように。

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