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祝祭の風景は円を描くようにして


2025年の大阪・関西万博への旅を重ねた。それは
とても新しくて、どこかなつかしく、いつかの風景
にも思いをはせる。大屋根リングの円に沿い、その
形に響き合い、円を描くような万博の風景を進む。


あらためて訪ねた1970年の風景で、当時の記憶が


鮮やかに刻まれていた。その風景に、空に描かれた白い線

そして赤と青の姿でおどるようなミャクミャクに導かれ



もう一度、2025年の万博の風景へと戻ってきた。


大屋根リングの形に呼応する日本館



展示空間もゆるやかに、円を描くように続いてく


中央に設けられた円形の水盤と切り取られた空



円盤にしみこんでいく水にも流れる時を感じ


円を描く空間を、ぐるりとめぐる



2025年の万博の風景は


大屋根リングが描く円に導かれるようにして



限られた時間の中で行われる万博に


過去の時間が重ね合わされて



らせんを描くパビリオンの動線に沿って


2025年の万博の風景を感じて進む



チェコパビリオンからつながる、懐かしい記憶は


らせんを描き、過去と現在を結びつける



ゆるやかに線を描き続く形は


角度によって自由に変化していく



ちりばめられた形に沿うように、万博の風景を


アートの気配を感じながら



世界とつながる万博で、色や形の記憶は


ふと、現在の風景の中に立ち現れる



万博会場を彩る幾多のパビリオンの中で


どこからでも目にとまるような赤い点は



シンガポールのパビリオン。世界をつなぐ万博の


風景に、いつかの旅の記憶を重ねていく



印象的な赤い球の形をしたパビリオンの国の


白い姿で幸せを運ぶ彫刻の姿も懐かしむ



アートの風景は、時間と場所を越えて、ふと現在に


あらわれては、風景と作り未来の架け橋となる



万博は過去から今へと、物語をつなぎ


太陽の塔にあった生命の樹も、よみかえられて新たな形に



パビリオンの先端に座るアトムが指差す先の


いつかの旅の風景と、今なお刻まれる記憶に思いをはせて



重ねる旅や文章を、祈りのようなものと感じながら


そっと手を合わせるように、日常にも目を向ける



世界は変化を続け、その中で、変わらぬものに


目を留めながら、視線は現在から未来へ向ける



旅をする程に、形に出会い、言葉にふれる


それらは、人それぞれに風景を意味づけるもの



いつかの形につながる色の記憶。万博では


まだ見ぬ街の風景の色にも出会うこともできる



そして万博で思い出をつなぐキャラクターは


スイスパビリオンでも出迎えてくれた



またたく間にすぎる万博での一日。最後に訪れた


パビリオンに過去、現在、未来への万博のつながりを重ね



また万博の旅の風景を振り返っては


いつかの記憶と重ねるように、旅を続ける


大屋根リングが包む万博の風景。ちりばめられた
形は円の軌跡に響き合う。2025年に立ち上がった
リングの上を歩いては、1970年の風景に立ち戻り、
また導かれるようにして万博の風景を旅をした。


旅で出会う形が持つ意味は、時を重ねるほどに
心の中で変容し、形を変えて語りかけてくる。
過去から、現在、未来へと、風景はつながり、
円を描くようにして続いていく旅。この先も、
日常に、旅に、そのつながりを感じていこう。



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