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ヒデサトの入院 その壱

 父との別れの後もヒデサトは毎日元気に暮らしていました。
ニボシの話を読むとしっかりした猫の印象があるかもしれませんが、
ヒデサトはどんくさい猫なのです!

仔猫の頃はコタツに自力で上がれない。コタツ布団にぶら下がったまま
固まっていました。コタツより高さがあるベッドの上には当然上がれないので、雑誌でヒデサト用の階段を作りました。成猫になるに従ってジャンプ力もついてきました。ドアの上の方など高い場所も上がれる様になりました。

お散歩に行くと時々無茶なことをします。屋根程は高さはない庇の上に飛び上がりました。上がる時は勢いがあったんですが、いざ降りようと思って
下を見たら怖くなって動けなくなりました。そこで一曲
♪ヒデサト飛んだ 屋根まで飛んだ 屋根まで飛んで 怖くて鳴いた♪

ヒデサトは毎日リードを付けてお散歩に行きます。雨天決行です!
猫なのに雨天平気です。そしてこっそり「ヒデサト犬疑惑」が
囁かれていました。

この頃になると、ヒデサトのことを「ひでち」と呼んだり、呼び名も増え
猫友達も増えて猫ライフも充実してきました。

 元気に食べて、甘えて、寝る生活のヒデサト。生活も安定して来た5歳の春、事件は起こりました。

3月25日(土)
夜になってヒデサトの様子がおかしい。普段ならつきまとうはずのヒデサトが動かない。毎日一緒にネンネするのに部屋に来ない。
おかしいと思いながらヒデサトを抱っこして部屋に連れてきた。
この日は食欲もあったし、散歩も行った。でも明らかにおかしい……?

3月26日(日)
仕事が休みだったので、ヒデサトを観察してみる。
動かない、今日は散歩も気乗りしないらしい。
ずっと寝てばかりいて、肌寒い季節なのに大好きなコタツにも
入りに来ない。おかしい……

3月27日(月)
朝から起きてこない。ごはんの催促もしない。絶対行ってた散歩も行きたいと言わない。前夜からごはんも食べてないし、尿も出てない。
これは本当にヤバイ……。おかしい……。
見た目に悪いところはないけれど、急いで獣医さんにGO!

診断結果は「黄疸」
この日は点滴とお薬を貰って帰りました。
帰ってからも食べない、お水も飲まない。
黄疸だけど黄色くなっているところはないから軽度なのか?と
勝手に都合良く解釈していました。

翌日点滴に行くことになりました。
元気な子が、動かない、甘えない。そんな姿を見てるのは辛かったです。
ずっと側にいるしか出来ることはなく
「元気出してよ!ヒデサトー!」と叫ぶ様に祈っていました。


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