サブネット
大きなネットワークを分割したときの、それぞれの小さいネットワークだよ
簡単に書くよ
サブネット(英:subnet)とは
大きなネットワークの中にある小さなネットワーク。
もう少し具体的に書くと
「1つの大きなネットワークとして管理すると大変なので、複数の小さなネットワークの集まりとして管理しますかね」のときの、それぞれのネットワークのこと
です。
詳しく書くよ
「サブ」の「ネット(ワーク)」で「サブネット」です。
「サブ」は「メイン(main)」「サブ(sub)」のサブね。「ネット」はそのまんま「ネットワーク」です。
つまり「サブネット」とは「下位のネットワーク」や「補助的なネットワーク」だとお考えください。
サブネットは、会社で言えば部署みたいなものです。
会社(ネットワーク)には社員(コンピュータ)がいます。
例えばピヨピヨカンパニーの社員は10人だったとしましょう。
これくらいならまだ大丈夫です。
社員全員の顔を覚えるのも楽ですし、連絡事項を伝えするのも社員を集めるのも大変ではありません
時は過ぎ、ピヨピヨカンパニーは大きくなりました。
なんと社員は1,000人です。
こうなってしまうと、とてもじゃないですが全社員を一気に管理するのは無理ですね。
顔と名前を一致させるのだけでも一苦労です。
そこで社長のピヨ太君は、いくつかの部署を設立しました。
そして社員をそれぞれの部署に振り分け、部署単位で管理することにしたのです。
これには皆が大助かり。
今まではピヨ子さんに用事があった場合、1000人の中からピヨ子さんを探さなくてはいけませんでした。
ところが今は部署があります。
ピヨ子さんが経理部だったとしたら、まずは経理部に行ってみて、そこからピヨ子さんを探せば良いですからね。
そこまで探すのは大変じゃないでしょう。
このお話の「部署」に該当するのが「サブネット」です。
ちなみに「会社」が「(1つの大きな)ネットワーク」で「社員」が「コンピュータ」ね。
それでは次に、実際のコンピュータさんのお話でサブネットを見てみましょう。
例えば、ここに100台のコンピュータがあるとします。
この100台のコンピュータで1つのネットワークを作るのは結構大変です。
そこで、まず10台ずつでネットワークを作り、そのネットワークを合体させることで1つのネットワークを作ることにしました。
このときの10台で作った小さいネットワークがサブネットです。
100台のコンピュータで作る大きなネットワークの中の、10台のコンピュータで作った小さいネットワークですね。
このようにサブネット化することで、いろいろなメリットが生まれます。
一例を挙げると、例えばコンピュータさんを特定するときに「98番目のコンピュータ」とか言うと、数えるのが大変ですね。100個の中から探さなくてはいけません。
サブネット化しておけば、例えば「3番目のネットワークの4番目のコンピュータ」といった指定ができます。
そうすると、まずは3番目のネットワークを探して、その中で4番目のコンピュータを探せば事足ります。
サブネット化したことで、10個の中から探すのを2回やれば済みました。100個の中から探すのを1回やるより楽そうな気がしませんか?
他にもメリットはいろいろありますが、ここでは触れません。
大雑把に言えば、会社の組織構成を部署単位に分けるのと同じような効果があります。
このサブネットという考え方は、みなさんの身近なところにも使われていますよ。
例えばインターネットの世界です。
「サブネットマスク」という言葉を聞いたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
サブネットマスクの詳細は、用語「サブネットマスク」の説明を ご覧ください……と言いたいところですが、簡単に触れておきますね。
まず、インターネットの世界には「IPアドレス」と呼ばれるものがあります。
IPアドレスは「コンピュータさん向けのネットワーク上の住所」です。
インターネットっぽい通信において、送信先を特定するときとかに使う情報です。
実はこのIPアドレスには「何番目のネットワークの何番目のコンピュータですよ~」という情報が書かれています。
ちょっと小難しい表現ですが、IPアドレスの「何番目のネットワーク」の部分は「ネットワーク部」と呼ばれ「何番目のコンピュータ」の部分は「ホスト部」と呼ばれます。
……どこから どこまで?
……どこから どこまでがネットワーク部で、どこから どこまでがホスト部なの?
それを指定しているのがサブネットマスクです。
細かい部分の説明は端折りますが、サブネットマスクを見ると「あぁ、IPアドレスのここからここまでがネットワーク部で、ここからここまでがホスト部なのね」と分かるようになっているのです。
これがサブネットマスクの役割です。
それを踏まえて!
そろそろ頭が痛くなっているかもしれませんが、もうひと頑張りお願いします。
このIPアドレスのホスト部を、さらに「どのネットワーク」と「どのコンピュータ」の指定に分割できるのです。
元々のIPアドレスは、ネットワーク部が「どのネットワーク」で、ホスト部が「どのコンピュータ」でした。
例えば「ぴよぴよネットワークのピヨ太コンピュータ」のような形ですね。
これをネットワーク部が「どのネットワーク」で、ホスト部が「どのネットワークのどのコンピュータ」に変えられるのです。
例えば「ぴよぴよネットワークの中のピヨ家ネットワークのピヨ太コンピュータ」のようなイメージです。
このときの「ピヨ家ネットワーク」に当たる部分、ホスト部を間借りして表現している「どのネットワーク」のところを「サブネット」や「サブネット部」と言います。
実際には「ホスト部を間借りしている」よりも「ネットワーク部を拡張している」と言った方が適切ですけどね。
サブネットマスクを調整することによって元々のネットワーク部を拡張できるのですが、そのときの拡張部分がサブネット部です。
インターネットやIPアドレスのお話で出てくるサブネットは、おそらく、こちらの意味のサブネットだと思います。
なんか長ったらしくなったので、最後に整理しておきますね。
本来の意味で言えば、大きなネットワークを分割したとき(小さなネットワークの集合体と見たとき)の小さいネットワークが「サブネット」です。
インターネットの世界においては、IPアドレスの元々のホスト部を間借りして作った「どのネットワーク」を表現する部分も「サブネット」や「サブネット部」と言います。
一言でまとめるよ
まぁ「サブネット」って単語が出てきたら「1つの大きなネットワークを分割して作った小さいネットワークなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「sub(サブ)」という接頭辞が付くと「~の下」や「副~」的な意味になります。
「net(ネット)」は今回は「network(ネットワーク)」の略です。
「network(ネットワーク)」はカタカナで「ネットワーク」で分かりますかね。
「sub」+「net」で
副ネットワーク
みたいなイメージになります。






