見出し画像

めぐりめぐって円に重なる祝祭の地へ

風景に沿って、形を拾い集めながら

三度目の大阪関西万博へと戻ってきた。2025年、
関西はアートに包まれる年。瀬戸内海の向こうの
芸術祭との間をめぐる。次は海の先の万博の風景
へ。2ヶ月前に幕を閉じた万博の風景を懐かしむ。



海の向こうに浮かぶ大きなリングのもとへと


旅先に散りばめられた円の形をたどり



三度、やってきた大阪関西万博の地



2025年の風景はきっと記憶に残るものとなる


大屋根リングが描く円に沿って旅をして




ぐるりとめぐりまたこの地へ至る


色や形を帯びるアートも風景をつなぎ



光をまとう白い鹿の彫刻に



はためきゆれる赤と青のこみゃくたち


2025年は赤と青と白が風景に踊る年



数珠のようにつながる赤をまとう



みゃくみゃくに出迎えられて始まる万博の旅



赤と青と白は風景の中へと飛び出して



アートに混じり取り込まれ



万博の記憶を彩るように展開され


風景は時間を超えるものとなる



足元にはミソハギの小さな紫。ささやかに


咲く花は日常と旅をつなぐ存在でもある



万博の地で、形やデザインが花開き



大屋根リングに包まれた風景の中を



様々な仕上げで構成されるパビリオンの間を進む



集成材が描く直線は、角度を変えてうねるように曲線へ



スチール、テント膜、ガラスが組み合わされた


白く輝くパビリオンの足元の



アートにもまたふれる。自然をまとう双頭の狼のベンチに



懐かしむように、癒やされる。風景の中の



白いテント膜とパーゴラにかけられた白い布



構造となる集成材は、大屋根リングの形へつながる



幾重にも連なる木材に包まれる空間を持つ



圧倒的な構造の大屋根リングをくぐった先には



柔らかな風合いの手編みのラタンが折り重なる


織物をテーマとしたフィリピンのパビリオンは


自然、文化、人々の営みが織り込まれるようにして



ゆるやかに形が交わり、重なりながら



人の手のぬくもりを帯びたファサードとなる


世界の文化の形に触れながら



万博の風景を記憶に留めるようにして


色や形にあふれていた万博の風景。素材が交わり、
重なる建物に、踊るようにちりばめられたアート。
非日常の祝祭の中に、そっと日常を感じつつ風景に
身をよせることで、記憶の中で色や形は動きだす。


いいなと思ったら応援しよう!