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【あとがき副音声】ここからまた、はじめる #最終話

昨年の12月にスタートした、双葉社 文芸総合サイト・COLORFULカラフルでの連載エッセイ、『明日死んでもいい、そう思えるほどに今日を生きたくて。』の最終話が更新となりました。

第10話は、【二十五年目の正直】。
ずっと書くことから逃げてきた私の人生。その歩みを振り返りながら、過去に自分が犯した過ちを引き受けて、もう一度やり直そうとするための手記です。

もしよかったら、コメントやメッセージやSNS等で、感想をお寄せ頂けるととても嬉しいです。

noteでは、連載公開の度にあとがきを残しています。よければ連載を読んで頂いた後、副音声的な気分でこちらも覗いていってみてくださいね。


「二十五年目の正直」執筆後記

あとがきを書く前に、まずは、連載にお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました。約半年間、10話のエッセイ。最終話にも書いた通り、人生で初めて書くことにきちんと向き合った時間でした。自分を顧み、意味を問い、正直に書けたことは、私の財産にもなりました。簡単ではありませんでした。それでもこうして何らかの形で締めくくれたことを今は、嬉しく思っています。

全10話、それからnoteより何篇かと、書き下ろし幾つかをまとめた書籍は、今年の秋に双葉社より刊行予定となっています。noteのものは全面改稿も幾つかあり、新しいエピソードとして読んで頂けるものが多く収録される予定ですので、ぜひ、そちらの続報もお待ちいただけますと幸いです。


さて、あとがき。
前回から大分間が空いてしまい、連載はここで一旦終了して書籍化に進みましょうかと言ってくれた担当者さんに、最後に最終話をきちんと書いて終えたいですとお願いし、書かせて頂いた今回。その時点で何を書くのかはまるで頭になくて、ただ、ちゃんと締めくくれる何かがいいなとは漠然と思っていた。そんな最中、先日一時帰国した際に取材をしていただいた時のこと。

かねてから書いているように、創作大賞受賞に導いてくれたパーソナル編集者というサービス。卒業生となった私ですが、前回の一時帰国に合わせて取材のお話をいただきました。服作りの仕事では何度か取材も受けていますが、書くことへの取材ははじめて。自分がどんなことを話すのかなあ、と楽しみに受けました。

そこで自分の口からぽろっと漏れた「クラウドファンディング」という言葉。何年も口にしていなかったその言葉が出てきたのに、一番驚いていたのは私だったと思う。しまった、と思いながら取材を終え、忘れた頃に届いた原稿を拝読するとそこにもやはりクラウドファンディングの文字。削除してもらおうかと思って、思い止まる。その時に多分私は、向き合わなければならない、と初めて思ったのだと思います。

恥ずかしいとか情けないとか怖いとか、色んな感情が今も湧いています。それでもやっぱり、書けてよかった。その一言に尽きるかもしれません。私には今日しかない。どんなに悔やんでも、私にはここからしかない。


書籍化作業にしばらく忙しくしつつ、書くことを止めないで進んでいきたいと思います。ずっと蓋をしてきた旅をしていた頃の日記や文章、それから写真にも手を伸ばして、何らかの形で発表できるようにしたいと思っています。

書くことは本当に容易ではない。それでも、書くことでしか掴めない自分の欠片が確かにあり、吐き出された自分の言葉に鼓舞された夜がある。だからやっぱり、これからも書いていこうと思います。

半年間、ありがとうございました。


▼連載もくじ

【第1話】名前を生きる | 〈本編〉〈あとがき〉

【第2話】続きのない物語 | 〈本編〉〈あとがき〉

【第3話】モノローグと残響 | 〈本編〉〈あとがき〉

【第4話】日々は儘ならぬ | 〈本編〉〈あとがき〉

【第5話】マヨネーズ入りのスクランブルエッグ | 〈本編〉〈あとがき〉

【第6話】キテンゲと金曜日の午後 | 〈本編〉〈あとがき〉

【第7話】同じ物語の違う登場人物 | 〈本編〉〈あとがき〉

【第8話】パレスチナの亀 | 〈本編〉〈あとがき〉

【第9話】壊れたミシンと想像的人生の持ち時間 | 〈本編〉〈あとがき〉

【最終話】二十五年目の正直 | 〈本編〉・〈あとがき〉


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