【Vol.15】AI時代の転職活動|「しあわせ×キャリア」×AI─自分らしい働き方を選ぶために
あなたの「しあわせ×キャリア」を応援!
株式会社KEY ROLE 代表、ウェルビーイング心理教育ナビゲーターの兼吉ともこです。
このマガジンでは、転職支援15年の経験もとに、AIを活用した転職活動について、さまざまな角度からお伝えしてきました。
例えばこんなテーマを扱ってきました。
・AIに職務経歴書を貼り付けても大丈夫なのか。
・AIと対話しながら自己分析をする方法。
・AI活用で内定率が高まるというデータ。
・感情ラベリングを活用した自己理解。
・AI面接という新しい採用の形。
Vol.1からVol.14までを通して見えてきたことがあります。
それは、AIが進化するほど、「自分らしさ」を表現することが大切になっていくということです。
このシリーズで伝えてきたことを、以下の目次に沿ってご紹介します。
AIは、転職活動の心強いパートナー
AIは、転職活動を大きく変えています。
これまで時間がかかっていた作業を効率化し、自分ひとりでは気づけなかった視点を与えてくれる存在です。
私自身も、AIはこれからの時代に欠かせないパートナーになると感じていますし、今後ますます活用する人が増えるでしょう。
一方で、AIと向き合う中で見えてきたこともあります。
それは、AIは、あくまでも、手段ということ。
このシリーズを通じて、AIの活用方法をたくさんお伝えしてきました。
レジュメの作成・ブラッシュアップ(Vol.1・2)
AI時代に価値が高まる力(Vol.3・4)
自分軸と企業軸をつなぐ(Vol.5)
感情から自己分析する(Vol.13)
AI面接に備える(Vol.14)
でも、これらはすべて「手段」です。
大切なのは、AIを使って何を実現したいか。
その答えは、AIの中にはありません。
あなたの内側にあります。
AIは答えをくれる。でも、人生は選んでくれない
AIは、たくさんの選択肢を提示してくれます。
職務経歴書の表現も考えてくれます。
面接の受け答えも提案してくれます。
しかし、
「どんな人生を送りたいか」
「どんな働き方をしたいか」
「何を大切にしたいか」
を決めることはできません。
それは、自分自身にしかできないことだからです。
転職支援の現場で、「条件」を優先に会社を選んだ方から、入社した時の条件と変わってしまった、どうしよう、というご相談を受けることがあります。
例えば、「在宅ワーク」を取り入れている企業に入社しても、現在は、出社に戻す企業が多いのです。
一方で、自分が大切にしたい価値観や想いを理解した上で選択した人は、多少の困難があっても軸がぶれないので、前向きに乗り越えていくことができるのです。
自分の人生を選択するということ
実は私自身も、これまでの人生の中で何度かキャリアの転機を経験してきました。
思うようにいかないこともありましたし、子育てをしながら40代で転職活動をしたこともあります。
その経験を通じて感じたのは、「自分が本当に大切にしたいものはなにか」
を見誤らないことの大切さです。
当時は、仕事と子育ての両立に精一杯で、娘にも大きな負担をかけていたのかもしれません。その頃、娘に吃音の症状が現れたことがありました。
働き方を見直し、家族との時間を増やしていく中で、少しずつ落ち着いていきましたが、完全に改善するまでには数年かかりました。
そんな背景があり、機械メーカーから、人材業界へのキャリアチェンジは、「契約社員」からスタートしたのです。
条件は悪くても、まずは、経験を積むことで必死でした。
でもそのお陰で、その後の起業に繋がっていったのです。
ひとつひとつの選択を丁寧に、納得のいく形で積み重ねることで、自分らしい働き方、生き方という「器」が出来るように感じます。
そうすると、多少の困難が起こっても、軸はぶれなくなるのです。
これらの経験から、転職支援の場でも「どこに転職するか」だけではなく、「その人がどんな人生を生きたいのか」を大切にして、サポートさせていただいています。
「しあわせ×キャリア」とは何か
私が転職支援に携わって15年間、ずっと大切にしてきた視点があります。
「この人は、本当に自分らしく働けているだろうか?」
給与が高くても、肩書きが立派でも、毎朝仕事に行くのが辛い人がいます。一方で、収入は多くなくても、自分の役割を楽しみ、感謝しながら、いきいきと働いている人がいます。
どちらが「しあわせなキャリア」かは、言うまでもありません。
給与や肩書き、企業規模などの外側の条件も大切です。
でも、それだけでは長続きする幸福感にはつながりません。
私が考える「しあわせ×キャリア」とは、
「本来の自分」でいられる生き方・働き方を、自分で選び続けていくこと。
そして、外的な条件にとらわれず、心・身体・社会の調和を大切にしながら、より良い人生を自分自身の手で創り出していくプロセス
だと捉えています。
AI時代だからこそ、問われること
AIが急速に普及する今、転職活動の現場は大きく変わりました。
AIがレジュメを整える
AIが面接官になる
AIが候補者を評価する
こんな時代に、どうすれば「本来の自分」が伝わるのか。
Vol.10の採用担当者35社のアンケートが、その答えを教えてくれました。
業種も規模も違う35社が、共通して言っていたこと。
「最終的には、人物を見ている」
AIがどれだけ進化しても、採用するのは人間です。
そして採用される側も、人間です。
AIに整えられた言葉ではなく、あなたの経験から生まれた言葉。
AIに分析されたスキルではなく、あなたが大切にしてきた価値観。
成功体験だけでなく、失敗も、挑戦も、プロセスも、
汗も、涙も、笑いも含めて「体験」すべてが「あなたらしさ」という宝物なのです。
AIは情報を整理することはできます。
でも、人生を生きることはできません。
だからこそ、あなたの人生の主人公は、あなた自身であることを、伝えたいのです。
「本来の自分」で働くために、今できること
「まず、どうしたら良いの?」と言う方のために、このシリーズを振り返りながら、読者の皆さんへ、問いかけをします。
問い① あなたが一番いきいきしていた仕事の瞬間は、どんな時ですか? (Vol.13の感情ラベリングを使って、思い出してみてください)
問い② あなたが大切にしたい価値観は何ですか? (Vol.5・6を参考に、AIと対話して言語化してみてください)
問い③ あなたはどんな企業文化の中で、力を発揮できますか? (Vol.11のマトリックスを参考に、考えてみてください)
問い④ AIを、どんな距離感で使いたいですか? (Vol.14を参考に、自分なりの答えを持っておいてください)
この4つの問いに、自分なりの答えを持っている人は、AI時代の転職活動でも、きっと自分らしい選択ができると思います。
まずは、ここから、始めてみてくださいね。
このシリーズで伝えたいこと
このマガジンでは、「AIを味方にする転職活動」というテーマで発信を続けてきました。
Vol.1からVol.14まで、一貫して伝えてきたことがあります。
AIは、あなたの言葉を引き出すためのパートナーである。
AIとの対話を通じて、あなた自身の経験・想い・価値観を言語化していく。そのプロセスが、採用担当者に伝わる「人間味」につながります。
「自分には何もない」と感じている方へ。
あなたがこれまで生きてきた時間、積み重ねてきた経験、感じてきた感情、
それらはすべて、あなただけの「キャリア」です。
AIは、あなたの可能性を広げてくれる素晴らしい道具です。
でも、その道具をどう使うかを決めるのは、あなた自身です。
AIの進化、時代の変化は、これからもさらに続きます。
その中で私が願うのは、「本来の自分」でいられる生き方・働き方を、自分自身で選択できる人が増えることです。
AIを味方にしながら、自分らしい人生を創っていく。
このマガジンが、今後も、そのきっかけになれたら嬉しく思います。
あなたのしあわせとチャレンジを、いつも応援しています。
Vol.1〜14もあわせてご覧ください。
【Vol.1】AI時代の転職活動|AIに職務経歴書を貼り付けて大丈夫?入れていい情報・いけない情報
【Vol.2】AI時代の転職活動|AIと対話しながら、自分らしいレジュメをつくる方法
【Vol.3】AI時代の転職活動|AIで仕事はなくなる?データから見えてきた"本当に価値が残る力"
【Vol.4】AI時代の転職活動|世界と日本のデータから、今の転職市場のリアルを知る
【Vol.5】AI時代の転職活動|「自分の軸」と「企業の軸」を、AIと一緒に繋ぐ方法
【Vol.6】AI時代の転職活動|「なんか違う」は、あなたの価値観を教えてくれるサイン
【Vol.7】AI時代の転職活動|「見つけてもらう」転職活動。SNS発信✕AI活用法
【Vol.8】AI時代の転職活動|AIの「幻覚」を知っていますか?転職活動で気をつけたいハルシネーション
【Vol.9】AI時代の転職活動|あなたの経験は、どんな未来に転用できる?
【Vol.10】AI時代の転職活動|採用担当者のリアルな声「AIレジュメをどう見ているのか」
【Vol.11】AI時代の転職活動|AIへの温度感から考える、自分に合う会社の見つけ方
【Vol.12】AI時代の転職活動|AI活用で内定率2倍?データが示す、転職活動の新常識
【Vol.13】AI時代の転職活動|感情から始める自己分析。エピソードが思い出せない人へ
【Vol.14】AI時代の転職活動|AI面接が当たり前になる時代に、あなたはどう備えるか
