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【あとがき副音声】あの日の行方を #7

双葉社 文芸総合サイト・COLORFULカラフルで連載中のエッセイ、『明日死んでもいい、そう思えるほどに今日を生きたくて。』の最新話が更新となりました。

第7話は、【違う物語の同じ登場人物】。
かつて同じ物語を生きていた友人と20年振りの再会。変わったものと変わらないものの中で、あの日の行方を静かに問い直すお話です。

もしよかったら、コメントやメッセージやSNS等で、感想をお寄せ頂けるととても嬉しいです。

noteでは、連載公開の度にあとがきを残しています。よければ連載を読んで頂いた後、副音声的な気分でこちらも覗いていってみてくださいね。


「違う物語の同じ登場人物」執筆後記

もう何年も話しても会ってもいない友人。きっと誰の人生にもそんな人がいるだろう。その期間が何十年であろうと、古い友人であればあるほど、「今も繋がっている」と感じてしまうのはなぜなのだろう。

数年前に高校の同窓会に参加した時も、例えば当時はろくに喋りもしなかった奴なのに、なぜか話が弾んだりして。それはきっと、自分になる前の自分を知っている誰かに対する、信頼のようなものかも知れない。私が私であることを知ってくれているという、安心感にも似ていて。

ケイコにはずっと会いたかった。何年か前に思い切って、XのDMから元気?とメッセージを送った。何も更新していないからすぐには返信は来ないだろうと思ってはいたけれど、案の定1ヶ月以上経ってから返信が来た。それでその時に、次に日本に帰る時には会いたいよと伝えた。お互い飄々としているところがあるから、実現するかもしれないし、しないかもしれないと思ったが、それはそれでいいとも思った。どこかで必ずまた会う確信だけはあった。

会えてよかった。ケイコが今日も、頑張っていることを知れてよかった。そんな、今日も頑張っているであろう誰かのことを思うだけで、私は強くなれる。

第8話の公開は、4月17日(金)。ぜひ本編もあとがきも、読んで頂けると嬉しいです。


▼連載もくじ

【第1話】名前を生きる | 〈本編〉〈あとがき〉

【第2話】続きのない物語 | 〈本編〉〈あとがき〉

【第3話】モノローグと残響 | 〈本編〉〈あとがき〉

【第4話】日々は儘ならぬ | 〈本編〉〈あとがき〉

【第5話】マヨネーズ入りのスクランブルエッグ | 〈本編〉〈あとがき〉

【第6話】キテンゲと金曜日の午後 | 〈本編〉〈あとがき〉

【第7話】同じ物語の違う登場人物 | 〈本編〉・〈あとがき〉

【第8話】パレスチナの亀 | 〈本編〉〈あとがき〉

【第9話】壊れたミシンと想像的人生の持ち時間 | 〈本編〉〈あとがき〉

【最終話】二十五年目の正直 | 〈本編〉〈あとがき〉




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