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【Vol.14】AI時代の転職活動|AI面接が当たり前になる時代に、あなたはどう備えるか

あなたの「しあわせ×キャリア」を応援!
株式会社KEY ROLE 代表、ウェルビーイング心理教育ナビゲーターの兼吉ともこです。

このマガジンでは、転職支援15年の経験をもとに、AIを活用した転職活動の方法を様々な角度からお伝えしています。

最近、知人から、こんな話を聞きました。

「エントリーシートは、AI のサポートで作成。
一次面接はAI面接、その後、WEBでのグループ討議。
売り手市場と言われているのに、ようやく内定をもらった」

また、某企業の採用担当から、こんな声が届きました。

「AI面接を導入してみると、求職者側の受け止め方にも課題がある。
双方がAIの良いところを活かしながら、大切な部分は実際の五感で確認することが、採用の質につながるのではないか」

AIを活用したレジュメ作成については、Vol.1〜13でお伝えしてきました。
今回は、採用プロセスそのものがAI化している現実を、考えてみたいと思います。
尚、本内容は現時点のものであり、あっという間に変化していく可能性あることを、ご了承ください。


AI面接とは何か

AI面接サービスとは、AIを活用して面接をはじめとした選考プロセスを効率化するサービスです。具体的にはこんな仕組みです。

  • 応募者がスマホやPCで、AIアバターと面接を行う

  • AIが表情・声のトーン・回答内容を分析し、評価レポートを自動生成

  • 企業はそのレポートをもとに次の選考へ進む候補者を決定

24時間いつでも受検できる、日程調整が不要など、求職者にとってのメリットもあります。
一方で、画面越しのAIによる面接は、応募者に無機質な印象を与え、抵抗感や不安を抱かせる可能性もあることも事実です。

企業側・求職者側、それぞれのリアル


Vol.10の採用担当者35社へのアンケートのフリーコメントでも、
「自社開発でAI面接を導入しています」
「新卒採用にAI面接を活用しています」
という声がありました。

大手を中心に、AI面接の導入は確実に広がっています。

求職者側からは、先の知人の話のように「AIが相手だと、どう対応すればいいかわからない」という戸惑いの声も聞こえてきます。

採用担当者が言っていた「大切な部分は実際の五感で確認する」という言葉は、まさにこのことを表しています。
AIはあくまで補助的な役割であり、最終的な判断は人間がおこなうものだということです。

AI面接で評価されるのは、何か


AI面接では、回答内容だけでなく、表情・視線・声のトーン・話すスピードなども分析されます。

人間は、作った答えを話したり、嘘をついたりすると、無意識に視線が泳いだり、声のトーンが平坦になったり、表情と言葉がズレたりします。
AIはそれを淡々とデータとして検知します。

逆に言うと、本当のエピソードを自分の言葉で話す人は、声に自然な抑揚が生まれ、表情と言葉が一致します。
AIにとって、それが「信頼できる候補者」のサインになるのです。

つまり、AIに評価されるのは、あなたらしさそのものです。

Vol.13でお伝えした感情ラベリングを通じて、自分のエピソードと言葉を持っている人は、AI面接でも強いと思います。
なぜなら、自分の言葉で話せる人は、声のトーンも表情も自然に一致するからです。

逆に、AIで作った答えを丸暗記して臨んだ場合、言葉と表情のズレをAIが検知する可能性があります。
AI面接になったことで、より本質的な在り方を見られているのかも知れません。

AI面接に備えるために、今できること


①自分の言葉でエピソードを語れるようにする

Vol.13の感情ラベリングを使って、自分だけのエピソードを言語化しておきましょう。
整った文章より、あなたらしい言葉で語れることの方が、AI面接では強みになります。

②AIと対話して練習する

ClaudeやChatGPTに「AI面接の練習をしたい」と伝えると、模擬面接をしてくれます。声に出して答える練習が特に効果的です。

また最近では、求職者側が面接練習に使えるAIツールも登場しています。
AIを相手に模擬面接をおこない、話し方や表情を客観的にフィードバックしてもらえるサービスです。
AI面接が当たり前になる時代だからこそ、AIで練習してから本番に臨む、という発想も大切です。

③企業のAI面接導入状況を事前に調べる

求人票や採用ページ、会社説明会で「AI面接を導入しているか」を確認しておきましょう。あるいは、エージェントに訊いてみてください。
Vol.11でお伝えした企業文化を知るヒントにもなります。

④AIの限界も知っておく

AI面接にはデメリットもあります。感情的なやり取りがないため、熱意や人間らしさが伝わりにくい場合があります。
だからこそ、AI面接通過後の対面面接では、あなたの温度感・人間味を表現してください。

AIが進化しても、変わらないもの


採用プロセスがどれだけAI化されても、採用担当者が最終的に見ているのは「この人と一緒に働きたいか」という感覚です。

「正解を答える力」よりも、「自分の経験を自分の言葉で語る力」が重要になるのかもしれません。

なぜなら、AIは情報を整理することはできても、あなたが

何を感じ、

何を大切にし、

どのように成長してきたのかまでは、

本当の意味で体験しているわけではありません。

AIは、その人の表情・言葉・声を分析する。
でも最後に判断するのは、人間です。

あなたらしい言葉、あなたらしい表情、あなたらしいエピソード。
それが、AI時代の転職活動における最大の価値になります。


なお、AIで合否を付けられることに、抵抗があるかも知れません。
でも、AIの方が、個人的な好みで判断しないというメリットがあるかも知れません。
抵抗がある人は、ドラえもんの世界が少し早くやってきたと思ってみてください。AI面接も、未来の道具のひとつです。

そんな時代になったんだなと面白がる。
そのくらいリラックスしたほうが、余裕を持って臨めるかも知れません。


あなたのしあわせとチャレンジを、いつも応援しています。

このシリーズでは、転職活動の各場面で「AIとどう対話するか」を、一緒に考えていきます。Vol.1〜13もあわせてご覧ください。

【Vol.1】AI時代の転職活動|AIに職務経歴書を貼り付けて大丈夫?入れていい情報・いけない情報
【Vol.2】AI時代の転職活動|AIと対話しながら、自分らしいレジュメをつくる方法
【Vol.3】AI時代の転職活動|AIで仕事はなくなる?データから見えてきた"本当に価値が残る力"
【Vol.4】AI時代の転職活動|世界と日本のデータから、今の転職市場のリアルを知る
【Vol.5】AI時代の転職活動|「自分の軸」と「企業の軸」を、AIと一緒に繋ぐ方法
【Vol.6】AI時代の転職活動|「なんか違う」は、あなたの価値観を教えてくれるサイン
【Vol.7】AI時代の転職活動|「見つけてもらう」転職活動。SNS発信✕AI活用法
【Vol.8】AI時代の転職活動|AIの「幻覚」を知っていますか?転職活動で気をつけたいハルシネーション
【Vol.9】AI時代の転職活動|あなたの経験は、どんな未来に転用できる?
【Vol.10】AI時代の転職活動|採用担当者のリアルな声「AIレジュメをどう見ているのか」
【Vol.11】AI時代の転職活動|AIへの温度感から考える、自分に合う会社の見つけ方
【Vol.12】AI時代の転職活動|AI活用で内定率2倍?データが示す、転職活動の新常識
【Vol.13】AI時代の転職活動|感情から始める自己分析。エピソードが思い出せない人へ

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