自然キー
データベースのキーだよ
データを一意に識別するための項目だよ
項目自体にも意味があるよ(主キーじゃなくても必要だよ)
簡単に書くよ
自然キー(読:シゼンキー 英:natural key)とは
「ナチュラルキー」のこと。
用語の中身としては
主キー
(データの出席番号として使われる項目、データを一意に特定するための項目)の分類のひとつ
であり
すでにある項目を「よし!この項目を主キーとして使おう!」と決めて設定した主キーのこと
です。
言い方を変えると
(主キー用にわざわざ用意した項目ではなく)それ自体が意味を持つ項目を使った主キーのこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・データベース
・テーブル
・キー
・レコード
・一意
・主キー
について結構ガッツリ説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
データベースは「データを入れておく箱」です。
ただし「データベース」という用語は、実際には もう少し複雑な概念です。
データを入れておく箱そのものは「テーブル」と言います。
とりあえず
データベースの話において、実際にデータを入れておく箱がテーブル
と覚えてください。
キーは「データベース(のテーブル)において何かのカギになりそうな項目」です。
データベース(のテーブル)は表形式のイメージで表現されるのが一般的です。
この表において、何か特別な意味を持たされた項目を「キー」や「キー項目」と呼びます。
レコードは行列で表現される表の「行」です。
ただし、今回は「データベースに入っているデータ(行)」と解釈してください。
繰り返しになりますが、データベース(のテーブル)は表形式のイメージで表現されるのが一般的です。
例えば以下のような形です。
| 名前 | 性別 | 年齢 |
|---|---|---|
| ピヨ太 | 男 | 成人済み |
| ピヨ子 | 女 | 永遠の17歳 |
| ピヨ太ママ | 女 | 心は乙女 |
この表には、ピヨ太君、ピヨ子さん、ピヨ太ママの3人分のデータが入っています。
名前と性別と年齢のセットで1行です。
この表におけるそれぞれの行、名前と性別と年齢のセットがレコードです。
さて、ここで考えてみてください。
1行には1人分のデータが入っています。
1行で1件のデータです。
そのため、データベース(のテーブル)にしまったデータそのものを指して「レコード」と表現する場合も あります。
例えば、データベース(のテーブル)にデータを入れることを指して「レコードを作る」と言ったりします。
あるいは「2件以上のデータ」を意図して「複数レコード」と表現する場合も あります。
基本的には「行」の意味ですけどね。
「データ1件」を意図する場合もあるのです。
一応、頭の片隅にでも置いておいてあげてください。

一意の意味は「重複しないよ~」です。
すべてのデータがオンリーワンだったら「一意である」と言えます。

主キーは「データを一意に識別するために使われる項目」です。
「一意に識別」とか書いてあると難しそうに見えますが、恐れる必要は ありません。
データの出席番号みたいなイメージです。

出席番号は生徒を特定するために使う番号です。
例えば、ピヨ太君の出席番号が「男子1番」でした。
ピヨ子さんは「女子2番」です。

おっと、大変です。
ピヨ太ママ先生から「男子1番!今すぐ職員室に来なさい!」と呼び出しが ありました。

出席番号が「男子1番」の生徒はピヨ太君ですよね。
出席番号を見れば、どの生徒を指しているか分かります。

それと同じです。
「主キーの値が○○なデータ!」と言えば「あっ、このデータ(行、レコード)だな」と判断できるのです。

項目を主キーとして使うには
1.中身が空ではない
2.中身が一意である
の条件を満たしている必要があります。
これも出席番号をイメージすると分かりやすいと思います。
出席番号が空だったら困りますよね。
「出席番号:(空)」なのか「出席番号:(未割当)」なのか判断できません。
だから
1.中身が空ではない
という条件があります。

また、同じ出席番号の人が2人以上いたら困りますよね。
「出席番号○○番の人!」と呼ばれたときに、どっちが呼ばれたか判断できません。
だから
2.中身が一意である
という条件があります。

以上を踏まえて、本題に入ります。
主キーを設定するときは
1.すでにある項目を主キーとして使う
2.主キー専用として使う項目を新たに追加する
のどちらかにするのが普通です。
例えば、テーブルの中身が以下の内容だったとしましょう。
書いてある内容はピヨピヨカンパニーの社員名簿です。
| 社員番号 | 名前 | 趣味 |
|---|---|---|
| 1 | ピヨ太 | 昼寝 |
| 2 | ピヨ子 | おやつ |
| 3 | ピヨ太ママ | 内緒 |
これらの項目のうち「社員番号」は主キーとして使う条件を満たしています。
「使えるなら使えば良いじゃない」と考えて「社員番号」に対して「主キーとして使いますよ」設定をするのが
1.すでにある項目を主キーとして使う
です。
| 社員番号【主キー】 | 名前 | 趣味 |
|---|---|---|
| 1 | ピヨ太 | 昼寝 |
| 2 | ピヨ子 | おやつ |
| 3 | ピヨ太ママ | 内緒 |

それに対して、新しく主キー用の項目「ID」を追加し、追加した「ID」に対して「主キーとして使いますよ」設定をするのが
2.主キー専用として使う項目を新たに追加する
です。
| 社員番号 | 名前 | 趣味 | ID【主キー】 |
|---|---|---|---|
| 1 | ピヨ太 | 昼寝 | 1 |
| 2 | ピヨ子 | おやつ | 2 |
| 3 | ピヨ太ママ | 内緒 | 3 |

この2つのやり方のうち
「1.すでにある項目を主キーとして使う」やり方で作った主キー
が「自然キー」です。

自然キーは「ナチュラルキー」と表現されることも あります。
……というか、個人的には「ナチュラルキー」という呼び方の方が馴染みがあります。

あと、ついでなので書いておくと
「2.主キー専用として使う項目を新たに追加する」やり方で作った主キー
は「人工キー」や「サロゲートキー」などと呼ばれます。

気が向いたら、併せて覚えてあげてください。
自然キー(ナチュラルキー):すでにある項目を使った主キー
人工キー(サロゲートキー):主キー専用項目を追加して作った主キー
です。
一言でまとめるよ
まぁ「自然キー」って単語が出てきたら「すでにある項目を主キー
(データの出席番号として使われる項目、データを一意に特定するための項目)にした主キーなんだな~」と お考えください。






