短編小説まとめ #017
こんにちは。財布野紐ゆるみと申します。
以下、これまでに書いた短編記事をまとめています。
なお前回のまとめ記事はこちらになります。
⇒ 短編小説まとめ #016
161.その日、トトナリで
反省文を書くことになった少年が、罰としてごみ拾いのボランティア活動に参加するというお話です。(約2100字)
評価や印象とは別のところで現れる、その人の本質のようなもの。そうしたものが、どこかに残るお話になっているといいな、と思います。
162.身紡ぎの森
森の中で「餌の場所」を知っているという存在に導かれ、うさぎがある道を進んでいくというお話です。(約950字)
やさしい言葉に導かれるまま進んだ先で、何が失われていくのか。気づかないうちに差し出してしまうものについて、描いています。
163.何もしないをする仕事
深夜の舞台設営の現場で、作業が止まったまま待機することになった派遣スタッフたちが、暇つぶしに話をするというお話です。(約2750字)
何も起きていないようでいて、確かに何かが積み重なっていく時間。その曖昧さを、表現してみました。
164.六月、市内。圏外
雨に降られて立ち寄ったスーパーでの出来事をきっかけに、自分の暮らす街や人との距離について思いを巡らせるというお話です。(約2150字)
便利でつながっているはずの環境の中で、ふと感じる断絶や孤独。そんな小さなズレが重なる瞬間を、あなたは感じたことがあるでしょうか。
165.春巻きを、箱で
冷凍食品の春巻きを箱買いしたことで、日常の中で過去の記憶や自分の選択について見つめ直していくというお話です。(約2200字)
大人になると、多くのものは手に入るようになりますが、その分、手に入らなくなるものもあるのかもしれません。
166.緑だけがない
食事における「正しさ」に強く縛られた女が、その感覚の正体に向き合っていく、というお話です。(約1700字)
安心のために身につけたはずの習慣が、いつの間にか手放せないものになっている。それが必ずしも、自分のためになるとは限らないのかもしれません。
167.インプロ
祖母の死を悲しめなかった記憶を持つ女が、かつての友人との再会と即興演技を通して、自分の感情に触れていくお話です。(約2150字)
身近な喪失を、現実として受け取ることができない感覚を描いています。その感情が、時間をかけて別のかたちで現れることもあるのだと思います。
168.置かれたシチューの箱
料理の献立について考え方の違う夫婦。ふたりのすれ違いとやり取りを通して、日常の中にある価値観の違いを描いたお話です。(約2250字)
人はつい、物事に理由や一貫性を求めてしまいますが、必ずしもそれだけで成り立っているわけではないのかもしれません。
169.新年好
ホテルで働くポーターの男が、ある同僚との記憶を通して、自分の中に残っているものに気づいていく、というお話です。(約2450字)
名前もつかないまま過ぎていく関係や感情、それでも確かにそこにあったもの。そんな手触りをたどって描いてみました。
170.忖度の外側で
かつて優等生だった友人と、自分の周囲をめぐる環境の変化を通して、「忖度」という見えない力について考えていくお話です。(約2500字)
期待や善意のかたちをした圧力の中で、本当に守られるべきものはいったい何なのでしょうか。
また、お話がたまったらまとめようと思います。
よろしくお願いします。
次回のまとめ記事はこちらになります。
⇒ 短編小説まとめ #018
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