「こころ」の整体師|記事紹介
お子さんの不登校や行き渋り、あるいは発達のことで悩んで、出口の見えなさに悩んでいるお父さん、お母さん。
ぜひ読んでほしい文章があります。
綺麗事だけじゃない、泥臭い葛藤もさらけ出してくれる。
でも読んだ後には、心のコリがほぐれて、ポカポカ温まる。
そんな文章を書かれている方です。
筆者のこころ鏡さんは、地方の「ド」がつくほどの田舎にお住まいの専業主婦で、元医療系のお仕事をされていた方。
2人のお子さんは、
ダウン症を持つ中学3年生の娘さん(特別支援学校在籍)
HSC気質のある小学6年生の息子さん(不登校/登校しぶり傾向)
というプロフィール。
不登校対応歴は5年以上!
困難の連続の中で見つけた「気づき」や「親自身の心の整え方」を日々綴られています。
ご本人は、
母である私の心を整えるため
に書いているそうですが、その文章は多くの読者にとっても
こころの整えどころ
になっています。
「ととのえ」ポイントは大きく2つ。
1.ニュートラルな筆致が生む「迫力」
こころ鏡さんの記事の大きな特徴の一つが、
忖度なしの
ニュートラルな筆致
です。
例えば、SNSや子育て本なんかで見る
親が変われば子どもも変わる
という言葉。
頭ではわかっていても難しいじゃないですか。
こういう言葉に対しても、
そりゃ、日本語の意味はわかるけどさ、 それが出来れば苦労しないわー
という感じで、とにかくまず、
等身大の読者目線
に降りてきてくれます。
不登校対応歴5年以上の経験者であり、
ある程度壁を乗り越えた側でありながら、
「私はこうやって乗り越えたのよ」
的なスタンス
が、マジで1ミリも見えない。
どこまでも読者と対等で、立ち位置が至極ニュートラル。
ですので、理想論や「あるべき論」にとどまらず、時には失敗してしまったエピソードがガッツリ描かれていますし、なま臭い心の葛藤もリアルに描写されています。
以下は、かつて「普通」の枠に囚われ、焦り、息子さんに自己否定感を植え付けてしまった過去に関する正直な告白。
5年生を前にした時、私は、そう焦っていたわけではありませんが、
“もう高学年なのだから、 中学を見据えて、学校に戻れる方策をとるのがベストだ”
という考えを強く持っていました。
…
来る日も来る日も、学校に行く前は、毛布にくるまり、行くor行かないの苦しい葛藤タイム。
行こうとするだけで、とても疲れていました。
私も、
“ここまでして学校に行く意味はあるのか”
“それとも、このように葛藤する経験も大事なのか”
と悩みつつしばらくは見守っていました。
…
“普通に囚われるのではなく、 本人に適した環境を整えるのが大事だ!”
“普通に合わせるのではなく、 本人に合わせるのがベストなのだ!”
といった考えに真に行き着くこととなりました。
でも、親が不安や緊張を手放し、「まあいいか」と緩むことで、不思議とお子さんの緊張も解けていく。
“気がついたら この子、なんか不安とか緊張が減って ほどよくゆるんでる!”
…
どうしてかなー、と考えつつ、しばらーく筆が止まっていたのですが、ふと、最近、一年ぶりくらいに会った友達から言われた言葉を思い出しました。
「いやあ、別人かと思うくらい 前向きだし明るくなってるよ!」
と。私のことです。
その結果として、かつては校舎の前で固まっていた息子さんが、今は「まあいいか」と飄々と学校に入れるようになったり、自分で「行く!」と決めて修学旅行に参加したり…。
息子、気がつけば、
・校舎前に大勢の子どもたちがいても
飄々と入っていけるようになった!
「よし!!行くっ!!!」
僕は心を決めたんだ!というように、
車から、弾ける球のように出て行きました。
息子の修学旅行の日の朝の一幕です。
こうしたエピソードの数々が、忖度なしのニュートラルな筆致で描かれているので…
親の心がほぐれ、
その発するオーラが、
温かく柔らかくなった時に変わる
私が口出しをしないことで、
たとえ息子が時間に遅れたとしても、
まあそれは、正しくはないかもしれないけれど、きっと大丈夫。
勉強も、たとえ、学年のペースから遅れているとしても、
それもまあ、良くはないかもしれないけれど、きっと大丈夫。
服装も、気温よりは寒い恰好をして出て行って少しはブルブル震えるかもしれないけれど、それもきっと大丈夫!
「どうして?」と聞かれても困るけれど、そう思うのです。
…といった、
ととのう言葉
の数々に、ものすごい「迫力」があるんです。
言葉にがっつりと体温が乗っている感じがする。
今の時代、「なんかいいこと言ってるな~」って人、いっぱいいるじゃないですか。
ましてや、チャッピーに言えばいくらでも励ましの言葉や「なんか心に刺さりそうな言葉」なんて無限にかけてくれます。
でも、
そこに体温乗ってんのか?
と言えば、乗ってないわけですよ。
チャッピーなんて、どこまでいったって他人の言葉のパッチワークに過ぎない。
困難と格闘して、毎日泥まみれになって、汗をかいてきた人間にしか、この温度感は出せないなと感じます。
2.実践的な「自分満たし術」
かと言って、
重々しい描写ばかりでもない
というのがまた面白いポイント。
登校しぶり・不登校のお子さんの母親ですので、
そんな、すごいことしてるわけでもないのに、1日終わる頃にはどっと精神的に疲労…。
自分の人生を生きている気がしない、
いつも他人に合わせてばかりで、自分で自分のハンドルを握れていない、というのが、
蓄積する疲労の最大の原因なのだろうなあ、と私はいつも思っています。
といった感じで、疲労感が蓄積しやすいこころ鏡さん。
そんな彼女の「自分満たし術」が、とても実践的で素敵。
とにかく「あっ、本当に楽しんで、自分を満たそうとしてるんだな~」というのが伝わってくるのが特徴です。
早朝のひとりドライブ
お天気に恵まれた日が続いたので、4日連続、まだ家族が起きていない早朝にドライブしました。
1日目やってみて、その日1日、見違えるようにハッピーな気分で過ごせたので、それなら!と3日連続、海方面に行き、そこでは、遊歩道を歩いたりして、ほんっとうにリフレッシュ出来ました!
私もたまに、夜一人で電動スクーターに乗って「ヒャッハー!!」と徘徊するので、お気持ちがよくわかります。笑
誰にも迷惑かけずに、10分でハッピーになれていいですよね。
のれんで「閉店ガラガラ」(※AI提案)
口頭で「今は忙しいからあっちに行って」「一人にして」と言うと、どうしても言葉がきつくなり、お子さんが「拒絶された」と感じて傷ついたり、反発したりする原因になります。そこで、のれんの状態を信号代わりにします。
・のれんが下りている時 = 「赤信号」
「お母さんは今、休憩中(または集中モード)です。緊急の用事以外は話しかけないでね」というサイン。
・のれんが上がっている(結んである)時 = 「青信号」
「いつでも話しかけてOK」というサイン。
これはAIが提案してきたそうですが、面白いアイデア。
のれん一つで間仕切りになるのがいいですね。
こっそり一人で回転寿司
不登校気味の我が家の子が2人とも、長い時間、学校に行ってくれている日なんて、1年通して考えても、滅多にないと言ってもいいくらい、今日は貴重な日だ。
ここはたまに、自分へのご褒美的に来るお寿司屋さん。とはいっても、回る方のお寿司屋さんなのだけど。
でもちょっとだけ格式高い雰囲気が感じられる所でもあるのだ。
これも、「私が我慢すれば…」という思い込みを手放し、「私が楽しめば家族も緩む!」的な、楽しむ姿勢が窺える記事。
ドライブの記事といい、とにかく楽しさがストレートに伝わってくる文章たちです。
重ためのテーマが多いだけに、こういった箸休め的な記事が良い意味で彩りになっているんですね。
入門記事3選
さて、そんなこころ鏡さんの世界を探索してみたいという方向けに、ぱっと目につく人気記事ももちろん素敵なのですが、あえて入門記事を3つ勝手に選んでご紹介したいと思います!
①【不登校】「今日は行けそうもない…。」を安心して言える関係に。なぜ?
まずはこれ。こころ鏡さんの、超・ざっくりハイライト的な立ち位置の記事です。
かつては欠席連絡をするのも苦痛で、息子さんの「休みたい」にイライラしていたこころ鏡さん。
でも今は、
「今日は休みたい」と安心して言える
関係こそが大事
だと気づかれたんだとか。
息子は私の前で鎧を着ていない。
安心して“休みたい”と言えている。
このことを喜べるようになった変化に、じんわりと胸があったかくなります。
②ダウン症を持つ子の母になった日。大丈夫!あなたなら出来る! 〜あの日、母になった私へ〜
15年前、ダウン症の告知を受けた日の自分へ宛てた手紙。
不安の渦中にいた過去の自分に、
でもね、大丈夫。
本当に大丈夫なんだよ!
その子はね、とても愛嬌がある子で、不思議と人の心をほぐしてくれるような、魅力的な子に成長するの。
みんな、その子のことが大好きで、
その子は今、ちゃんと、人の温かさと つながりの輪の中で、元気に暮らしているんだよ。
と優しく語りかけます。
冬に食べるおでんのような、あのじわ~っとくるタイプの、染みこむあたたかさを感じます。
③【不登校傾向/居場所】学校にあまり馴染めなくても…。あなたに合う場所、ここにあるよ!
トリはこちら。
こころ鏡さんの記事の中では控えめなスキ数ですが、
真の名作
はこれです。
前半では学校ではない居場所で生き生きと過ごすお子さんの姿を描かれていて、「よかったなあ」と油断していると、後半、急転直下の切なさが待っています。
リアルな体験と、それに心揺さぶられた経験がないと、これは絶対に書けない。没入感がすごい。親ならだれもが切なくなる。
以上、素晴らしい記事の数々をご紹介させていただきました。
ご関心を持たれた方は、ぜひご一読ください!
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