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【すごい博物館181】青梅鉄道公園:かつて活躍していた13の車両が集結!

鉄道好きにオススメ 青梅観光の一環に


■青梅鉄道公園とは

2026年6月に訪問

東京の中心部から西に約50Km、JR青梅線・青梅駅の北側にある丘陵地に、過去に活躍していた鉄道車両を屋外に保存展示している「青梅鉄道公園」があります。

この施設は、昭和37年(1962年)に、当時の国鉄が鉄道開業80周年の記念事業として、永山公園の隣接地に開設したものです。

施設の老朽化問題があったため、記念館の建て替えなどで約2年半にわたり休園していましたが、令和8年(2026年)にリニューアルオープンが行われ、展示車両も増えて13両となり、劣化予防の屋根も整備されました。

新たなコンセプトは「中央線・青梅線をはじめ鉄道の歴史を伝える学びの場」で、運営は「JR東日本・拝島営業統括センター」が行うようになったのだそうです。

入口前の無料エリアでは、新たに加わった「ED60形式直流電気機関車(昭和38年・1963年製造)」が出迎えてくれましたが、黒部ダムの建設資材輸送などで活躍していたとの解説が付けられていました。

記念館

新たに建て替えられた記念館の入口でチケットを購入し、二次元コードをゲートにかざして入場しました(オンラインチケットを買ってスマートフォンで入場する方法もあるそうです)。

壁面に小さな展示コーナーがあり、信号機や非常停止ボタン、それに「安全の鐘(鉄道業務に使っていたのでしょうか?)」が紹介されていました。

駅や電車に使われていた表示板も少しだけ展示されていましたが、キャプション等は付けられていませんでした。

親子連れが靴を脱いでくつろげるスペースでは、紙に電車の絵を描いてスキャンすると、壁面モニター内で電車が走り出す、「紙アプリ」という演出がなされていました。

この縦型モニターの前に立つと、頭と体の部分に鉄道員の制服が合成され、なりきり写真をスマートフォンにダウンロードできました。

「JR東日本・トレインシミュレーター体験」のコーナーでは、係員のアドバイスに従いながらマスコンを操作し、青梅線の運転体験を行えるようになっていました(20分1000円)。

室内にショップはありませんでしたが、カプセルトイが設けられていて、鉄道関連のピンズやマスコットフィギュアをお土産にできるようでした。

車両展示エリア

車両の展示は、記念館を出て正面に1両、西側の広場に6両、東側の線路に4両、そして奥のピクニック広場に新幹線0系が1両、というレイアウトになっていました。

記念館の出口正面に鎮座していた、昭和6年(1931年)製造の「ED16形式直流電気機関車」は、国産化の基礎を築いた形式だということで、国鉄から「準鉄道記念物」に指定され、平成30年(2018年)には国の重要文化財にも指定されたのだそうです。

西側の広場には、国産の電車3両とSL3両が並べられていましたが、このうち2両の電車がリニューアルにより新たに加わったものでした。

写真左は「クハ201形式電車(昭和56年・1981年製造)」、右は「D51形式テンダ蒸気機関車(昭和15年・1940年製造)」です(テンダとは、長距離を走れるように石炭・水の搭載車を連結していることを示すのだそうです)。

クハ201形式電車は「チョッパ制御」や「電力回生ブレーキ」を採用した省エネ車で、中央線・青梅線で特別快速として活躍していましたが、令和7年(2025年)に廃車となり、この公園にやってきたのだそうです。

一番左の電車は「クモハ40形式電動車(昭和10年・1935年製造)」、中央のSLは「C11形式タンク蒸気機関車(昭和7年・1932年製造)」、その後ろは「E10形式タンク蒸気機関車(昭和22年・1947年製造)」、そして右の電車は「クモハ115形式電車(昭和53年・1978年製造)」です。

クモハ115形式は勾配区間に対応するよう出力向上が図られた電車で、この車両は高崎方面で活躍していましたが、令和7年(2025年)に廃車となり、中央本線の色に塗装したうえでこの公園にやってきたのだそうです。

東側には線路が2本敷かれていて、明治時代にイギリスから輸入されたSL2両と、大正時代に国内で生産されたSL2両が並べられていました。

この公園でもっとも古いのはこちら「5500形式テンダ蒸気機関車」で、明治30年(1897年)にイギリスBeyer Peacock社で製造されたものだそうです。

参考:旧横濱鉄道歴史展示(旧横ギャラリー)

ところで、この場所にはかつて、明治5年(1872年)の鉄道開業に際してイギリスから輸入された「10号機関車」が、胴体を開いて内部構造が分かる状態で置かれていましたが、現在は元の状態に復元されて、横浜市中区の「旧横濱鉄道歴史展示(旧横ギャラリー)」に展示されています。

坂の下にあるピクニック広場には、かつて東海道新幹線で活躍していた「0系22形新幹線電車」があり、車内に入ることもできました。

この車両は昭和44年(1969年)に、翌年の大阪万博に向けて増備のために製造されたものだそうです。

乗務員室の窓から覗き込んでみましたが、残念ながら運転台は死角になっていました。

車内に入ると青とグレーの2x3シートが並んでいて、子供の頃に祖父母の家に行くときに家族で利用した時の風景が思い出され、懐かしい気持ちでいっぱいになりました(駅弁食べてお茶飲んだな~)。

時速220Kmでの安定高速走行を支えた台車部分も、間近に観察することができ、迫力を感じられました。

■まとめ

日本の近代化や高度成長を支えたSLや電車が美しい状態で復元され、リニューアルで屋根が付けられて長期保存の見通しも立ったことから、この公園は鉄道の歴史を長く未来に語り継いでいく重要な役割を担っているのだなと感じました。

なお、最寄り駅のJR青梅駅は、大正13年(1924年)に建てられた歴史的な建築物であり、近隣の商店街も昭和の風情を多く残しているので、鉄道公園からの帰りに足を延ばして、レトロな雰囲気を味わうのもいいと思います。

なお、この記事は展示の解説やホームページ等を参照して記載しました。

<良かった点・いまひとつだった点>

〇車両が美しく復元され屋根による劣化防止対策もなされていた
〇運転台や客車内に入ることができ体験から歴史を学べた
△キャプションや解説が少なく見どころ・特徴が掴みにくかった
△かつてあった踏切・信号等の体験展示がなく寂しさを感じた

■インフォメーション

詳細はホームページ等で確認を

開館日・時間
 水~月曜日(火曜日は休館)
 10:00 - 16:00
料金
 おとな(中学生以上):500円
 小学生:200円
 3歳以上未就学児:100円
アクセス
 JR青梅線の青梅駅 徒歩約15分
住所
 198-0041 東京都青梅市勝沼2丁目155

以上です、ご覧いただきありがとうございました。

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