なぜ、成長する会社ほど、自社の「強み」とともに「弱み」もあえて先に開示するのか?
こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
新規顧客に対して、自社についてどのような話をしますか?
できるだけ自社についていいイメージを持ってもらおうと、自社のいい面、強みばかりをアピールする人や企業が多いのではないでしょうか?
ただ、「シン・華僑」の成功哲学を学んで以来、国内外で次々とビジネスを成功に導いている日本人実業家の新井亨さんによると、成長する会社、中長期的に成功している会社は、「強み」とともに「弱み」もあえて先に開示すると言います。
その理由と狙いは何なのか?
新井さんは、新刊『日本人だけが知らないシン・華僑の教え』の中で、なぜ、成長する会社は、自社の「強み」とともに「弱み」もあえて先に開示するのか、について詳しく解説しています。今回、同書の該当箇所を一部編集して全文公開します。

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ビジネスで求められる「自己分析力」と「誠実な情報開示」
華僑はビジネスの世界で成功するためには、自分自身の立ち位置を正しく理解し、強みと弱みを客観的に把握する「自己分析力」を持ち合わせています。
彼らは常に、自分の会社の規模、業務内容、提供できるサービス、財務状況、競争優位性などを正確に把握し、どの分野で競争力があり、どの分野では未熟なのかを冷静に分析しています。
そして、華僑の成功の根幹にあるのは、「誠実な情報開示」です。
ビジネスを長期的に成長させるために、メリットだけをアピールするのではなく、デメリットも率直に伝えることにあります、弱みもあえて先に伝えることでパートナー企業との信頼関係を構築していきます。
あなたは、クライアントへの提案書で自社の強みばかりを前面に押し出してつくっていませんか?
華僑の経営者たちは、デメリットの開示を徹底しています。
なぜなら、ビジネスを長期的な視点でとらえたとき、最初に隠されていたデメリットがあとから発覚すれば、信頼関係が崩れてしまうからです。
「自分の立ち位置」を正確に把握しているから強い
多くの企業経営者やビジネスパーソンは、自分の会社の強みをアピールすることに注力しますが、華僑の経営者たちは、「自分が今どのステージにいるのか? どこが弱いのか?」を冷静に見極めることを最優先にしています。
◉会社の規模や従業員は何名いる会社なのか?
◉現在の市場シェアや競合と比較して何が強みで、何が弱みか?
◉今後どのように成長し、どのステージを目指しているのか?
ビジネスのステージを上げるには何が必要かを戦略的に考えて、成長プロセスを冷静に見極めたうえで、適切なタイミングで事業拡大を仕掛けていきます。
そのときは、華僑系企業は自社の強みとともに、弱みも開示します。
「当社は貴社に対して、このような価値を提供できます」(メリット)
「しかし、当社にはこのような弱点もあります」(デメリット)
「この弱点(デメリット)を許容してくれるなら、全力で貢献いたします」
華僑のビジネススタイルでは、最初からリスクやデメリットも開示することで、相手に「信頼できるパートナーである」と思ってもらうことを重要視します。
長期的な関係構築のために「誠実さ」を最優先する
ビジネスは、一度の取引だけで終わるものではありません。むしろ、成功する企業は、「長期的に良好なパートナーシップを築く」ことを目指します。もしデメリットを隠したまま取引を始めると、あとからその問題が発覚したときに信頼を失い、取引が続かなくなる可能性が高いからです。
「これは私たちの強みですが、ここには課題があります」
「こういう点では競争力がありますが、ここはまだ発展途上です」
「我々のリソースでは補えない部分があるので、御社と協力したい」
こうした「誠実な情報開示」が、長期的な信頼関係を築くうえで必要不可欠であり、華僑は金融機関にも同じように弱みも話します。日本では不都合なことはあえて伝えないのが原則ですが、華僑はすべてを話すから信頼をされるとも言えます。
※弱みも見せる、上手な自己開示方法についても、書籍『日本人だけが知らないシン・華僑の教え』で詳しく解説しています。気になる方は同書で実際にご確認ください。
〈著者プロフィール〉
新井 亨(あらい・とおる)
サブスクD2C総研株式会社代表取締役。ARAIインベストメント代表、株式会社Telemarketing One代表取締役。株式会社RAVIPA代表取締役社長。英国ウェールズ大MBA卒業。年商1000億の企業のサポートも行なうサブスク業界の第一人者。中国・北京へ留学し、現地で富裕層向け美容室事業、貿易事業、不動産事業など複数事業を成功へ導く。2024年には東京証券取引所へ新規上場を果たす。サブスク事業やSaas事業のクライアントのマネタイズ実績は累計1000億円以上。本書共著者の鄭剣豪氏と日本AIロボット株式会社を創業し、日本一のサブスクを決めるサブスク大賞2024にて「AIロボットのサブスク」が特別賞を受賞。医療法人理事に就任し、「新宿クリニック」「新宿消化器内科クリニック」「表参道総合クリニック」「クロト薬局」の経営もしている。国内外の華僑ビジネスにも深く精通しており、「華僑経営オンラインスクール」の塾長もしている。
鄭 剣豪(てい・けんごう)
中国人実業家。剣豪集団株式会社会長。一般社団法人日本中国商会(JCCC)会長。日本寧波商会会長。中国寧波市生まれ。神戸大学法学修士。北京大学光華管理学院EMBA。アジア貿易、投資ファンド運営、企業M&A、工業団地開発、文化交流事業、不動産開発管理など多岐に事業を行ない、寧波、香港、北京、東京、大阪、北九州など各地に法人を運営。2014年、に神戸にあるP&Gジャパンの30階建ての本社ビルを買収したことは日本でも大きな話題となった。経営者として活躍するほか、20年間以上日中友好交流活動に力を入れ、両国のマスコミを通じ、日中友好論者として積極的に活動を展開している。
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いかがですか?
私たち日本人が元々持っている強みに加えて、シン・華僑の成功哲学を身につければ、日本の企業やビジネスパーソンは世界最強になれると思えます。
著者の一人である新井さんは、新聞配達をしながら大学に通っていたなか、中国に留学して「シン・華僑の成功哲学」に出会って以来、ビジネスを次々と立ち上げ成功に導いている張本人。その重要エッセンスをわかりやすくまとめてくださいました。
今回ご紹介した新刊『日本人だけが知らないシン・華僑の教え』(新井 亨/鄭 剣豪・著)は、「シン・華僑」が大切にする、新時代ビジネスの成功法則がギュッと詰まった1冊です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。


▼『日本人だけが知らないシン・華僑の教え』の「序章」「目次」を全文公開中。
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