スプール
処理対象を一時的に溜めておくよ
「仕組み」を指す場合と「場所」を指す場合と「行為」を指す場合があるよ
簡単に書くよ
スプール(英:spool)とは
手を付ける前の処理対象を一時的に置いておくことで、せっかちな機器がのんびり屋の機器を待たなくて済む仕組み。
あるいは
手を付ける前の処理対象を一時的に置いておく場所。
あるいは
手を付ける前の処理対象を一時的に置いておく場所に処理対象を置くこと
です。
詳しく書くよ
サクっと一言で説明すると
1.処理対象を一時的に置いておく仕組み
2.処理対象を一時的に置いておく場所
3.処理対象を一時的に置いておく場所に処理対象を置く行為
のどれかを意味する用語が「スプール」です。
例えば、そうですね。
ピヨ太君は中華四千年の歴史を体現した、肉まんを作る天才です。
秘技「ぴよぴよ肉まん乱れ咲き」を会得しています。
おっと、そんなピヨ太君の元にピヨ子さんがやってきました。
ピヨ太君の作った肉まんを食べに来たようです。
このとき、お皿がなかったら大変です。
ピヨ太君が秘技「ぴよぴよ肉まん乱れ咲き」で作った大量の肉まんを、ピヨ子さんは片っ端から平らげなくてはいけません。
肉まんを置いておく場所がありませんからね。
一息つく余裕がありません。
お皿があったら、どうでしょう?
ピヨ太君は、できあがった肉まんを お皿に乗せていきます。
ピヨ子さんは、お皿から肉まんを取って食べます。
こうすれば、ピヨ太君は自分のペースで秘技「ぴよぴよ肉まん乱れ咲き」を披露できます。
ピヨ子さんも、自分のペースで肉まんにパクつけます。
多少、食べるペースと作るペースがズレても問題ありません。
お皿に乗っている肉まんの数が増減するだけです。
この話において、肉まんを受け渡すときに(直接、投げつけるのではなく)お皿を経由させるようにする仕組みがスプールです。
あるいは、一時的に肉まんを乗せておくお皿がスプールです。
あるいは、お皿に肉まんを乗せる行為を指して「スプール」と表現する場合も あります。
スプールは、2つの間で処理対象を受け渡すときに、よく登場します。
例として、印刷の仕組みを考えてみましょう。
ピヨ太君がパソコンさんの中にあるピヨ太ファイルを100ページ印刷しようとしました。
印刷の指示を受けたパソコンさんは「これを印刷したいんだよね」なデータをプリンタ(印刷する機械)に送ります。
このときスプールがなかったら大変です。
まず、パソコンさんが1ページ目のデータを送ります。
プリンタさんが1ページ目を印刷します。
パソコンさんは、ぼーっと待ちます。
1ページ目の印刷が終わったら、パソコンさんが2ページ目のデータを送ります。
プリンタさんが2ページ目を印刷します。
パソコンさんは、ぼーっと待ちます。
2ページ目の印刷が終わったら、パソコンさんが3ページ目のデータを送ります。
プリンタさんが3ページ目を印刷します。
パソコンさんは、ぼーっと待ちます。
そのような作業が100ページ分、続きます。
パソコンさんとプリンタさんが足並みを揃えて「印刷」という共同作業をやることになるわけです。
大変ですね。
スプールがあると、パソコンさんとプリンタさんの足並みを揃える必要がなくなります。
パソコンさんは自分の都合に合わせてガンガン印刷対象のデータを送り付けてOKです。
プリンタさんも自分のペースで、のんびり印刷できます。
ガンガン送り付けられても溜まっていくだけだからです。
楽チンですね。
これがスプールの存在意義です。
一時的に処理対象を溜めておく場所を用意することで、せっかちな機器とのんびり屋の機器で足並みを揃える必要がなくなります。
せっかちな機器がイライラしなくて済むわけです。
一言でまとめるよ
まぁ「スプール」って単語が出てきたら「『処理対象を一時的に溜めておく仕組み』とか『処理対象の一時保管場所』とか『処理対象を一時的に溜めておく行為』のことなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「spool(スプール)」の意味は「糸巻き」とかです。
由来がよく分かりませんが、まだ使わないやつを一時的に保管しておくイメージだからですかね。






