ベンダーロックイン
特定の会社(の製品・サービス)に依存しているよ
他の会社のやつに切り替えるのが難しいよ
簡単に書くよ
ベンダーロックイン(英:vendor lock-in)とは
いわゆる「囲い込み」をされている状態のこと。
もう少し具体的に書くと
特定の会社さんの製品なりサービスなりが自分たちにとって「これがないとマジで困ったことになっちゃうわ」な状態になっていて、そのせいで他の会社さんの製品やサービスに切り替えるのが難しい状態のこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「ベンダ」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
ベンダは「販売会社」や「売り手」あるいは「サービスを提供する側」です。
具体的には、メーカーさんとか販売代理店さんですね。
IT業界であれば、ソフトを作っている会社さんとかも含むと思います。
以上を踏まえて
特定の会社さんの製品・サービスに依存していて、他の会社の製品・サービスに切り替えるのが難しい状態
が「ベンダーロックイン」です。
例えば、そうですね。
ピヨ子さんはケーキ屋さんを営んでいます。
ある日のことです。
ピヨ子さんはピヨ太君に頼んでケーキ製作ロボットを作ってもらいました。
ケーキ製作ロボットはピヨ子さんの代わりにケーキを作ってくれるロボットです。
ピヨ子さんはケーキを作る手間が省けて、楽チンになりました。
ピヨ子さんのケーキ屋さん経営は順調です。
なんてったってケーキを作る分の手間が丸ごとなくなりましたからね。
人件費も浮いて、濡れ手に粟でウッハウハ!です。
ところがどっこい、そんな幸せな日々は長く続きませんでした。
深刻な顔をしたピヨ太君がやってきたのです。
ピヨ太君はピヨ子さんに「これからはケーキ製作ロボットの利用料金を払ってよ」と言いました。
ピヨ太君は貧乏なので生活費を稼がないといけないのです。
ピヨ子さんは即答で断りました。
ですが、ピヨ太君も引きません。
「払ってくれないならロボットを持って帰る」と言ってきました。
ぐぬぬぬぬ。
ピヨ子さんは困りました。
ロボットを持って帰られたら困りますが、ピヨ太君に利用料金を払うのもイヤです。
そういえば、ケーキ製作ロボット自体は他の会社さんの製品もあります。
いっそのこと今のロボットはピヨ太君に返して、他の会社さんのロボットを使うことにしましょうか。
ですが、ピヨ太君が作ってくれたケーキ製作ロボットは何気に優秀です。
他の会社の製品で同じくらい性能の良いロボットは、ほとんどありません。
もしあってもメッチャ高価です。
ピヨ子さんでは買えません。
ぐぬぬぬぬ……。
仕方がありませんね。
ピヨ子さんは(血の涙を流しながら)ピヨ太君に利用料金を払うことにしました。
めでたし、めでたし?
この話において、ピヨ子さんの陥っている状況がベンダーロックインです。
「他の会社のやつに変えたいな~」と思っても、現状のサービス・製品に対する依存度が高過ぎて気軽に変えられない状態です。
ベンダーロックインに陥る要因は、いろいろ あります。
例えば
・利用期間が契約で決まっていて途中で解約できない
・その会社さんしか全体の仕様を知らない
・その会社さん固有の技術を使っている
・その会社さんが市場を(ほぼ)独占している
・ちょっとずつ機能追加してきた結果、同じことをできる代わりの製品がない
などです。
パッと思い付きませんが、他にもいろいろあるはずです。
雑に一言でまとめちゃうと
弱みを握られているから
ですけどね。
何が弱みになっているかがケース・バイ・ケースです。
一言でまとめるよ
まぁ「ベンダーロックイン」って単語が出てきたら「(特定の会社の製品・サービスに依存していて)他の会社のやつに切り替えるのが難しい状態なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「vender(ベンダー)」の意味は「納入業者」とかです。
「lock(ロック)」の意味は「錠前」とか「錠をかける」とか「閉じ込める」とか「固定する」とか「動けなくする」とかです。
「in(イン)」の意味は「中に」とかです。
何となく くっつけると
納入業者が中に閉じ込める
となります。
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