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里見八犬伝聖地巡礼【相模】三浦半島「矢取の入江」まとめ

2026年7月28日更新

『南総里見八犬伝』、すべてはここから始まった!

初代・里見義実さとみよしざねが安房(千葉・房総半島)へと流れ着くきっかけとなった、伝説のスタート地点「矢取の入江」。
実はここ、「三浦なる矢取」としか書かれていない、謎に包まれた聖地。

そんな「矢取の入江」とはどこなのか?

対岸の鋸山のこぎりやまが正面に見える入江であること。

物語の中で、義実は入江から対岸の「安房の鋸山」を眺め、決意を固める。つまり、正面にドーンと鋸山が見えないと、あのドラマチックなシーンが成立しないんですぅ❣️

そして「矢取(ヤトリ)」という地名との関連性

「書かれていないなら、歩いて探すしかないじゃない!」 ということで、三浦半島を縦横無尽に駆け巡る、妄想全開の聖地特定レースが開幕ですっ❣️

2021年11月に訪れた浦賀城からの眺め。対岸に鋸山がドーン!再訪予定っ❣️

手持ちの文献によると、以下の説が。

① 谷津 説
② 矢ノ津 説
③ 走水 説
④ 浦賀 説
⑤ 久里浜 説
⑥ 矢取不動尊 説
⑦ 北下浦海岸(三浦海岸) 説
⑧ 通り矢 説

謎解き散歩『南総里見八犬伝』を歩く 安田多苗

それに加え、三浦海岸南東部も地形的に怪しいので、行ってみようかと❣️

⑨ 戸津浜海岸 説
⑩ 金田海岸 説

白龍亭・八犬伝地図 Maniac(マニア向け)

候補地10か所の位置関係と、対岸の鋸山との見え方が分かるように、オリジナルマップを作ってみました。

「どこが候補なの?」という方は、まずはこちらをご覧ください⬇️

丸数字①〜⑩が、それぞれの候補地。対岸の鋸山との位置関係を、ひと目でどうぞ🐚

候補地の場所を実際の地図でも見られるように、Googleマイマップも作ってみました。

聖地巡礼の計画を立てる際の参考にどうぞ📍

候補地や周辺史跡を巡れるよう、7本のハイキングルートを設定し、
各説について下記の基準で評価してみたいと思います。

❶ 矢取 ( ヤトリ ) の名との類似性 ☆☆☆
❷ 鋸山が見えるか、聳えているか ☆☆☆
❸ 入江があるか、雰囲気はどうか ☆☆☆



①谷津 説

名前と地形が奇跡の合致⁉️ 失われた入江の面影を追う

❶ ★★☆ 「ヤ」という音が矢取と関連がある
      谷津という地形自体が、入江を連想させる要素もある。
❷ ★☆☆ 標高を上げれば見えるけど、入江から見えるかは微妙。
      横須賀の向こうになり距離があるので、聳え立つ感はない。
❸ ★★★ 昔の地図でも入江があり、現在は近くに海の公園があって
      砂浜を歩くと、矢取の入江の雰囲気が味わえる。


② 矢ノ津 説

文字のシンクロ率は完璧!脳内補正で失われた入江を召喚せよ

❶ ★★☆ ズバリ「矢」の文字が一致。
      「津」が入江や港を表すのもポイント高し!
❷ ☆☆☆ 現在は宅地化が進み海は見えず。
      古地図を開いても観音崎に阻まれる運命……。
❸ ★★☆ 近辺はかつて、海岸線がすぐ目の前まで迫っていた。


③ 走水 説

義実公と日本武尊が重なる!? 神話ロマンあふれる入江

❶ ★☆☆ 「リ」という音が一文字だけ一致。
❷ ☆☆☆ 巨大な観音崎の壁に阻まれて鋸山は見えず。
❸ ★★★ 静かな入江は義実が船を漕ぎ出す姿にピッタリ。      さらに神話のシチュエーションが八犬伝の冒頭とガッツリ重なる!


⑤ 久里浜 説

入江の記憶、谷戸の自然、そして真正面に聳える鋸山。
“矢取”との語感は弱いけれど、地形的には最強クラスの候補地。

❶ ★☆☆ 「リ」という音が一文字だけ一致。
❷ ★★★ 久里浜海岸から見る鋸山は、義実が決意を固める
      “あのシーン”を再現できるレベルの迫力。
❸ ★★★ 近辺がかつて本物の入江+芦原だったことが判明。
      頼朝が安房へ渡ったという神社もあり、歴史ロマンも満載。


⑥ 矢取不動尊 説

名前はドンピシャ『矢取』!……なのに、海がどこにも見当たらない件

❶ ★★★ 「矢取」という地名がドンピシャ。
      でも地名の由来は八犬伝の敵方。三浦氏にある。
❷ ☆☆☆ ❸ ☆☆☆ 海見えない。海まで遠い。


⑦ 北下浦海岸(三浦海岸) 説

鋸山が目の前!これこそ白龍が現れそうな絶景ポイント

❶ ☆☆☆ 関連は見当たらない
❷ ★★★ 海岸から対面によく見える。鋸山に関する碑もある。
❸ ★☆☆ 海岸はまっすぐで入江ではない。
      船の発着も適さないように思える。


⑧ 通り矢 説

地名・歴史・入江の三拍子! 逆さ読みが導く新たな有力候補

❶ ★★★ 「通り矢」を逆から読むと「ヤトオリ」。
      地名の由来も里見氏に関わる伝承が残る。
❷ ★☆☆ 現在は見えない。ただ三浦半島南端は地形変化が激しく、
      八犬伝の時代は海面や海岸地形が異なり、見えた可能性も。
❸ ★★★ 堤防の北側にひっそりと残る静かな入江。
      対岸には富山も望め、八犬伝の世界観との相性は抜群。


⑨ 戸津浜海岸 説

「矢取」の「ト」の音が残り、入江の雰囲気も最強クラス。
今回歩いた候補地の中で、一番「矢取の入江」を感じた場所。

❶ ★☆☆ 「ト」という音が一文字だけ一致。
      「戸津浜」の響きが「矢取」を少し連想させる。
❷ ★★☆ 鋸山は正面にしっかり見える。
      角度的に“青い壁”にはならないが、対岸が見えるという条件はクリア。
❸ ★★★ これまでの候補地の中で、いちばん静かで入江の雰囲気が残っている。
      義実が舟を漕ぎ出す姿が最も浮かぶ、超・妄想スポット!


⑩ 金田海岸 説

漁港のすぐ隣とは思えない静かな入江。
ウミネコがお出迎えしてくれる穴場スポット。

❶ ☆☆☆ 関連は見当たらない
❷ ★★☆ 正面によく見える。
      尻尾側から見る角度のため「青い壁」感はない。
❸ ★★☆ 静かな入江が残っているが、すぐ隣が漁港で雰囲気が現代的。
      物語の「ひっそりと落ち延びる入江」として妄想しにくい。


計画中のコース

④ 浦賀 説(涼しくなったら行きたいな)
 ついでに三浦氏ゆかりの、浦賀城、怒田ぬた城もめぐる予定です。


まとめ

三浦半島に点在する「矢取」の欠片たち。
地名を取るか、景色を取るか、それとも歴史を取るか……。

正解のないパズルを解くようなこの旅を、皆さんも一緒に楽しんでもらえたらうれしいな🎵 
全てのルートを歩き終えたとき、あたちの中の「真・矢取の入江」がどこになるのか。
最後まで歩いて、自分なりの答えを出してみたいと思います。

随時更新するので、たまに覗きに来てくださいね❣️

南総里見八犬伝のあらすじと、聖地巡礼の時系列まとめはこちらです⬇️

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