多重化
1つの線の中を通すよ
異なる複数の情報を通すよ
実際には1つの線だけど、複数あるっぽく扱えるようにするよ
簡単に書くよ
多重化(読:タジュウカ 英:multiplexing)とは
1つの線をいろんな情報が共同で使えるようにすること。
もう少し正確に書くと
1つの線の中を異なる複数の情報が喧嘩をしないで通れるようにすること
です。
あるいは
実際には1つの線だけど、あたかも複数の線があるかのように扱うためのやり方
と考えても かまいません。
詳しく書くよ
電話を例に見てみましょう。
ピヨ太君のお家の電話機は基地局Aに線1でつながっています。
アクマ君のお家の電話機は基地局Aに線2でつながっています。
基地局Aは基地局Bと線3でつながっています。
ピヨ子さんのお家の電話機は基地局Bに線4でつながっています。
ピヨ太ママのお家の電話機は基地局Aに線5でつながっています。
ピヨ太君がピヨ太ママに電話を掛けたとき、ピヨ太君の声は線1、線3、線5を通ります。
アクマ君がピヨ子さんに電話を掛けたとき、アクマ君の声は線2、線3、線4を通ります。
ここで、線3に注目してください。
ピヨ太君とピヨ太ママのやり取り、アクマ君とピヨ子さんのやり取り、まったく関係ない2つのやり取りが1つの線を通っていますよね。
これを実現する仕組みが「多重化」です。
いろんな奴らが1つの線の中を通りますが、あれやこれやと工夫をすることで中を通る情報を区別できるようにしておくのです。
そうすることで、1つの線を共同で使えます。
あるいは「1つの線を複数あるかのように扱うためのやり方」と解釈しても かまいません。
先の例で言えば、線3は1本の線ですが、ピヨ太君とピヨ太ママをつなぐ線、及びアクマ君とピヨ子さんをつなぐ線が中に入っている気分になれますよね。
実際には1つの線ですが、その中に情報Aの使う線も通っていれば情報Bの使う線も通っているイメージです。
なお、多重化のやり方には
・周波数分割多重化(FDM)
・時分割多重化(TDM)
・符号分割多重化(CDM)
などがあります。
他にもいろいろありますけどね。
一番、基本となるのは上記の3つでしょう。
また、多重化においては複数の線を通ってきた信号が1つの線の中を通れるように変身します。
そして、1つの線を通り抜けると元の形に戻ります。
変身解除ですね。
このときの変身用アイテム、複数の信号を入力として受け取り、それをあれやこれやすることで1つの信号にして出力するやつを「マルチプレクサ(MUX)」と言います。
逆に変身解除アイテム、マルチプレクサで1つに束ねた信号を元の形に戻すやつは「デマルチプレクサ(DEMUX)」です。
余裕があれば併せて覚えてあげてください。
一言でまとめるよ
まぁ「多重化」って単語が出てきたら「1つの線を、いろんな情報が共同で使えるようにするんだな~」と お考えください。






