稼働率
故障しない確率だよ
「動いていた時間÷全体の時間」で求められるよ
簡単に書くよ
稼働率(読:カドウリツ)とは
一定期間内で故障が発生しない確率を何となく数字で表したもの。
もう少し具体的に書くと
「全体の時間」に対する「動いていた時間」の割合
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「平均故障間隔(MTBF)」と「平均復旧時間(MTTR)」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
平均故障間隔(MTBF)は「1回故障してから次に故障するまでの時間(間隔)の平均値」です。
動いていた時間の合計 ÷ 故障回数
の計算式で求められます。
詳細は、用語「平均故障間隔(MTBF)」の説明を ご覧ください。
平均復旧時間(MTTR)は「故障してから再び稼働するまでにかかっている時間の平均値」です。
動いていない時間(修理している時間)の合計 ÷ 故障回数
の計算式で求められます。
詳細は、用語「平均復旧時間(MTTR)」の説明を ご覧ください。
以上を踏まえて
(一定期間内の)故障しない確率
が「稼働率」です。
稼働率は
平均故障間隔 ÷ (平均故障間隔 + 平均復旧時間)
で求められます。
平均故障間隔の計算式は「動いていた時間の合計 ÷ 故障回数」でした。
平均復旧時間の計算式は「動いていない時間の合計 ÷ 故障回数」でした。
よって
平均故障間隔 ÷ (平均故障間隔 + 平均復旧時間)
は
(動いていた時間の合計 ÷ 故障回数) ÷ ((動いていた時間の合計 ÷ 故障回数) + (動いていない時間の合計 ÷ 故障回数))
と書き換えられます。
これを整理すると
動いていた時間の合計 ÷ (動いていた時間の合計 + 動いていない時間の合計)
となります。
つまり
「全体の時間」に対する「動いていた時間」の割合
が稼働率です。
それを踏まえて、具体的な例を見てみましょう。
例えば、そうですね。
ピヨ太君がパソコンの電源をポチッと入れました。
パソコンさんは、お仕事を始めます。
ところがどっこい、パソコンさんは3時間ほど働いたら、ぶっ壊れてしまいました。
これでは困ります。
ピヨ太君は3時間かけて修理しました。
ところがどっこい、6時間後に、また、ぶっ壊れてしまいました。
これでは困ります。
ピヨ太君は修理します。
先ほどの経験が活かされたのでしょう。
今度は1時間で修理できました。
それから7時間ほど動かして、ピヨ太君はパソコンを止めました。
まずは平均故障間隔を求めてみます。
平均故障間隔の計算式は
動いていた時間の合計 ÷ 故障回数
でした。
ピヨ太君のパソコンが動いていた時間は、全部合わせて16時間(3時間 + 6時間 + 7時間)です。
その間に2回、故障しました。
平均故障間隔は
(3時間 + 6時間 + 7時間) ÷ 2回
で
8時間
です。
次に平均復旧時間を求めてみます。
平均復旧時間の計算式は
動いていない時間の合計 ÷ 故障回数
でした。
ピヨ太君のパソコンが動いていない時間は、合計で4時間(3時間 + 1時間)です。
故障回数は2回です。
平均復旧時間は
(3時間 + 1時間) ÷ 2回
で
2時間
です。
これで平均故障間隔と平均復旧時間が分かりました。
いよいよ稼働率の計算です。
稼働率の計算式は
平均故障間隔 ÷ (平均故障間隔 + 平均復旧時間)
でした。
実際の数字を当てはめて計算すると、稼働率は
8時間 ÷ (8時間 + 2時間)
で
0.8
となります。
「平均故障間隔」とか「平均復旧時間」とか書いてあると難しく思えますね。
ですが、実際には簡単です。
「全体の時間」に対する「動いていた時間」の割合
が稼働率です。
ピヨ太君がパソコンさんの電源を入れてから、止めるまでの時間は何時間でしょうか。
そうですね。
動いていた時間:16時間(3時間 + 6時間 + 7時間)
動いていない時間:4時間(3時間 + 1時間)
を足して
20時間(3時間 + 6時間 + 7時間 + 3時間 + 1時間)
です。
これが「全体の時間」です。
この20時間の中で、パソコンさんが元気に稼働していた時間は
16時間(3時間 + 6時間 + 7時間)
です。
これが「動いていた時間」です。
上の方で、稼働率は
「全体の時間」に対する「動いていた時間」の割合
と説明しました。
「20時間」に対する「16時間」の割合
は
16時間 ÷ 20時間
を計算して
0.8
です。
平均故障間隔と平均復旧時間から求めた稼働率と一致しましたね。
実際のところ、資格試験の問題とかで稼働率の計算が出てきた場合は「平均故障間隔(MTBF)」や「平均復旧時間(MTTR)」が数値として与えられるはずです。
よって、資格試験の勉強とかをしている人は
平均故障間隔 ÷ (平均故障間隔 + 平均復旧時間)
を頑張って覚えてあげてください。
「何となく知りたいだけなんだよ」な人は
「全体の時間」に対する「動いていた時間」の割合
とさえ覚えておけば困ることは少なくないと思います。
一言でまとめるよ
まぁ「稼働率」って単語が出てきたら「故障しない確率(全体の時間に対する動いていた時間の割合)なんだな~」と お考えください。






