プロフィットシェア
契約形態だよ
儲けが分配される代わりに、作業をタダでやったり安くやることになるよ
利益を分配するのが「プロフィットシェア」で、収益を分配するのが「レベニューシェア」らしいよ
実際の中身は契約内容次第だよ
簡単に書くよ
プロフィットシェア(英:profit share)とは
「儲かったら山分けするから安くして!」な契約形態のこと。
もう少し具体的に書くと
「その作ってもらったシステムなりサービスなりで得た利益の一部をあなたに分けるから、その分、初期費用を安くしてよ!(もしくはタダでやってよ!)」な契約形態のこと
です。
詳しく書くよ
別にIT用語というわけでも ないですけどね。
IT業界でもたまに出てくる契約形態です。
「将来的にはフリーランスでやりたいな~」とか思っている人は覚えてあげてください。
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・収益
・費用
・利益
・レベニューシェア
について説明します。
特にレベニューシェアについてはガッツリ説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
商売をしていると、お金が動きます。
このお金は
1.入ってくるお金
2.出ていくお金
の2つに分けられます。
この2つのうち
1.入ってくるお金
をカッコ付けて言った表現が「収益」です。
また
2.出ていくお金
をカッコ付けて言った表現が「費用」です。
利益は「収益から費用を引いた金額(収入から支出を引いた金額)」です。
いくら儲けたかを表す数字です。
レベニューシェアは「儲かったら山分けするから、安くやって!(タダでやって!)」な契約形態です。
そのビジネスで得た収益が分配される代わりに、実作業を安く(もしくはタダで)やることになる契約形態です。
例えば、そうですね。
ピヨ子さんはケーキ屋さんをやっています。
ピヨ子さんは試行錯誤して「冷凍しても味が落ちないケーキ」を作りました。
このケーキをインターネット通販で売る予定です。
とはいえ、ピヨ子さんにはオンラインショップ(インターネット上のお店)を用意する技術も知識もありません。
そこでピヨ太君に依頼することにしました。
ピヨ太君は、こう見えてもプロフェッショナルです。
タダ働きはしません。
「やっても良いけど、お金がかかるよ」と言いました。
ピヨ子さんは困りました。
先立つものがありません。
そこで「お金がないからタダでやってくれないかしら。その代わり、オンラインショップでケーキが売れる度に1個につき10円払うわ」と交渉しました。
ふむ、なるほど。
ピヨ太君は考えます。
もしもケーキが売れなかったら、ピヨ太君はタダ働きです。
ですが、10個売れたら100円もらえます。
100個売れたら1,000円です。
万が一100万個売れたら1,000万円になるわけです。
ピヨ子さんのケーキが売れれば売れるほど、ピヨ太君の懐に入るお金も多くなります。
夢が膨らみますね。
ピヨ太君は何気にピヨ子さんのビジネスセンスを信頼しています。
「タダで作業をする代わりに、ケーキが1個売れる度に10円もらう」条件で契約しました。
この契約は、ピヨ子さんの方も助かります。
お金がないのにオンラインショップを用意できるからです。
ケーキが1個売れる度に10円払うことにはなりますが、その10円はケーキが売れた代金から支払えます。
つまり、赤字になる心配がありません。
どちらも満足です。
2人はグヘグヘ笑っています。
この話においてピヨ太君とピヨ子さんの間で交わされた「タダで作業をする代わりに、ケーキが1個売れる度に10円もらう」契約がレベニューシェアです。
レベニューシェアの、お仕事を依頼する側のメリットは
初期費用を抑えられる
ことです。
「儲かったら山分けするから、安くしてよ」ですからね。
さらに
赤字になる心配が少ない
というメリットもあります。
「儲かったら山分け」なので、儲からなければ、お金は出ていかないからです。
お仕事を請ける側のメリットは
夢を見られる
ことです。
そのビジネスが儲かれば儲かるほど、自分の懐に入ってくる金額も大きくなります。
やる気が出ますね。
ただし、デメリットもあります。
レベニューシェアの、お仕事を依頼する側のデメリットは
儲かれば儲かるほど支払い額が大きくなる
ことです。
「儲かったら山分けするから、安くしてよ」ですからね。
あとは
お仕事を請けた側がゴチャゴチャ言ってくる
というデメリットも考えられます。
儲かり具合で支払い額が決まりますからね。
一蓮托生なので、お仕事を請けた側も「あーした方が良い」「こーした方が良い」と口を出したくなるでしょう。
お仕事を請ける側のデメリットは
タダ働きになるかもしれない
ことです。
「儲かったら山分け」なので、儲からなければ、お金は入ってきません。
あとは、お仕事を依頼する側と受ける側の双方に共通するデメリットとして
揉めやすい
というのが挙げられるでしょう。
レベニューシェアは「お仕事の依頼」というよりは「ビジネスへのお誘い」に近い契約形態です。
収益の分配率、作業の分担、意思決定のルートなどなど、お互いが損した気分にならないために取り決めておくべきことは、たくさんあります。
そこら辺の手を抜くと、信頼関係が壊れてケンカになったりします。
以上を踏まえて、本題に入ります。
レベニューシェアの説明で「儲け」という表現を使いましたが、実際には「売上(収益)」を分配する契約を指すらしいです。
それでは「利益」を分配する契約は何と呼ぶのでしょうか?
そうです。
レベニューシェアの利益版である
そのビジネスで得た「利益」が分配される代わりに、実作業を安く(もしくはタダで)やることになる契約形態
が「プロフィットシェア」です。
利益は収益から費用を引いたやつです。
あらかじめ何が費用に該当するかを決めておかないと揉めそうですね。
ちなみに、英単語の「revenue(レベニュー)」の意味は「収益」です。
「profit(プロフィット)」の意味は「利益」です。
ついでに「share(シェア)」の意味は「共有」です。
単語の意味を素直に捉えれば
レベニューシェア(revenue share):「収益」を「共有」(する契約)
プロフィットシェア(profit share):「利益」を「共有」(する契約)
となります。
とはいえ、レベニューシェアにしろ、プロフィットシェアにしろ、実際の中身は
契約内容次第
です。
酷い場合は「こっちが儲かったときだけ支払いするから」の意図で「レベニューシェア」や「プロフィットシェア」という表現を使っていることもあります。
当たり前の話ではありますが「レベニューシェア」や「プロフィットシェア」といった単語に惑わされず
(契約する前に)契約内容をガッツリ確認する
ように意識してあげてください。
繰り返しになりますが、レベニューシェアにしろ、プロフィットシェアにしろ、実際の中身は
契約内容次第
です。
一言でまとめるよ
まぁ「プロフィットシェア」って単語が出てきたら「『儲けを分配するから安くして(タダでやって)』な契約形態なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「profit(プロフィット)」の意味は「利益」とか「もうけ」とか「利潤」とかです。
「share(シェア)」の意味は「共有する」とかです。
何となく くっつけると
利益を共有する
となります。






