【実家じまい】#12「成仏せよ!」私が葬った3つの宝と私が望んだたった1つのこと【飯子さんちの実家じまい】
この記事は、実家じまいの体験記です。
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私の部屋は、思い出渦巻く「大魔境」だった。
「とにかく片付けを始めなくては」
との思いから単独で実家に乗り込み、
ノープランで片付けを始めた私。
唯一のプランと言えば
「まずは一番楽勝な自分の部屋をやっつける」こと。
ところが私の居ぬ間に「家族の倉庫」と化していた我が部屋は、
思い出大魔境へと変貌を遂げていた!!
机の引き出しはまるで時空間への入り口。
「もしかしたら、一番ヤバイところから手、つけちゃったかも・・・」
(;´Д`)
ちょっとここでおさらいしますね。
▶私の実家、「仏来(ふらい)家」の状況
2024年:母の死により、空き家に。
築60年越えの建物は超オンボロ。ほぼ小屋。
借家のため、早々に明け渡さなければいけない!
本家のくせに、跡取りは無し。

長女ボル子とムビ子の家は実家からまぁまぁ近い。
私だけが他県に住んでいる。
実家の管理は次女のムビ子がしてくれています。
ムビ子は父母の世話もしてくれていました。
実質的に我ら三姉妹のリーダーです。
▶今回のお片付けスケジュール
今回の滞在予定は1泊2日。
私は専業主婦。
比較的時間は自由に使えるものの、そう頻繁に訪れることはできない。今回は家族の都合を縫っての貴重な1泊2日。
目標は
「自分の部屋の荷物を片付ける」こと。
具体的には
「捨てるもの」と「残すもの」とを
仕分けすることです。

平日なのでムビ子は仕事中。
制限時間は、
勤務が終わったムビ子が実家に来てくれるまで。
果たしてどのくらい片付けることができるのでしょうか・・・??
成仏せよ
卍私の愛した本たち
本棚の本を処分します。
比較的楽なはずです。

パラパラとめくってみると、
さすがは過去の自分。
どの本もなかなかおもしろそう。
というか面白かったはず。記憶ないけど。
しかし、どの本も手入れをしてないので、ホコリにまみれて黄ばみまくりです(´・ω・`)
これは・・・
実家に四半世紀以上置き去り、という時点で私の世界に存在しないのと同じ。
読みたくなったら
図書館もしくは本屋に行け!
捨てましょう。
小さな子供の頃の愛読書なんて尚更です。
これはもはや
本ではなく思い出。
名残惜しいけど・・・
読んでワクワクした記憶は消えないし、自分の中で血となり肉となっているはず。
成仏せよ!!

高校の時のノートも、写真を撮ってすぐ処分しました。
不思議なもので、人が書いた本と違って
自分の責任の元で制作したものは意外と潔く捨てることができました。
卍私の愛した雑貨たち
次は、「私の愛した雑貨たち」を処分します。

小2のときの夏休みに作った
“わたしの家小物入れ”
上手に出来たね!
さようなら、小2のわたし。
成仏せよ!!
母方の祖母がくれた宝モノ入れ。
皆に公平な婆ちゃんが「皆にはヒミツね」って、私だけにくれたんだよね。
嬉しかったね!
ばあちゃんありがとう!
成仏せよ!!
初恋の相手、リバー・フェニックス!!
雑誌の切り抜きを、お気に入りのフォトフレームに入れて大切にしてたね!
リバーに出会えて良かったね、わたし!!
「憧れ」と「ときめき」をありがとう!
成仏せよ!!
卍父の愛した「私の作品」たち
書類に混じって凄いのが出てきました。
小〜中学校の時に授業で描いた「絵」
そして表彰状ども

コレ、とっくに捨てたと思ってたんだけどな・・・
マメだった父が取っていてくれたに違いありません。

私が子供の頃って世の中が「表彰状ブーム」だったんだと思います。
何かって言うとすぐに表彰状をもらえたような・・・
絵は得意だったから、けっこうちゃんとした賞を取ったりしてたんだよね。
父も「見どころがある!」と思って作品を取っておいてくれてたのだろう。
にしても小学校低学年の時に描いた、どうでもいい作品まで取っておいてくれるとはね・・・^^;
作品が残っていた事よりも、
今は亡き父の気持ちが嬉しくて
写真を撮りました。
成仏せよ!!
そしてその一部始終を見守るカメムシ。

いつの間にか
「カメムシの間」と化していた我が部屋。
最初はイチイチびっくりしていましたが、最終的には「ルームメイト」から見守られているみたいな気分になりました。

だってお友達なんだもん
けれど所詮お前は虫。
我が思い出と共に
成仏せよ!
救済せよ!
まだまだ片付けは続きます。
まだ自分の部屋の、それもまだほんの1/4くらいしか片付いていないのです
(;´Д`)
もうすぐ日が暮れてしまいます。
スピード上げていきましょう!!
無慈悲でなんぼ「タンスの中の服」
次は「タンスの中の服」に着手します。

断捨捨離のスペシャリストの人たちが
「一番最初に手を付けるのは服」
って口を揃えて言うけれど
それってホントですね。
他のものに比べると思い入れが薄いので、作業がサクサク進みます。
この作業、最初にやれば良かった。
タンスの中身、あっという間に終了。
しかし、これはあくまで「私の部屋にあるタンス」の中身を片付けたに過ぎない・・・。
我が家にはこれ以外にもおびただしい数の古いタンスがあるのだ・・・
タンスの隣、「謎の鏡台」
これは母方の祖母が亡くなった時に、形見分けして貰った物のようです。
いつの間に私の部屋に・・・??
鏡台の上にはゴミ同然の雑貨類が。
まだ飲んでいないユンケルもありました。
賞味期限、2000年・・・・??
(;´Д`)
これらは即捨てるとして、鏡台の中を確認しました。
もしかしたら
金目のものがあるかもしれない!
(*゚∀゚)

「もし、価値の有りそうなものがあったら、救済したい!」と思っています。
むやみに捨てたくはありません。
形見分けするとか、場合によっては
「売っても良い」と私は考えています。
ただのゴミになるなんて哀しすぎる。
誰かの役に立つのであれば、売った方が良い!
その方が母も喜ぶと思うから。
母も「今まで後生大事に取っておいた甲斐がある」と言ってくれそうな気がする。
鏡台の中には何が入っているのでしょうか?
「オリエント」の古い時計
ブレスレッドみたいでステキ。
動かないけど、デザインが好きだから私が貰おう。
ブローチやイヤリングの数々。
使ってるとこ見たこと無い・・・・
石の付いたものは念の為、取っておこう。
あとで宝石に詳しい姉たちに見てもらおう。
石が付いていないデザインのものは箱が汚いし、価値が無さそう。
成仏せよ
それにしてもあるわあるわ、
宝飾品の数々・・・
「せっかく持っててても、使わなきゃ意味ないじゃん・・・・」
と私は強く思いました。
かく言う私も
「もったいないからと言いつつ使ってないもの」をたくさん持っています
(-_-;)
「これを機に、自分も改めよう」
(´・ω・`)と思いました。
あっという間に日は暮れて
あっという間に日が暮れて、知らぬ間に夜になっていました。
仕事帰りの姉、ムビ子が来てくれました!
ムビ子が来た所で本日の片付けは終了です。

朝早くからずっと缶詰で作業してきたけれど
片付けは進んだのだろうか・・・・
逆に取っ散らかしてしまったような気がする。
一日あっという間でした・・・・
姉との語らい

ムビ子は姉妹を代表してこの家を管理してくれています。
「仕事でも管理職。管理はお手の物だよ!」
と笑っていますが・・・
公私ともに忙しいのに、ほんとうに良くやってくれています。
母が亡くなってからも、自分の家から毎日わざわざやって来て、仏壇を拝んでから会社に通っています。
エラすぎます。
責任感があり、しっかり仕事をこなすムビ子だから父母も生前から姉妹の代表としてムビ子を指名し、家の事を託したのでしょう。
私が親でもそうすると思います。
生まれたときから
何の期待もされていない私とは大違い・・・・
末っ子の私は小さいときから全くアテにされてない。
期待通り(?)無責任な人間に育っちゃったよ。
母の死に目に会えなかったのも、期待されていない証拠なのかも。
(´・ω・`)
「生前、親にはなんにもしてあげられなかった・・・・
だから
せめて後片付けくらいはしてあげて、家族の役に立ちたいと思ってる。」
この思いは私の頭の中にずっとあった事なんですよね。
それをムビ子に打ち明けると

「お前は家族にいつも“良い話”をもたらしてくれた、希望の星。
お父さんもお母さんも、お前の話になると本当に楽しそうだった。」
知らんかった・・・
。・゚・(ノД`)・゚・。
そんな風に言ってもらえて嬉しかった・・・・!!
それぞれの役割
今まで私は
「自分は役立たず」と思っていました。
しかし、姉・ムビ子の言葉で、自分には思いがけず
「良い話をもたらしてくれる人」
というステキな役割があったのだ
ということに気付かされました。
思えば、私はたまにしか会わない両親には、いつも自慢話ばっかりしていました。
実際にはショボくれた話の方が多かったんですが(ー_ー;)
見栄張って生きてきて良かったです^^;
これからは、私の自慢話を野放しで受け入れてくれる人は居ないのね・・・
って思うと淋しいけど
今まで温かく見守ってくれた両親の事を思うと
「ありがとう」しか無い(TдT)
では他の姉妹たちはどうなのでしょうか。
それぞれの役割があったはずです。

しっかり者のムビ子の役割は
「頼りになる人」でしょう。
実際、両親はいつもムビ子に頼っていました。
ムビ子も両親の手となり足となって、共に色々乗り越えてたイメージです。
では、おしゃべりバズーカ、長女ボル子の役割は?

ボル子の役割は「いつまでも親でいさせてくれる人」。
傍から見ても、両親は何かとボル子の事を一番心配していました。
ボル子といい、孫たちといい、一番手を掛けてきたと思います。
初めての子供だったので、両親も超必死だったのでしょう。
なので「いつまでも親でいさせてくれる人」
という事で意見は一致しました。
この日は二人で語らって、終了。
翌日もひたすら私の部屋のゴミの分別しました。
初めての片付け、終了
「まる1日掛ければ自分の部屋くらいは終わるはず!」
との算段で始めた実家の片付けでしたが
全然終わんない。
終わる気がしない。
いつの間にか「家族の倉庫」になっていた私の部屋には、収納という収納、隙間という隙間にみっちりと物が詰め込まれていました。
「物は全部捨てればいい」と意気込んで始めたはずなのに、
「価値のあるものを残したい」という思いが行く手を阻みます。
矛盾してますが、どっちも私の思いです。
(;´Д`)
自分の物は案外平気で捨てられるんですよ。
ところが、
「父の書いた店の出納帳」「母の家計簿」「父の残した写真」「手紙」
あるわあるわ・・・
捨て辛いアイテム
(´;ω;`)ブワッ
「目を通してから捨てよう」と思うと全然進みません・・・
分かったことがあります。それは
「思い出が捨てられない」ってこと。
見れば見るほど、躊躇われてくるものです。
でも、
「思い出を共有したパートナーと作業すると決断できる」
ってことも分かりました。この場合はムビ子ですね。
「これ、もういいよね」
「いいよ・・・」こんな会話だけでも充分。
肩の荷が降りるものでした。
「実家じまい」とは、ただ単にゴミを片付けるだけではなく
「自分のアイデンティティを確認しながら
親の生きた痕跡を消していく」
事なんだ・・・!
と薄々感じ始めた初回なのでした。
片付けはまだまだ続く
鼻、うちのホコリでムズムズしてませんか?
次回【#13】は、無人の実家に泊まるとは?
無人の実家に姉と二人で泊まった夜。
無人の実家の実態とは??
最後まで読んでくださいまして誠にありがとうございました!m(__)m
またお付き合いいただけたら嬉しいです!
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