Vol.18 【実録スケジュール】土地探しから15ヶ月で完遂。BESSワンダーデバイス完成までの全記録
こんにちは、ビーヅクリです。
前々回は、完成の喜びをただただ書き殴るという読者の皆様には全くメリットのない「感情垂れ流し回」。そして前回は、引越しの地獄を嘆いて読者に同情を乞う回にお付き合いいただき、ありがとうございました。
今回は、その罪滅ぼしです(笑)
これまで私の「メンパ(メンタルパフォーマンス)最適化」というマインドセットや、「変態的な間取りのこだわり」を中心にお伝えしてきましたが、今回は打って変わって「超・実戦的」なデータを紹介します。特に次の方は必見です。
BESSの家づくりを検討している方
BESSと契約寸前の方
マイホーム(注文住宅)を検討している方
地方への移住を考えている方
「注文住宅って、一体どういうスケジュールとお金の動きで進むの?」
今回の記事は、そんな不安を抱える皆様がスケジュール感を正確に把握し、より解像度の高い計画を立てるために、絶対に参考になるはずです。 いや、絶対に価値があります! なかなかここまでリアルで生々しい、解像度の高いスケジュール記事は見たことありませんから(強気)。
……いや、あるか(笑)。 (※あくまでビーヅクリ調べです)
私の家づくりは、土地探しの時点から「ゴール(新生活スタート)から逆算する」という、プラントエンジニアとしての本業スキルをフル活用し、その道筋通りにプロジェクトを進めてきました。 地方移住を思いつき、「土地探しから完成まで15ヶ月」というのは、かなりスピーディに爆走した方だと思います。これも私の人生戦略(プロジェクトマネジメント)の一環です。
分かりやすく、私と同様に「年度初めの4月から新生活をスタートさせる(ゴール地点)」と想定して、1ヶ月目から時系列で見ていきましょう。今回は私の全記録(長い道のり)も含まれます。
■ 第1フェーズ:運命の歯車と、現金の壁(決断と土地確保)
【1ヶ月目】 2025年1月:BESSとの出会い 「これからの人生、このままでいいのか?」という人生戦略の再構築から、移住を決意。そんな中、妻の「BESSのLOGWAYに行ってみよう」という提案から、すべてがスタートしました。 と同時に、怒涛の土地探しが幕を開けます。 BESS柏、BESS川口、BESSつくばの3箇所を見て回りました。どれもBESSの世界観に圧倒され、想像を膨らませ、ただただよだれを垂らす日々でした(笑)。
【2ヶ月目】 2025年2月:BESSパートナー決め 人生戦略の拠点である移住先をつくばエリアに定め、「BESSつくば」に本格的に家づくりをスタートさせたいと申し入れ。BESS LOGWAYクラブに入会し、自分でも土地を探しながら、BESSの担当者さんにも適合する土地がないか調査を手伝ってもらいました。 日々、ホームズやスーモと睨めっこ。気になった土地があればすぐに見に行くといった流れです。個人的には「新生活を4月に始めたい」という明確なデッドラインがあったため、やや焦り気味の時期でもありました。
【3ヶ月目】 2025年3月:運命の土地契約と「資金の罠」 毎晩スーモを徘徊し、実際に10ヶ所以上の土地を回り、自分の足で見つけた土地に運命を感じて契約!
💡ビーヅクリのリアル:ここからが「注文住宅のお金のリアル」です。 土地の契約には、申込金(手付金)として現金100万円を即座に振り込む必要がありました。家づくりには、咄嗟に動かせる「弾薬(現金)」の準備が必須だと痛感した瞬間です。
つくばエリアの土地は思った以上に高く、ここで綿密な資金計画に直面しました。 建売住宅やマンションと違い、注文住宅の場合は「土地を購入して、それから建物を建てる」という流れになります。 通常、住宅ローンというのは「建物が完成して引き渡される時」に一括で融資されるのが基本です。しかし、土地の購入代金は先に一括で振り込まなければなりませんし、BESS(ハウスメーカー)との契約時や着工時にも、数百万単位の「出来高(中間金)」の振込が必要になります。
つまり、通常の住宅ローンでは「つなぎの資金」がショートしてしまうのです。 ここで私は、中間金を先に融資してくれる「先行融資」に対応している銀行を選定し、資金繰りのパズルを解き明かす必要がありました。
ちなみに私は住宅ローンには変動金利を選択しています。
■ 第2フェーズ:脳みそフル回転の泥沼(仕様決定と申請)
ここからが、本業から帰宅後、深夜のリビングで一人パソコンと睨み合った「意思決定」の連続です。
【4ヶ月目】 2025年4月:BESS契約&建物詳細仕様決め 契約時金の支払い。契約した土地のどこに建物を配置するか(ゾーニング)、どの方角を向かせるかを検討し、間取り、建具、仕様を練り始めます。私の至上命題である「徹底的なメンパ(心の余裕)向上のための動線作り」のスタートです。 そして、市街化調整区域という壁に挑むための「開発許可申請書類」の作成と、役所協議が始まりました。
【5ヶ月目】 2025年5月:開発許可申請 引き続き、建物詳細仕様の詰め。建物の大枠の内容を確定させ(照明やカーテンなどは後回し)、いよいよ役所へ開発許可申請を出します。
【6ヶ月目】 2025年6月:地盤調査・基礎仕様決め 地盤調査が入り、基礎の仕様が決定。付帯設備も決めていきます。ここでようやく、役所から無事に「開発許可」が降りました。
【7〜8ヶ月目】 2025年7月〜8月:電気配線・照明打ち合わせ 家づくりにおける最大のパズル、「電気配線・コンセント位置・照明器具」の打ち合わせ。さらに、細かな仕様変更を繰り返します。
💡ビーヅクリのリアル: メンパを最大化するため、「水回りの窓の全削除」や「エアコンの吹き抜け上空配置」など、私の変態的ロジックが最高潮に爆発していたのはこの時期です。
【9ヶ月目】 2025年9月:仕様最終決定・建築確認申請 ついに仕様が最終決定し、「建築確認申請」を提出。ここまでが、変更が効くリミットです。
💡エンジニアのハック(土留めと残土の再利用): ここで困ったことに、購入した土地が草ぼうぼうで、2mくらいの高さまで育ったちょっとした密林になっていました(笑)。 私はこのタイミングで「土留め工事(敷地の土が崩れないようにする壁)」を開始し、同時に雑草を刈ってもらいました。 なぜ建築前にやったのか? それは、建築しやすい環境づくり(土留めがあることで重機が入りやすく、土地の有効面積が大きくなる)のためです。さらに、基礎工事で掘った土(残土)を、そのまま土留めの裏込めとして再利用するよう指示しました。 通常、残土の処分には多額の運搬・処分費用がかかります。しかし、この順番をコントロールすることで残土処分費を浮かせ、数十万円単位のコストダウンに成功しました。エンジニアの機転が効いた瞬間です。土留めが必要な土地を購入した場合は、絶対に建築前に先行してやったほうが良いです。詳細は下記を参照ください。
■ 第3フェーズ:大地に杭が打たれる(着工〜上棟)
【10ヶ月目】 2025年10月:建築工事スタート 地鎮祭を執り行い、近所への工事挨拶。 先行して行った土留め工事も完了し、いよいよ建築着工! 基礎が完成します。
💡ビーヅクリのリアル: 仕様決定のリミットは過ぎていましたが、現場を見て立体を把握すると「やっぱり必要!」と思うことが出てきます。「屋外の水栓変更」「デッキ下土間のコンクリート追加」「ニッチの追加」「室内干し用の下地追加」に加えて、「蓄電池用の基礎」や「階段下の収納スペースの確保」など、現場での最終の微調整をねじ込みました(無茶振りに応えてくれたBESSの担当者さんと大工さん、本当にありがとう)。
【11ヶ月目】 2025年11月:上棟(棟上げ) 上棟式が完了し、本格的な建築工事へ。外部足場が組まれ、屋根工事が進みます。平面の図面だったものが巨大な立体になっていく姿は、何度見ても感動します。
■ 第4フェーズ:ハコが完成し「レベル0」へ(内装〜引越し)
【12ヶ月目】 2025年12月:外装・内部配線 引き続き建築工事。外壁が貼られ、壁の中に隠れる内部配線が張り巡らされます。
【13ヶ月目】 2026年1月:内装・仕上げ いよいよ内装工事と仕上げ作業。家の中が「生活空間」としての顔を見せ始めます。
【14ヶ月目】 2026年2月:竣工・引き渡し 最終仕上げ、内部の最終塗装、清掃、美装が入り……ついに竣工! 1年3ヶ月の死闘の末、我が家の「ハコ」が完成しました。
ここで引き渡しと同時に、最終金(残金)の振り込みです。最初のほうで説明したように、私の場合は着工前に「先行融資」してくれる銀行を選んでいたため、この巨大な資金移動も無事にクリアすることができました。
【15ヶ月目】 2026年3月:新生活のスタート 引越し準備、新規家電の搬入、そして「外構工事」のスタート。 引き渡された家に、カップボードを自力で据え付け、内部のDIYを開始。 前回書き殴ったように、異常な量の不用品の廃棄と、段ボール詰めの徹夜作業は、もう2度とやりたくないですね。
そして月末、ついに引越しが無事に終わり、今に至ります。 1ヶ月目に展示場(Logway)で垂らしていたよだれが、今は自分のリビングで垂らせるようになりました(笑)。 今のBESSのワンダーデバイスでの暮らしには、非常に満足しています。
■ まとめ:人生のクリティカルパスを見極めろ
いかがでしたでしょうか? これが、私の15ヶ月間の全記録です。
家づくりは、「次は何を決めなければならないか」というクリティカルパス(計画を最短で完了させるための最重要経路)を常に意識することが重要です。 土地が決まらなければ建物は配置できないし、間取りが決まらなければコンセントの位置は決まりません。
「持ち帰って考えます」を繰り返すと、あっという間にスケジュールは遅れます。 だからこそ、事前に自分の「判断軸(何を残し、何を捨てるか)」を明確にしておくことが、スピードと納得感を両立させる最大の武器になります。
私の場合は、とにかくリミット(期限)を決めること。 そして、それに絶対に間に合わせようとすること。私は放っておくとすぐに自分に甘えてしまう人間なので、「4月には新生活をスタートさせる」という期限を作り、強制的に意思決定しなければならない仕組みを作りました。ゴールから逆算したからこそ、何とか間に合わせることが出来たのだと思います。
これから家づくりを始める方。移住を考えている方。人生に悩まれている方。 今まさに、図面と睨み合って苦しんでいる方。 このリアルなスケジュールが、皆様の「人生戦略」の道標になれば幸いです。
でもなんだかんだで、詳細はまだ語れませんが、「資金のやり繰り」は本当に大変でした。 普段から仕事で数十億という大きなお金は動かしているつもりでしたが、いざ「自分のお金」となると、ビビり散らかして決断ができない(笑)。そんな、胃が痛くなるようなスリリングな生活も、今となっては楽しかったです。
あなたの家づくりは、今どの月(フェーズ)にいますか? 「ここで躓いている!」「これってどうやって決めたの?」といった疑問があれば、ぜひコメント欄で教えてください!私の経験で答えられることは全力で回答します。
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それではまた次回!

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