「プレーンテキストメール」と「リッチテキストメール」の違い
予備知識
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| テキスト | 何かの文字情報。文字に関する何か |
| テキストデータ | なんの装飾もされていない文字だけのデータ |
| プレーンテキスト | 「文字だけだよ!他の情報は含まれていないよ!」を強調した、テキストデータを指す表現 |
| リッチテキスト | マイクロソフトさんが決めた文書ファイルの形式 |
| メール | コンピュータの世界の お手紙機能 |
それぞれの用語の意味
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| プレーンテキストメール | 文字の大きさの情報とかが入っていない文章だけのメール |
| リッチテキストメール | 「リッチテキスト」という書き方ルールに沿って書かれたメール。文字の大きさや色を変えたり、あれやこれやと装飾できるメール |
似ているところ
どちらもメールの分類を指す用語です。
書式に注目して分類しています。
違うところ
表面的な部分で言えば
プレーンテキストメール:文字の大きさを変えたりできない
リッチテキストメール:文字の大きさを変えたりできる
という違いです。
中身の話でいえば
プレーンテキストメール:書かれた文章に関する情報以外(文字の大きさとか)の情報が含まれていない
リッチテキストメール:書かれた文章に関する情報以外(文字の大きさとか)の情報が含まれている
という違いです。
本来、メールで送れるのは文字情報だけです。
「文字の色」や「文字の大きさ」のような情報は送れません。
ですが、できれば文字の色や大きさを変えたいですよね?
いいでしょう。
変えられるようにしてあげましょう。
メールソフトさん同士が協力し合うことでメール本文の文字の色や大きさを変えられるようにしました。
具体的には以下のようなやり方です。
例えば、ピヨ太君が「文字色:赤」で
お腹が空いた
という文章を書いたとしましょう。

この内容でピヨ太君はメールを送ろうとしました。

ピヨ太君からメールを受け取ったメールソフトさんは、こっそり
【ここから赤色】お腹が空いた【ここまで赤色】
のように書き換えます。

書き換えた後のメールは、ただの文字情報の集まりです。
文字の色は【ここから赤色】と【ここまで赤色】という目印で囲むことで表現しました。
この状態でメールソフトさんはメールを送ります。

メールを受け取った方のメールソフトさんは受け取ったメールの中身をチェックします。
メールの中身は
【ここから赤色】お腹が空いた【ここまで赤色】
でした。

メールを受け取った方のメールソフトさんは【ここから赤色】と【ここまで赤色】という目印を見つけました。
「あぁ、ここからここまでは本当は赤文字にしたいのね」と理解します。

赤文字にしたいのなら、してあげましょう。
メールを受け取った方のメールソフトさんは【ここから赤色】と【ここまで赤色】の目印で囲まれた部分の文字の色を赤にして
お腹が空いた
という形で画面に表示しました。

文字情報しか送れないメールで文字の色や大きさを変えられましたね。
このように
1.(送り側のメールソフトさんが)文字の色や大きさなどの情報を目印に置き換える
2.文字情報しか入っていないメールが送られる
3.(受け取り側のメールソフトさんが)目印をもとにして表示するメールの内容を整える
とすることで、本来は文字情報しかやり取りできないメールで、文字の色や大きさを変えられるのです。
さて、ここで「目印」に注目してください。
先程の例でいえば【ここから赤色】と【ここまで赤色】の部分です。

実は、この目印の付け方は、いろいろなやり方が考えられます。
メールを送る方のメールソフト(表示内容を目印に置き換えるやつ)とメールを受け取る方のメールソフト(目印をもとにして表示内容を整えるやつ)で同じルールになっていれば何でも大丈夫です。
それを踏まえて
「リッチテキスト」のルールに沿った目印を使って、文字の大きさとか色とかを変えてあるやつ
がリッチテキストメールです。

そんな諸々の工夫をしないで
中身が文字(書いた文章)だけのやつ
がプレーンテキストメールです。

個人的な使い分け
自分が送る文章は、すべてプレーンテキストメールにしています。
リッチテキストメールは使いません。
リッチテキストメールは、その気になれば、いろいろ悪さができてしまいます。
そのせいか(私も含めて)古い世代の人ほどリッチテキストメールを嫌がる傾向があるからです。
備考
文字の大きさを変えたりできるメールには「HTMLメール」というのもあります。
HTMLメールは
「HTML」のルールに沿った目印を使って、文字の大きさとか色とかを変えてあるやつ
です。

このHTMLメールを指して「リッチテキストメール」と表現している場合も あります。
あるいは、目印の付け方ルールは気にしないで、あれやこれやと装飾できるメール全般を指して「リッチテキストメール」と表現している場合も あります。
「リッチテキストメール」と出てきた場合は
1.リッチテキスト形式のメール
2.HTML形式のメール(HTMLメール)
3.文字とかを装飾できる形式のメール全般
の3つの可能性があります。
一応、頭の片隅にでも置いておいてあげてください。






