見出し画像

日興フロッギーとnoteで開催した、「#私のお金の使い道」投稿コンテストの審査結果を発表します!

2025年12月23日から約1ヶ月にわたって開催した、お金との向き合い方について語る「#私のお金の使い道」投稿コンテスト。期間中(12/23-1/22)には、9,186件もの作品をご応募いただきました!気づきや学びにつながるすばらしい作品を投稿いただき、ありがとうございます。

noteでの応募作品一覧は、こちらをご覧ください。

選考の結果、下記のとおり受賞者が決定いたしました。


グランプリ(1作品)

倹約家の夫がどうしても手に入れたかったもの

倹約家の夫と散財家の自分という対照的な夫婦。育休という選択にお金を使うことを決めた過程をつづったyuzuseaさんの作品が、グランプリに選ばれました。2人目のお子さんの妊娠を機に、夫が1年間の育休取得を決意。「時間だけはお金で買えない。家族と過ごす時間を手に入れられるなら」という思いから、収入減を覚悟の上で夫婦での育休を取得。2歳と0歳のお子さんと過ごす何気ない日々のきらめきを、愛情深く描いた作品です。

審査員からも「夫婦で価値観が違うなか、育休取得という選択で意見が一致した点がすばらしい」、「『何のためにお金を貯めているのか』という気づきから、将来の不安のためではなく幸せのために使う決断をしたストーリーに学びがある」、「時間をお金で買ったというロジックが美しく、半径1メートル以内を幸せにする選択が時代のパラダイムシフトを体現している」、「0歳から3歳という貴重な時間に投資する選択の切実さが伝わる」と高く評価されました。

【受賞者コメント】
この度は、すてきな賞をいただき誠にありがとうございます。
賞のことは内緒にして、頑張ってくれている夫に「何か欲しい物ある?」と聞いてみました。しばらく考えた後、「ない」と言いながら娘の残したポテトを美味しそうに頬張っていました。
ちなみに2歳のむすめは「ガチャガチャしたい!」とのこと。彼女が倹約家になるのかはわかりませんが、幸せになるお金の使い道を家族みんなでこれからも考えていきたいです

yuzuseaさん

審査員特別賞(林伸次さん賞:1作品)

次ディズニーに行ったら、あの風船を買おう

息子さんが2歳のころ、ディズニーシーで欲しがった2,000円の風船を買えなかった経験を持つ黒木郁さん。「刹那的なもの」にお金を使うことが苦手だった夫婦が、2年後、息子さんの「光る靴が欲しい」という言葉をきっかけに変化。そのよろこぶ姿を通じて、「欲しがるもの」を与える価値に気づいていく過程が描かれています。

僕自身が、すごく質素で派手な買い物をできない両親に育てられて、そのせいか僕自身がどうも上手なお金の使い方ができない人生を送ってきたので、この黒木郁さんの文章は心をうちました。今、5回目、読み直したのですが、やっぱり泣けました。これからもご家族お幸せに。そしてまた素敵な文章を読ませてください。

林伸次さん

審査員特別賞(大手町のランダムウォーカーさん賞:1作品)

9,800円で買えたのは「音」じゃなくて、来週の自分だった

9,800円のコンサートチケットをきっかけに、お金の使い方を見つめ直した湧水蓮太郎さん。節約を極度に恐れていた湧水さんが、音楽体験を通じて心の余裕を取り戻し、お金の使い道を「守るお金」「回すお金」「育てるお金」の3つに整理。日常の些細な出来事から、お金との向き合い方を変えていく過程が丁寧に描かれた作品です。

私の参考作品と最も視点が近い作品というのが選出の決め手です。9,800円のコンサートという一度の出費から「守る・回す・育てる」という再現可能な判断軸を導き出しており、読み手が自分のお金の使い方を見直す起点になる力のある作品だと感じました。

大手町のランダムウォーカーさん

企業賞(2作品)

6歳児の、粋なお財布事情。

お金が大好きな6歳の娘さんが、自分のお小遣いで湿潤療法タイプの絆創膏を買い、常に持ち歩くようになったエピソードをつづったニッキカキタイさん。ある日、ケガをした友達に大切な絆創膏を迷わず2枚差し出した娘さん。損得を超えた「粋なお金の使い道」を通じて、子どもの成長を感じる温かな作品です。

6歳の娘さんのお金への執着を、否定せずに笑いに変えているので、終始楽しく読めました。言葉選びのセンスも抜群!絆創膏のエピソードでは、お金=執着からお金=思いやりへとテーマが自然につながり、読後にじんわり温かい気持ちになりました。「ただの金持ちにはならない」という一文も、親としてのまなざしが感じられました。

日興フロッギー note担当

キャッシュも信用もない26歳が、一泊8万円の宿を自分で創った話

仲間とのDIYで、ボロボロの古民家を一泊8万円の宿に変えたKenさん。関東の自治体すべてに電話して見つけた築150年の物件を2年かけて改修。工事費約2,000万円を削減しながらも、照明や家具、サウナには集中的に投資したそう。趣味がビジネスになる別ルートを示した夢のある内容です。

仲間とのDIYという“ただの趣味”が、一泊8万円の宿に変わっていく過程がとにかく面白いです。お金がないから諦めるのではなく、工事費は徹底的に削って、体験の核になる部分にはしっかり投資する。メリハリのあるお金の使い方で、合理的じゃないと笑いながらも、好きだから動き続けた結果、きちんとビジネスになっているのが最高です。

日興フロッギー note担当

入賞(5作品)

各審査員からの総評

林伸次さん

僕、1969年生まれでギリギリバブルを経験していまして、ずっとキリギリスみたいな人生を送ってきたんです。でも最近ほんと遅ればせながらNISAを始めたし、投資も計画していまして、毎日お金の回し方のことばかり考えてるんです。さて今回たくさんの投稿を読んで、若い人たちはみんなお金の回し方のことをちゃんと考えてるんだなあ、未来は大丈夫って感じました。これからも良いお金の使い方で世界を良くしましょう。

大手町のランダムウォーカーさん

私自身、noteの審査員は今回が初めてで大変貴重な経験をさせていただきました。お金の使い方という正解のないテーマで優劣をつけるというのは想像以上に悩ましく、それだけに自分自身の価値観を問い直す時間にもなりました。普段は手に取らない分野の記事に数多く触れられたことも、審査員ならではの収穫です。応募いただいた皆様に感謝いたします。

審査会の様子をうつした写真
審査会の様子

コンテストを振り返って

以下、日興フロッギー編集部からのコメントです。

お金の使い道を通して、その人の人生や価値観、愛情まで知ることができる作品ばかりでした。幸せな時間や夢を実現するために、お金の使い道を決断するまでの葛藤や、実際に使って手に入れたもの、そこから生まれた感情――それぞれのストーリーにとても共感しました。日興フロッギーも、改めてお金の大切さを伝えていきたいと思います。

SMBC日興証券

議論の中で、受賞作は日興フロッギーからのメッセージであるべき、という話があった。育休という形で、二度とない家族との親密な時間をお金のチカラで守ったグランプリ作は今の時代感に相応しいものだった。お金を通じて語られた、それぞれの人生のストーリーひとつひとつに拍手を送りたい。

大八木翼さん(SIX/Executive Creative Director)

自分自身は、目先の自分の機嫌を取るような刹那的なお金の使い方をしてきました。ですがみなさんの言葉を通して、お金を使うことは「自分の未来をちゃんと信じてあげること」なんだと気づかされました。今日からもっと、るんるんしていられるようにお金を意識して何かに変えていこうと思います。

土家啓延さん(SIX/アートディレクター)

「賢い」お金の使い道には、万人にとっての正解らしきものがあれど、今回出会えた「豊かな」使い道は、どれもオリジナルで、その人の人生そのもので、たくさんの刺激と気づきをいただきました。…お金を無自覚に使わないようにしたいと思います。

藤平達之さん(SIX/クリエイティブディレクター)

お金を何に使うか、使わないかを見つめ直す過程で、無意識に抱えていた価値観や抑圧から解放されていく姿が丁寧に描かれている作品が多く印象的でした。お金は選択肢を広げる一方で思考を縛る装置にもなる。その制約と向き合うことが自分自身を理解する契機になるのだと改めて感じました。

柿内芳文さん(株式会社ストーク/STOKE代表)

どのnoteも、一次体験に基づく「生きたお金の学び」でした。 AIで正論が手に入る時代、独自の軌跡こそが価値を持ちます。 良い学びエッセイの本質は、スタートとゴールの「私」のジャンプ力。 変化の幅が鮮やかな作品が多く、その追体験をするのが非常に楽しかったです。

深津貴之さん(note株式会社/CXO)

・・・

投稿期間は終了しましたが、お金との向き合い方について、あらためて考えるきっかけになれればと思います。

ほかの投稿作品についても、以下よりぜひご覧ください。