短編小説まとめ #009
こんにちは。財布野紐ゆるみと申します。
以下、これまでに書いた短編記事をまとめています。
なお前回のまとめ記事はこちらになります。
⇒ 短編小説まとめ #008
81.一枚の蘭の絵
展示前夜の閉館後の美術館で、四人の来訪者が一枚の絵をめぐって自由に推理を展開するお話です。(約1250字)
人が作品に求める意味は、作品に触れた人によってそれぞれ違ってくるという点を描いてみました。
82.小さな星の物語
科学館の倉庫で、企画準備を考えている職員の女が古い資料を見つけ、過去と現在をつなげるというお話です。(約1050字)
幼い日の自分と、大人になった現在の自分は、離れているようで、やはりどこかでつながっているものなのだと思います。
83.ノイズの夜と境界線
情報に溢れた世界で日常を生き、どこか自分が締め付けられているような感覚と向き合うというお話です。(約1200字)
こういった、現代社会の中で埋もれてしまっている違和感や、じっとりとした恐怖を描くのも好きです。
84.半分の技術
不器用な新人と、周りの職場の人々とのやりとりを通じて「伝え方」の大切さに気付くというお話です。(約1300字)
人の価値観や癖がふいに出る瞬間は誰しもあると思います。それが当たり前の感覚なのかどうか、はなかなか自分では気づけませんよね。
85.獣舎と麻袋
夜の動物園で、飼育員が愛情を注いできた老ライオンのレオンの最期を見守るというお話です。(約1400字)
命の終わりと向き合う瞬間は避けられませんが、その喪失感を受け入れることは容易ではないと思います。
86.押し入れと影絵
中学生の女の子が、幼い日の極限の恐怖体験と、兄の優しさが交錯する瞬間を追想するというお話です。(約1650字)
記憶に残る体験談というものには、得てして特別な感情の揺れが伴うものだと思います。
87.言葉の患者たち
言語ごとに人格が揺れる「症状」を抱えた患者に対して、カウンセリングを行い不安を解きほぐそうとする、というお話です。(約1250字)
言葉がかたちづくった世界によって、心のかたちも変わる。複数言語を扱うことは、そうした側面もあるのかもしれません。
88.ループの果てに
夜の制作部屋で、システムとシナリオという役割分担で、男女がゲーム開発を進めるというお話です。(約2750字)
バグの修正やテキストの改訂。試行錯誤して延々繰り返すことは、どんな創作物にもつきまとうものだと思います。
89.衣装ケースの贈り物
義父母の家の片付けを任された女が、久しぶりに開けた押し入れで見つけたものとは……というお話です。(約950字)
一見地味で些細な物であっても、想いが込められていれば、過去の思い出や人とのつながりを呼び起こすことがあると思います。
90.残された、私の世界
アイドルとして活動する三人の少女たち。先輩後輩がそれぞれ去り、最後のひとりとなってもなおステージに立つ、というお話です。(約1350字)
好きであれば続けたい。けれど、好きだけでは続けられない。そんなジレンマが、どのような分野にもあるのではないかと思います。
また、お話がたまったらまとめようと思います。
よろしくお願いします。
次回のまとめ記事はこちらになります。
⇒ 短編小説まとめ #010
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