「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

pagefile.sys

pointこの用語のポイント

pointWindowsで使われるファイルだよ

pointメモリの内容を一時的にしまっておくよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

pagefile.sysとは

Windowsで使われる、使っていないメモリの内容を一時的にしまっておくためのファイル(スワップファイル)
です。


image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として

メモリ
仮想メモリ
スワップ
スワップファイルページファイルページングファイル


について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。

今回 登場するメモリは「パソコンさんが作業するときに使う机」です。

pagefile.sys

物としては、緑色の長方形に黒い四角が何個かくっついた板です。
パソコンさんが仕事中の内容を記憶させます。

pagefile.sys2

実は、ですね。
プログラムから見たメモリの大きさと実際にコンピュータにくっついているメモリの大きさは違います。

メモリ内のどーでもいい内容をハードディスクに一時的にしまうことで(ハードディスクの一部をメモリっぽく使うことで)、プログラムに対して実際のメモリより大きなメモリがあると錯覚させる技があるのです。

例えば、そうですね。
コンピュータにくっついている実際のメモリが10GBだったとしましょう。

pagefile.sys3

普通に考えたら、同時に動かせるプログラムはメモリ10GB分ですよね?
使うメモリが6GBのプログラムと4GBのプログラムは同時に動かせます。
6GBのプログラムと5GBのプログラムは同時に動かせません。
1GB分、足りないからです。

pagefile.sys4

ところがです。
使うメモリが6GBのプログラムと5GBのプログラムを同時に動かす技があるのです。

まず、使うメモリが6GBのプログラム1を起動します。
そうすると、メモリが6GB分、使われます。

pagefile.sys5

次に、6GBのうち、あまり使わない1GB分をハードディスクにしまってしまいます。
最初はメモリを6GB使っていました。
これを、メモリ5GBとハードディスク1GBに分けるのです。

pagefile.sys6

そうすると、メモリの空いている部分は5GBです。
メモリを5GB使うプログラム2を起動できます。

pagefile.sys7

ところで、プログラム1がハードディスクにしまった1GB分を使いたくなったら、どうしましょうね?
使うときはメモリに持ってこなくては いけません。
ですが、メモリは10GB分、全部 使っている状態です。

そんなときは、プログラム2から1GB分、ハードディスクに移します。
プログラム2はメモリを5GB使っていました。
これを、メモリ4GBとハードディスク1GBに移し替えるのです。

pagefile.sys8

そうすると、メモリには1GB分の空きが できます。
この空いた部分にプログラム1で使う1GBを移します。

pagefile.sys9

このような工夫と譲り合いの精神を発揮できれば素敵です。
実際のメモリが10GBでも合計11GBのメモリを使うプログラムを動かせます。
これは もう「メモリが11GBあるのと一緒」ですね。

実際のメモリは10GBです。
ですが、プログラムさんはメモリを11GB分使っています。
「プログラムから見たメモリは11GBある」と言えるでしょう。

pagefile.sys10

このときの「プログラムさんから見たメモリ」を「仮想メモリ」と言います。
11GBの方ですね。

pagefile.sys11

あと、ついでなので書いておくと、コンピュータにくっついている実際のメモリは「物理メモリ」と言います。
10GBの方です。

pagefile.sys12

また、ここまでに説明した「ハードディスクの一部をメモリっぽく使うことで、実際のメモリより大きなメモリがあると錯覚させる技」を「スワップ」と言います。

メモリを使い切った状態で「もっと~!もっと使いたいの~!」とプログラムさんに言われました。
でも、メモリの空きは ありません。
仕方がないので、メモリの一部をハードディスクに移して、メモリの空きを作ります。
ハードディスクを上手く活用することで、メモリの水増しをしました。

それがスワップです。

さて、スワップの説明において、コンピュータさんはメモリ上の使っていない部分をハードディスクに移しました。

pagefile.sys13

そのときのやり方には

1.メモリの中身をファイルとして保管するやり方
2.メモリの中身をハードディスク内のお部屋パーティションに保管するやり方


の2つがあります。

この2つのやり方のうち

1.メモリの中身をファイルとして保管するやり方

で使われるファイルが「スワップファイル」です。
ページファイル」や「ページングファイル」と呼ばれる場合も あります。

pagefile.sys14

あと、ついでなので書いておくと

2.メモリの中身をハードディスク内のお部屋(パーティション)に保管するやり方

における保管場所は「スワップパーティション」と言います。

pagefile.sys15

ふぃ~、長くなりました。
ここまでの説明で、仮想メモリとスワップ、スワップファイルについては何となく理解できたでしょうか。

理解できたのであれば、ここからは簡単です。
よく分からない人は、頑張って、ここまでの内容を理解してください。

それでは、いよいよ本題です。

Windowsにもスワップの機能が付いています。
それを踏まえて

Windowsで使われるスワップファイル

の名前が「pagefile.sys」です。

pagefile.sys16

「pagefile.sys」はスワップで使われる大事なファイルです。
勝手に削除してはいけません。
逆に言うと、スワップ機能を無効にすれば「pagefile.sys」も勝手にいなくなります。

「pagefile.sys」を消したい人は「pagefile.sys 削除」あたりをキーワードにしてGoogleYahoo!などで検索してみてください。
具体的なやり方が見つかると思います。

なお、Windowsにおいては「スワップ」という表現は、あまり使われていないようです。
私も試しに「pagefile.sys」を削除してみたのですが、そのときにポチポチ操作した機能が「仮想メモリ」という表現になっていました。


image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「pagefile.sys」って単語が出てきたら「メモリの内容を一時的にしまっておくファイルなんだな~」と お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク
書籍画像072
書籍画像056


書籍画像
わわわ説明術コラム
宣伝だよ
「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本【Audible】
「技術書」の読書術 達人が教える選び方・読み方・情報発信&共有のコツとテクニック
サイバー忍者入門 忍者・スパイ・軍隊・ハッカーに学ぶ フルスタック・ハッキング