vol.10|J.CHAPELの物語 「キリストにあってひとつとなる」
J.CHAPELが始まるまでの歩みの中
みことばがどのように道を照らしてきたのかを
J.CHAPELの物語としてシリーズでお分かちしたいと思います。
ここに記しているのは、出来事の記録ではありません。
その時々に与えられ、私たちを導いてきた
みことばの意味をたどる、静かな物語です。
<これまでの物語>
・vol.0:J.CHAPELの物語 「みことばに導かれて歩む道」
・vol.1:J.CHAPELの物語 「空の星を見上げなさい。」
・vol.2|J.CHAPELの物語 「天幕を広げよ」
・vol.3|J.CHAPELの物語 「契約は動かない」
・vol.4|J.CHAPELの物語 「すべては主の賛美の中にある」
・vol.5|J.CHAPELの物語 「杖を高く掲げなさい」
・vol.6|J.CHAPELの物語 「主は来られる。王となられる。」
・vol.7|J.CHAPELの物語 「吠えたける獅子の勝利の声」
・vol.8|J.CHAPELの物語 「涙の種から、喜びの束へ」
・vol.9|J.CHAPELの物語 「主が建てられるのでなければ」
10. キリストにあってひとつとなる
ONE HEART, ONE BRIDE
― 1人のキリストの花嫁として ―
聖書は、
回復の物語の終わりを、
「それぞれが強くなること」や
「ばらばらの歩みが並ぶこと」
としては描いていません。
その完成のかたちは、
キリストにあって、一つとされることです。
キリストは、
隔てられていた二つのものを一つとし、
その間にあった壁を打ち壊されました。
それは、二つのものを、
ご自身のうちにあって、
一人の新しい人として創り出すためでした。
さらにキリストは、十字架を通して、
両者を一つのからだとして神と和解させ、
敵意そのものを、
十字架によって終わらせてくださいました。
― エペソ人への手紙2章 ―
ここで語られている一致は、
努力によって作り上げる一致ではありません。
意見を揃えることでも、
違いを消し去ることでもありません。
十字架によって、すでに成し遂げられた一致です。
私たちは、
異なる背景を持ち、
異なる歩みをしてきました。
それでも、
同じ主に贖われ、
同じ十字架のもとに集められています。
中心にあるのは、
私たち自身ではありません。
十字架にかかり、
よみがえられた
イエス・キリストご自身です。
教会は、
完成された集まりではありません。
しかし、
キリストの愛によって結ばれ、
主の真実によって整えられながら、
一人の花嫁として備えられていく群れです。
それぞれが主の前に立ち、
悔い改めと恵みの中を歩みながら、
ひとつの心で主を礼拝する民とされていく。
この歩みもまた、
人の力による一致ではなく、
主ご自身がなしてくださる御業です。
ヨハネは、黙示録の中で
その完成の幻をこう語ります。
私は神のもとから、天から、
聖なる都、新しいエルサレムが
降って来るのを見ました。
それは、夫のために整えられた花嫁のように、
用意され、飾られていました。
― ヨハネの黙示録21章 ―
私たちは、
その完成を急ぐことはしません。
主が定められた時と、
主が選ばれる方法に、
静かに身を委ねて歩みます。
約束を与えられ、
回復を経験し、
契約に支えられ、
道を備えられ、
賛美へと導かれ、
勝利を知らされてきたこの旅は、
ここで終わるのではなく、
キリストにあって一つとされる希望の中に、
すべて集められていきます。
ひとつの心(ONE HEART)
ひとりの花嫁(ONE BRIDE)
それが、
聖書が語る回復の完成であり、
私たちが向かっている確かな行き先です。
御国がきますように。
