短編小説まとめ #008
こんにちは。財布野紐ゆるみと申します。
以下、これまでに書いた短編記事をまとめています。
なお前回のまとめ記事はこちらになります。
⇒ 短編小説まとめ #007
71.特等席のコンサート
男が、仲間に軽く扱われた約束の中で、同級生だった子の歌う発表会へひとりで向かうというお話です。(約1450字)
細かい約束まで、すべて守って生きていくことは難しいです。でも、律儀に守ったからこそ得られるものも、きっとあると思います。
72.焼き芋屋さんを追いかけて
秋風の中、焼き芋屋さんを見つけて、数々の思いとともに追いかける女のお話です。(約1250字)
離れていた時間を埋めるものって、気持ちの重なりだったり、ふとしたことの中にあるのかもしれません。
73.愛おしい棘
孤独を抱えた中年男性が、夜の店で出会った女性に心を奪われ、現実と幻想の間でもがくというお話です。(約2600字)
何かにのめり込む怖さ、は他人事ではなく、誰にでも起こりうるものだと思います。そんな経験はありますか。
74.環境依存
面接に訪れた応募者を前に、面接官の男が、違和感と気付きを得てゆくというお話です。(約1100字)
時代の変化とともに、変わっていかざるを得ないものというのは、確かに存在すると思います。
75.ナロウケイ
男が午後の公園で奇妙な風貌の女に声をかけられ、人生を揺るがすとんでもない事実を告げられるというお話です。(約1850字)
価値観や視点が少し変わるだけで、同じ世界でもまったく違う風景が見えてくる、そんなことを思いながら描いてみました。
76.小さな嘘と遅れた音
ピアノの伴奏者に選ばれたい少女が、揺れながらも自分の音と向き合うというお話です。(約2850字)
ささいな嘘が、自身を責める瞬間。子供のころは特に、その重さやうしろめたさをずっと大きく感じられるのではないでしょうか。
77.声のいらないスケッチ
孤独に沈む男が、植物園でスケッチをする女と出会い、少しずつ世界の色が変わってゆくというお話です。(約3800字)
色鉛筆の重ねた色が生むあのあたたかさを、物語の雰囲気に取り入れたいと思って描きました。
78.封書は親展で
旧態依然の風土の残る会社で、事務員の女が「人と仕組み」の境界で静かに揺れる、というお話です。(約3000字)
小さく閉鎖的な空間で生まれる「倫理の揺らぎ」。それは時代や環境でかたちを変えても、今も現実に起こっているのかもしれません。
79.縁日のお面
夏祭りの屋台で、大人になったふたりの男が再会をするというお話です。(約1750字)
子どもの目線と大人の目線はかけ離れているようで、実はどこかで繋がっている……そんな風に思います。
80.あのときと同じ部屋で
女が、思い出の旅館をひとりで再び訪れるというお話です。(約1100字)
失われたものと並んで過ごしているのに、どこか温かい。そんな夜の情景を描いてみました。
また、お話がたまったらまとめようと思います。
よろしくお願いします。
次回のまとめ記事はこちらになります。
⇒ 短編小説まとめ #009
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