【読書メモ】名刺代わりの小説~、と、20冊ほど。【短感】【備忘録】
久々に、、
— 圭(ohsui)🗣 🇺🇦 (祈念・全人馬無事) (@k2k_ohsui) May 18, 2024
○燃えよ剣
○一瞬の風になれ
○シャーロック・ホームズの冒険
○桜宵
○風のマジム
○神去なあなあ日常
○空飛ぶ広報室
○風の万里 黎明の空
○武士道シックスティーン
○容疑者Xの献身#名刺代わりの小説10選 #名刺代わりの10冊メイカー https://t.co/HTPMUaVSBT
少し前の「#読んだマンガも人間性に影響するらしいのであなたの人生のベスト10を教えて」とのタグに引っ張られて想起した「#名刺代わりの小説10選」、1年ほど前にポストしていたなぁ、、と思い出しながら。なお、作者一人につき一作品に絞っています(結構きつかったです)。
『燃えよ剣』(著:司馬遼太郎)
新選組で鬼の副長とも呼ばれた「土方歳三」を主人公とした物語。
八王子での「バラガキ」時代、京都での新選組の旗揚げ、絶頂期。戊辰戦争での敗走から、江戸、会津、そして終焉の地とされている函館まで、激動の幕末を駆け抜けた生涯が描かれています。
ひと言でいえば「ブレない」、筋を通した一人の男としての在り様は、その散り際まで含めてただ、美しい。
一度決めた「節義」に従い、愚直なまでにそれを貫く。その一方で(下手な)俳句を趣味とするとのどこか雅な趣味をも持つとの二面性が人間臭く、魅力的な人物として描き出されています。
こうした「筋」を通す生き方には憧れるもので、10年おきくらいに読み返したくなる一冊。
『一瞬の風になれ』(著:佐藤多佳子)
とある高校の陸上部の物語、1年一冊で三部作、3年間を追いかけた物語となります。
主人公は、中学まではサッカー部にいるも、偉大なる兄と比べられること、そして何よりサッカーを楽しめなくなってしまった、神谷新二。そんな新二が高校に入り、天才的なスプリンターでもある幼馴染の連と一緒に陸上部に入るところから、物語が始まります。
物語のキーとなるのは「ヨンケイ」、いわゆる400mリレー。個々人の速さだけではなく、チームとしての速さも求められる競技、高校生にとっての花形ともなるインターハイを目指して、一つ一つの物語が丁寧に積み重ねられていきます。「努力の分だけ結果が出るわけじゃない。だけど何もしなかったらまったく結果は出ない」とは、そうだよなぁ、と。
ちょうど10年くらい前に読んだ覚えがありますが、その頃、日本代表が北京五輪(2008年)で銅(後日繰り上がって銀)、リオ五輪(2016年)で銀とリアルでも成績を残していて感慨深かったなぁ、とも。
『シャーロックホームズの冒険』(著:アーサー・コナン・ドイル)
『桜宵』(著:北森鴻)
三軒茶屋の路地裏に静かにたたずむ「香菜里屋」というバーを舞台とした連作短編集です。中でも特に印象に残っているのが「桜宵」の一編、「御衣黄」と呼ばれる、その名が示すように「黄色い桜」が題材となっている物語、春が訪れる都度、読み返したくなります。
その御衣黄桜を軸に、かすかな痛みを伴いつつしっとりと、物語は紡がれていきます。一片の花びらから始まる、一組の男女の交流と、それを取り巻く人々の想い、そして一つの贈り物。最後は、どこか春の夜を思わせるような温かさに包まれる、そんな一編でした。ちなみに、御衣とは貴人の纏う服装で、その際に高貴な色の一つとして使用された「萌葱色」が由来でもあるそうです。
そうそう、著者の北森鴻さんは他の作品も含め、色々とお酒や食べ物の描写が出てくるのですが、どれもこれも美味しそうで、ついついお腹が鳴ってしまったりもします、、本当にこんな店があったら常連になりたいですね。やはり北森さん、早逝が惜しまれます(2010年没)。
『風のマジム』(著:原田マハ)
原田マハさんだけでも何冊か候補が出てしまい、何とも悩ましかったのですが、こちらにしてみました。ちょうど家族旅行で石垣島に行ったときに出会った一冊で、沖縄での実際にあった話をベースにしている、やわらかな南風につつまれるような物語であったのが、旅行の思い出とともに刻まれています。
主人公はとある会社の派遣社員、生まれも育ちも沖縄の伊波まじむ。彼女がふとしたきっかけで社内の新規事業ベンチャーに応募したところから、物語は動き始めます。題材となるのはサトウキビから蒸留される「ラム酒」、その中でもサトウキビの搾り汁から直接製造するアグリコール・ラムを、沖縄の名産でもあるサトウキビから作りだそうとするのが、彼女の描いた事業の軸になります。
酒造とは全く関係のない会社で働きながらも、沖縄への想いをありったけにこめた何かを作りたい、、どうせなら自分の大事な人と一緒に飲みたいと思った「風の酒(かじぬさきや)」を。事業計画なんて見たこともなく、当然事業の収支なんて考えたこともない、そんな一介のOLが悪戦苦闘を重ねながらも、ひたすらに一途な想いを糧に一歩一歩、その歩みを重ねていきます。
実際の出来事を下地にしているからでしょうか、妙にリアリティを感じたのを覚えています。現実には社内外の壁も法律の壁も様々な事が、もっともっと高く厳しかったのだろうと思いますけども。
”おばあが言ってた『風の酒』、君が感動したほんもののラムを造れる自信がないんだったら、たとえ数字でごまかせても、この事業はうまくいかない。” - 『風のマジム』より
これは「事業」に携わる人であれば何かしらを感じる心意気、ではないでしょうか。自分が心の底からやりたいとの「想い」、そしてやり抜く「自信」が無ければ手を出すべきではないのかな、と。当時、いろいろと考えさせられた一言でした。 沖縄の大地とその上を駆け抜ける風に育まれたサトウキビ、そんなサトウキビから作られる酒は、文字通りに風が育てた「風の酒」なのでしょうか。そして「まじむ」とは沖縄の言葉で「真心」を意味する言葉となります。「まじむこみてい」、真心をこめて物事とは向き合っていきたいと感じさせてくれる、そんな一冊です。
ちなみに「グレイス・ラム社」の「COR COR(コルコル)」というラム酒のシリーズが、元ネタとなった「風の酒」になります。奇遇にも地元の酒屋さんで扱っていて、折々でいただいております。ラム酒というと度数も高い強いお酒のイメージですが、飲み口は柔らかく爽やかで、ついつい飲みすぎてしまうことも。オンライン販売もしているようですので、ご興味を持たれたら是非、検索してみてください。
と、何か映画にもなるようですが、どんな感じなんでしょうか。久々に「コルコル」も飲みたくなってきました。
『神去なあなあ日常』(著:三浦しをん)
『空飛ぶ広報室』(著:有川浩)
『風の万里 黎明の空』(著:小野不由美)
『武士道シックスティーン(武士道シリーズ)』(著:誉田哲也)
『容疑者Xの献身』(著:東野圭吾)
と、ここまでで10冊、1年ほど前のポストからのピックアップですが、その他の候補や、新規によかったなぁと感じた「小説」はこんな感じで。
『この夏の星を見る』(著:辻村深月)
『優駿』(著:宮本輝)
『西の魔女が死んだ』(著:梨木香歩)
『ホーンテッド・キャンパス・シリーズ』(著:櫛木理宇)
『終の棲家』(著:仙川環)
確かドラマ化もされていたような覚えがありますが、医療をネタにした小説を発表されている仙川さんの作品。主人公は、MBA取得者ということで鳴り物入りで入社した麻倉智子、、なんですが、アラサーの今となってもイマイチ目が出ず、飼い殺し?状態。その理由は、頭でっかちすぎること、、現場を見ないこと、小手先の実感のない理論を振りかざしていること等々、まぁ、若い世代が陥りやすい状況といえばそんな感じでしょうか。
そんな彼女が、老人医療現場の現実を向き合う事で、一人の“記者”として成長していく物語といったところ。お仕事物語として読んでも面白いかなと。また、著者の仙川さんご自身が、医学部を卒業→新聞社とのキャリアをお持ちとの事で、実体験からくる?リアリティを感じられたりも。
老人医療や老老介護、終末医療などについては、今年に入ってからアンテナが伸びている身としては、そちらの視点で読んでも、非常に興味深く読めました。人はいくつになっても成長できるし、いくつであっても成長の無い人は、、といった感じですかね、、他山の石です。
「現場を知らない理論」は説得力がなく、「理論の無い現場にも解決力がない」なんて感じた一冊です。
『古都』(著:川端康成)
『夜のピクニック』(著:恩田陸)
『こころ』(著:夏目漱石)
初めて読んだのは確か、高校の教科書にて。それも前半部分だけだったと覚えています。不思議と続きが気になっていたのですが、漱石の新潮文庫セットを古本屋でまとめ買いした覚えが(その後角川版も手元に)。
若き日の恋愛の行き違いといってしまえばそれまでですが、この時代は「恋で死ぬ」こともできたのかと、高校生の当時に感じたのを覚えています。青春ってのは、無様でもあるし、その分取り繕わない素直さもある、とも。
息子(大2)が高校の時の課題図書にもなっていたようで探しに来ましたが、新潮版はなんか古びてるねといいながら、角川版を持っていった覚えがあります。感想は特段に聞いてはいないのですが、未だに帰ってこないのは、忘れているのか、感じ入るものがあったのか、、まぁ、前者でしょう。
結局のところ、お嬢さんが一番ワリ喰った感じではありますが、その後、幸せになれたのだろうかなんて余韻を考えるのもまた、「物語」の楽しみ方の一つでもありかな、とも。
『ギンカムロ』(著:美奈川護)
夏になると思い出す、どこか優しい物語です。
とある事故をきっかけに家業である花火から逃げ続けていた主人公が過去と向き合い、再び花火と関わっていくようになる定番なお仕事物語、、といってしまえばそうなのですが、「花火」の描写がもの凄く丁寧で、読んだ後には花火を観たくなってしまう一品です。
ちなみにタイトルは「銀冠」という花火から来ているとのことで、開いた後に枝垂桜のようにひろがってくる種類になるのかな、個人的には一番好きな花火の種類だったりします。余韻に浸れるのが好きなのかなといったところ、ついつい、見上げて、見入ってしまいますかね。
『路(ルウ)』(著:吉田修一)
『世界でいちばん透きとおった物語』(著:杉井光)
『魔界転生』(著:山田風太郎)
『ぼくはねこの管理人 浪漫荘おもいでダイアリー』(著:高橋由太)
『ロードス島戦記 灰色の魔女』(著:水野良)
『魔界都市「新宿」』(著:菊地秀行)
いわゆるジュブナイル小説といったところでしょうか(最近だとライトノベルっていうんですかね)。地震で崩壊した新宿を木刀一本で渡り歩く冒険活劇なんて言ってしまうと何ですが、近未来のSF要素もテンコ盛りで、サイボーグ、魔術、超能力、闇医師、そして美少女。
物語は王道で、才能はあるけどどこか逃げ腰な主人公が世界を救うために戦うといったところで、キーパーソンとして美少女も出てきます。世界政府の首長の娘さんといったところで、まぁ、よくある話。
主人公の十六夜京也も、時代を反映した王道の主人公という枠組みで、嫌味もなく気持ちの良い男です。『シティーハンター』の冴羽獠や、後年の『東京魔人学園剣風帖』の蓬莱寺京一辺りにも相通じるものがあるかなぁ、との感じ。
菊池先生のデビュー作ですが、「デビュー作には全てが詰まっている」と実感させてくれるなぁ、とも。
『ローマ人の物語』(著:塩野七生)
#自分をつくりあげたゲーム4選
— 圭(ohsui)🗣 🇺🇦 (祈念・全人馬無事) (@k2k_ohsui) February 28, 2021
のってみました、ドラクエはパッケージがなかったのですが、3です。魔人とタクティクスオウガは、大元のモノも何処かにあったような、、右下のリメイクは嬉しかったのですが、帝戦帖を今でも待ち続けてます。 #game #japan pic.twitter.com/H2OCkhY9bB
この他、自分を形づくったモノといえば、ノンフィクション系とかゲームとかもかな、、『ローマ人の物語』の区分は悩みましたが、「物語」との事ですので一応こちらの枠組みに。まぁ「歴史」に親しむにきっかけは何でもいいよね、なんて徒然にも思いながら。
