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短編小説まとめ #010



こんにちは。財布野紐ゆるみと申します。
以下、これまでに書いた短編記事をまとめています。

なお前回のまとめ記事はこちらになります。
⇒ 短編小説まとめ #009

91.国境を越える香り


国境近くの廃れた街の喫茶店で、珈琲の香りが人々に変化をもたらすというお話です。(約1400字)
大きなことが、ほんの些細なきっかけで動き始める瞬間を描きました。そこには、国や思想は関係ないのかもしれません。

92.ファーストピアス


大人になる儀式としてのピアスと、失ってしまったものを、静かに振り返るというお話です。(約1300字)
無理に背伸びをして後悔する過去は誰にでもあるかもしれません。過去を美化せず自分の一部として一緒に生きていくしかないのかな、と思います。

93.約束の松


祖父が大切にしていた一本の松が、時代の流れの中で切られることになるというお話です。(約1600字)
記憶や約束はいずれ失われてしまうものですが、確かにあったことを誰かが忘れずにいるだけで、意味を持ち続けるのかもしれません。

94.ホンモノのカレー


インド人留学生に日本のカレーをふるまったことがきっかけで、ニセモノとホンモノという言葉の意味が少しずつ変わっていく、というお話です。(約1500字)
異文化交流は、勉強や配慮だけでなく、日々の生活の中で距離をはかることで、より深まっていくのかなと思います。

95.誰も読まない小説


仕事ができない青年の創作を通じて、他人からの評価の残酷さや創作物に宿る切実さに気づいていくというお話です。(約1600字)
一度、他人の内面を見てしまうと元の見方に戻ることは難しいと思います。

96.ガラスの街の影絵祭


街にたどり着いた旅の書き手が、影絵祭を通して、開かれているはずの場所に潜む「透明な境界線」を知るというお話です。(約2800字)
創作や表現の場にある「提示されない条件」について、考えさせられたことがきっかけで、このお話を描きました。

97.ピンクの制服


化粧品スタッフの制服をめぐるアルバイト中の出来事を通して、自分らしさについて考えるお話です。(約2150字)
窮屈な制約から解放されることと、自分らしさを誰かに届けることは、似ているようで別の難しさがあるのかもしれないと思いました。

98.甘いたまごやき


恋人と別れた翌朝、ひとりでたまごやきを焼く時間を通して、残っている温度に気づかされるというお話です。(約1200字)
失ったものは言葉よりも、生活の中に強く長く残るのだと思います。

99.光の迷路


SNS用の短い映像制作をめぐり、他者と表現が似てしまった場合の対応について向き合うというお話です。(約2150字)
創作を行っていると、オリジナリティという概念や、影響を受ける・与えることについて、立ち止まって考える瞬間があるものだと思います。

100.世界一大きな舞台


巨大な舞台に集まる無数の光をめぐって、「主役になること」と「表現すること」の意味を問い直すというお話です。(約3050字)
誰に、何を、何のためにつくっているのか。見られること、評価されることが当たり前になった時代にこそ、あらためて考える必要があるのではないかと思っています。

また、お話がたまったらまとめようと思います。
よろしくお願いします。


次回のまとめ記事はこちらになります。
⇒ 短編小説まとめ #011

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