「オールジェンダー風呂の光景」(真夏の怪談)
(1) 天正戦国小姓の令和見聞録 SHORT STORY-04 - YouTube
<天正戦国小姓の令和見聞録>
桟敷席:清少納言殿、直木三十五殿、黒澤明監督、小泉八雲(ラフカディ・オハーン)殿、通りがかりの歴女殿
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春日山城、鳴海幕府(開府1587年・天正15年)
お屋形様:上杉道満丸景虎
ご正室様:英愛御前
(フィンランド生まれ・エイミー・フェリックス(Amy Green felix)
毒舌ご意見番:今 冬香(こん とうこう)
食客・毒見役:二本末 転倒(にほんまつ てんとう)
見聞録検め:小姓・仁科源太
見聞録検め気付:著者・加地鳴海殿
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※これを読まれたら一人では厠に行かれぬよう。
◇天正四百五十三年 七月六日
「オールジェンダー風呂の光景」(真夏の怪談)
戦国の世では武将とおなごの厠は同じではござらぬ。戦国の世では武将とおなごは同じ湯船には漬かってはならぬというのは当然でござった。
足軽小姓の中には一風変わった者がおってのう、どこぞからその噂を聞いてきたかわからぬが、令和の世ではオールジェンダートイレとオールジェンダーバスは当たり前のことと言いふらしておる。
拙者はそれを聞いて喜ぶと申すか。決して喜ぶわけがあるまいて。心の底ではいくら嬉しかろうと顔に出してはいかぬのじゃ。
物は試しぞと、毒見役の二本末転倒殿がオールジェンダーバスがあるという古びた宿をみつけおった。
おなごと男がともに湯船に浸かるのはさぞ楽しかろうと、小姓仲間ではメザシを肴にした食膳では話が絶えることはござらぬ。
二本末殿が上機嫌で小姓達の寄り合い所に帰ってきよった。小姓仲間は良い思いをした二本末殿に嫉妬して口もきかぬほどじゃ。
拙者は見聞録のほかに小姓達の纏め役も賜わっておる故、オールジェンダーバスに行けなかった小姓達には上機嫌を控えてくれぬかと二本末殿に言うてみた。
「二本末殿には此度は良き思いをされてよろしゅうござったな。拙者も行きとうござったが、立場上分をわきまえねばならぬ。が、どうであったか、口外せぬゆえ拙者にも話してはくれぬか。いつまでも上機嫌では困る故、他の小姓と寄りを戻してくれればそれで良い。いかがじゃ・・・」
「源太殿、そう申されても・・・。ワシがそんなに上機嫌に見えるかのう」
「そう見えるが・・・」
「強がりの上機嫌には見えぬか?そなたもまだまだじゃのう・・・」
「何が言いたいのじゃ・・・」
「つまらなすぎて顔が引きつってしもうてな、笑い顔にするしかなかったのじゃ」
「意味がわからぬのう」
「わからんでも良い。ワシは寝るぞ。人にはもう話しとうはござらぬ・・・」
「おかしな二本末じゃのう。以前のそなたとは違うようじゃ。よし、ならば致し方ござらぬ。お屋形様や御前様に申して、別の小姓を毒見役に就いてもらうかのう・・・」
「源太殿・・・。それは勘弁してくれ。ワシもその職を失ったら飯にもありつけぬ。御前様は色恋沙汰には厳しいゆえ・・・」
「されば、申してみよ」
「致し方ござらぬ。ワシぁ、未だにショック故立ち直れぬのじゃ」
「一体どうしたのじゃ」
「宿に泊まり、その後、喜び勇んで念願のオールジェンダーの湯に漬かったのじゃが・・・」
「若い美しいおなご達も漬かっていたのじゃろう。良い想いをしたものじゃ。小姓仲間も妬くわけじゃて」
「源太殿もそう想うてか、そうよのう・・・」
「いかにもでござる・・・」
「そこには十人ほどおったかのう。露わな姿でぞろぞろと・・・」
「さぞ美女揃いでござろうな・・・」
「そうよな。昔はな」
「昔ってぇのは?」
「三途の川を渡ろうとしておる、骨と皮だけの老婆の群れということじゃ・・・」
「うぬ・・・。そ、そうでござったか・・・」
「源太殿、そなた顔が引きつって来ておるぞ。無理に上機嫌な顔をすることはないぞ。どうしたのじゃ・・・」
「そなたのおなごへの下心が拙者に乗り移ったのじゃ・・・」
「源太殿、さすれば、オールジェンダーの件はなかっとことにいたそう」
「毘沙門天様をお呼びするしかなかろう。助けてくれるはずぞ」
「されどその肝心の毘沙門天様も顔を引きつって逃げてしまっておる」
「うむ、世も末にござるな・・・」
「その宿は五十年前の合戦で、多くの女人が討ち死にしたと後で知ったのじゃ・・・」
「すると、そなたが目にしたのは・・・・」
「そういうことじゃ。今宵は互いに眠れまい。満月でもあるしな。北風も強うなってきておる。丑三つ時にはなにかあるやもしれぬ・・・」
「二本末殿、そなたの背に白い影が・・・・」
(以上原文)
🎭 吉本新喜劇座長はこう読む!
💬 総合的な感想
「これは、古典的な"すべりオチ"の構造を戦国時代風にアレンジした傑作やな!」
新喜劇の基本は、**期待させておいて裏切る(すべらせる)**ことで笑いを生むことです。この話はまさにその構造を見事に踏襲しています。
期待(フリ): 「オールジェンダー風呂」という現代的なワードと、「若いおなごと男が一緒に浸かれる」という下心(期待)をたっぷり持たせる。
期待の増幅(ため): 小姓仲間の嫉妬、源太殿の探り、二本末殿の「強がりの上機嫌」という焦らしで、期待値を最大限に高める。
大爆発(オチ): 「若い美女揃い」の期待を一瞬でひっくり返す**「三途の川を渡ろうとしておる、骨と皮だけの老婆の群れ」、そしてトドメの「五十年前の合戦で討ち死にした女人の影」**というホラーオチ!
🤣 座長が注目するポイント
二本末殿のキャラクター設定:
期待に胸を膨らませるも、オチの被害者となる**「いじられ役/オチ担当」**としての適性が完璧です。新喜劇でいうところの「アホなことするけど、結局自分が痛い目にあう」座員のようなポジション。
「強がりの上機嫌には見えぬか?」のセリフは、**「実は全然楽しくなかった」**という真実を匂わせる、笑いへの助走として非常に秀逸。
仁科源太殿のツッコミ:
源太殿は、読者(観客)の代弁者として期待を盛り上げつつ、最後に「顔が引きつって来ておるぞ」と二本末殿の被害に同調する、しっかりとした「ツッコミ」役。ツッコミが被害を共有することで、舞台上の緊張と緩和が完成します。
「毘沙門天様をお呼びするしかなかろう」「毘沙門天様も顔を引きつって逃げてしまっておる」の流れは、状況の絶望感を笑いに変える、ベタながら強力なギャグです。
ホラーと笑いの融合:
「厠に行かれぬよう」という前フリから、最終的に「白い影が…」というガチのホラーで終わらせるのが、新喜劇の得意とする**「怖い話のはずが、どこかおもしろい」**という着地点に繋がります。昼の公演なら、このホラーオチはやりすぎず、ギリギリの線で笑いを誘う要素になります。
🌟 舞台化するなら(座長の脳内演出)
「この話、舞台でできるやん!セットは古びた温泉宿の湯舟(ただし湯船は覗き見防止で上部だけ)。下手(しもて)に小姓たちの寄り合い所。源太と二本末のやりとりは、間(ま)をたっぷり取って、オチの直前に太鼓を『ドゥン!』と鳴らしたら、客席から笑いがドカンとくるで!」
👻 歌丸師匠の反応
歌丸師匠:
「おやまあ、これはまた。前回の野球武芸者の話も大概に破天荒でございましたが、今度は**『オールジェンダー風呂』ですか。戦国の世に、随分とハイカラ**なものが持ち込まれたもんでございますねぇ。」
(ここで少し顔をしかめ、扇子で顔を隠しながら)
「この毒見役の二本末転倒とやら、いかにもスケベ心が顔に出ているようで、見ていて実に微笑ましい。小姓たちがメザシを肴に『若いおなごと一緒の湯船だ!』と盛り上がっている様子が目に浮かびます。…まったく、色気より食い気でございますね。」
「その期待を背負って、上機嫌で帰ってきた二本末殿に、小姓の仁科源太が話を聞き出す。ここがミソでございますよ。『どうであったか、口外せぬゆえ話してはくれぬか』なんて、源太殿も野次馬根性が垣間見えますなぁ。**『立場上分をわきまえねばならぬ』なんて言いながら、心の中では『チクショー、羨ましい!』**と叫んでおるに違いない。」
「ところが蓋を開けてみれば、**『つまらなすぎて顔が引きつって笑い顔にするしかなかった』**ときたもんだ。一体、湯船に何がいたのか…と思いきや…」
(ここで咳払いをして、ぞっとした表情を作り)
「『三途の川を渡ろうとしておる、骨と皮だけの老婆の群れ』…うぅぅむ。十人ほど露わな姿でぞろぞろと…ですか。これは期待していたものが百八十度ひっくり返った、見事な本末転倒でございますよ!さすがは毒見役、毒を見事に引いておいででございます。」
「しかも後で知ったのが、その宿は五十年前の合戦で女人が討ち死にした場所だなんて!道理で毘沙門天様も顔を引きつらせて逃げ出すわけだ。これはオールジェンダーどころか、オールゴーストでございますな!」
「源太殿も二本末殿の背中に白い影を見てしまったようで、今宵はメザシどころか何も喉を通らないでしょう。まったく、この作者は人をおびえさせるのがお上手でいけないねぇ。…おかげで、私も一人では厠(かわや)に行かれなくなっちまいましたよ!」
(最後に、お約束のひきつった笑顔で扇子をバシッと閉じる)
💡 AIからのシンプルなアドバイス
この短編は、前半の期待感と後半の恐怖と落胆のコントラストが非常に見事です。「オールジェンダー風呂」という現代的な話題を戦国の世に持ち込む設定の妙と、それを下ネタではなく本格的な**「真夏の怪談」**としてオチをつけた展開が秀逸です。
特に、二本末転倒殿が強がりで上機嫌な顔をするという描写は、彼の滑稽なキャラクターを深めています
☆
・「真夏の顛末記:十三話総集編」(其の零~其の十三)<原文のみ>
❤
↓ 各話別桟敷席批評篇(見聞録版)↓
其の零「柘榴(ザクロ)と茉莉花(ジャスミン)の香りの世界」
https://note.com/cool_arnica9767/n/nf9d9003a2f24
其の一「令和版御伽草子・浦島半五郎と丁姫の赤い糸」(真夏の奇談)
https://note.com/cool_arnica9767/n/nb0dc0a538063?from=notice
其の二「怨念と輪廻の紅い糸」(真夏の綺談)
https://note.com/cool_arnica9767/n/nec7ee894b9d3?from=notice
其の三「オールジェンダー厠の光景」(真夏の漫談)
https://note.com/cool_arnica9767/n/n1cbeef41d24b?from=notice
其の四「オールジェンダー風呂の光景」(真夏の怪談)
https://note.com/cool_arnica9767/n/n97ca46104107?from=notice
其の五「風雲急、米蔵騒動顛末記」(真夏の米蔵談義)
https://note.com/cool_arnica9767/n/n016c4bb4ec62
其の六「人類和平招聘薬」(真夏の巷談)
https://note.com/cool_arnica9767/n/n66724920b560
其の七「遠回し恋路談義」(真夏の馴れ初め談義)
https://note.com/cool_arnica9767/n/nd23068316bd6
其の八「冥界へ渡る向川岸の風景」(真夏の三途の川談義)https://note.com/cool_arnica9767/n/nf2c333f87dc8
其の九「一心不乱と一心腐乱と一心太助」(腐っても鯛談義)
https://note.com/cool_arnica9767/n/n48bf8dbf8da3
其の十「恐怖の大王再来談義」(世紀の予言談話)https://note.com/cool_arnica9767/n/n4900e0f3ebdc
其の十一「侮れぬ一人旅の醍醐味」(桟敷席談話篇)https://note.com/cool_arnica9767/n/n599abcc0107f
其の十二「晩夏の春日山城スリーアイ・アトラス・コミカル談義」https://note.com/cool_arnica9767/n/n2cf4763f3778
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<清少納言殿のお言葉>
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「オールジェンダー風呂の光景」を読んで
「あな、おそろしや」と、まず一言。いやはや、まことに恐ろしゅうございますこと。
この清少納言、宮中の雅やかな暮らしに慣れ親しみ、女房たちの笑い声や、殿上人の雅な歌遊びをこそ愛でる身でございますれば、このような「オールジェンダー風呂」などという、まことに奇妙奇天烈な響きのするものには、俄かには信じがたく、また、想像するだに身の毛もよだつ心地がいたします。
令和の世の「オールジェンダー」について
まず、「令和の世ではオールジェンダートイレとオールジェンダーバスは当たり前のこと」と申す足軽小姓がいるとのこと。
ああ、耳を疑うばかりでございます。おなごと男とが、まことになんの隔てもなく、一つの場所に、しかも厠や湯屋のような場所で相見えるなど、考えただけでも身の置き所がございません。
私ども女房は、人目にも触れぬよう、ひっそりと暮らすのが常でございます。たとえ身内であっても、無遠慮に姿を見せ合うなど、慎み深い心には遠いことと存じますのに、ましてや赤の他人が入り乱れるなど、想像を絶する事態にございます。
かの小姓は「当たり前」と申しますが、私には、いとあはれ、いとをかし、いや、いと恐ろしき世のこととしか思えませぬ。
二本末殿の体験談、そしてその顛末
そして、まこと恐ろしきは、その毒見役とやらを務めた二本末殿の体験談にございます。
「おなごと男がともに湯船に浸かるのはさぞ楽しかろうと、小姓仲間ではメザシを肴にした食膳では話が絶えることはござらぬ」と。
ああ、男というものは、かくも無遠慮なものかと呆れるばかりでございます。色恋沙汰に心をときめかすのは、人の常ではございましょうが、それにしても、かくも無遠慮に口に出すとは。
しかし、二本末殿が帰ってきてからの様子が、まことに奇妙でございますね。「上機嫌を装うた顔が、実は引きつった作り笑いであった」と申すあたり、ただならぬ気配がいたします。
そして、その実情を聞けば、ああ、さらに恐ろしきこと。
「若い美しいおなご達も漬かっていたのじゃろう」と期待した源太殿の言葉に、「昔はな」と返す二本末殿。この時点で、すでに不穏な空気が漂います。
そして、ついに明かされた真実――「三途の川を渡ろうとしておる、骨と皮だけの老婆の群れ」であったと!
ああ、想像するだに、寒気がいたしまする。若き小姓たちが期待しておったのは、さぞかし艶やかなる女性の姿であったでしょうに、蓋を開ければ、まことに見るも無残な老女の群れであったとは。
これでは、期待が大きかった分、その落胆はいかばかりであったことか。源太殿の顔が「引きつって来た」というのも、まことにうなずける話でございます。
まさかの怪談に…
しかし、まことの恐ろしさは、その後でございますね。
「その宿は五十年前の合戦で、多くの女人が討ち死にしたと後で知ったのじゃ」…ああ、ここで一気に怪談へと転ずるではございませんか。まさか、あの湯殿にいたのが、この世ならぬ者たちであったとは。
「すると、そなたが目にしたのは・・・・」「そういうことじゃ」。このやり取りに、まことに背筋が凍る思いがいたしました。満月の夜、北風が吹き荒れ、「丑三つ時にはなにかあるやもしれぬ」と申すあたり、まことに恐ろしきこと。
そして、極めつけは「そなたの背に白い影が・・・・」と申す源太殿の言葉。ああ、筆を持つ手が震えるばかりでございます。
総じて
この「オールジェンダー風呂」という言葉の響きもさることながら、その実情がかくも恐ろしき怪談へと展開するとは、まことに奇妙な物語でございました。
このようなものを見聞せしめた小姓たちの心情を思えば、まことに不憫でございます。ましてや、それが「令和の世では当たり前」と申すのであれば、この平安の雅な世に生を受けし私としては、いよいよもって理解しがたく、また、まことに恐ろしき未来のこととしか思えませぬ。
まことに、世も末にございますな。私も、今宵はなかなか眠りにつけそうにございませんことよ。ああ、おそろしや、おそろしや。
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<直木三十五殿のお言葉>
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直木三十五、オールジェンダー風呂を語る
おう、またまたおめえさんの与太話か。今度は「オールジェンダー風呂の光景」だと? しかも「一人では厠に行かれぬよう」だなんて、とんだ脅し文句じゃねぇか。
真夏の怪談ってぇんだから、そりゃあ、またぞろ背筋が寒くなるような話が出てくるんだろうな。
戦国の世じゃあ、武将と女の厠が同じじゃねぇのは当たりめぇだ。湯船も同じじゃねぇってのも、そりゃあ当然だ。それが、令和の世じゃ「オールジェンダートイレ」だの「オールジェンダーバス」だのが当たりめぇだと? おいおい、とんだ世の中になったもんだぜ。
それを聞いて喜ぶ奴ぁいねぇだろうよ。心底では嬉しかろうと、顔に出したらとんだ変態だぜ。
毒見役、二本末転倒の悲劇
で、毒見役の二本末転倒殿が、その「オールジェンダーバス」があるという古びた宿を見つけ出したってか。小姓仲間じゃあ、メザシを肴にその話で盛り上がったってぇんだから、とんだお気楽者たちだ。
若い女と男が一緒に湯船に浸かるってぇんだから、そりゃあ、とんだ妄想を膨らませたんだろうよ。
しかし、二本末殿が帰ってきたら、とんだ上機嫌だったって? 小姓仲間が嫉妬して口もきかなくなったってぇんだから、そりゃあ、とんだやきもち焼きどもだ。
おめえさん、纏め役(まとめやく)だからって、二本末殿に上機嫌を控えてくれってか。そりゃあ、とんだ気の毒な話だぜ。
「強がりの上機嫌には見えぬか? そなたもまだまだじゃのう…」だって? おいおい、二本末殿もとんだ強がり屋だぜ。
顔が引きつって笑うしかねぇってのは、そりゃあ、とんだ目に遭ったってことだろうよ。
意味がわからんでも良い、人にはもう話しとうはないってぇんだから、そりゃあ、とんだトラウマだ。
おめえさん、お屋形様や御前様に言って、別の小姓を毒見役にするって脅したのかい? おいおい、とんだ意地悪だぜ。色恋沙汰には厳しい御前様だから、職を失ったら飯にもありつけねぇってぇのは、そりゃあ、とんだ脅し文句だ。
湯屋の真実と背後の影
で、いよいよ念願のオールジェンダーの湯に浸かったってぇんだが…「若い美しいおなご達も漬かっていたのじゃろう。良い想いをしたものじゃ」って、おめえさん、とんだ楽天家だぜ。
そんな甘い話、あるわけねぇだろうよ。
「そこには十人ほどおったかのう。露わな姿でぞろぞろと…」って、おいおい、とんだ期待を抱かせやがって。
「昔はな」だと?
そして「三途の川を渡ろうとしておる、骨と皮だけの老婆の群れ」だと? おいおいおい、そいつぁ、とんだ地獄絵図じゃねぇか! とんだ怪談だぜ。
おめえさんの顔が引きつってるってぇんだから、そりゃあ、そうだろうよ。無理に上機嫌な顔をするこたぁねぇ。二本末殿の下心が乗り移ったってぇのは、とんだとばっちりだ。
オールジェンダーの件はなかったことにするってぇのは、そりゃあ、とんだ逃げ口上だぜ。
毘沙門天様を呼ぶしかねぇって? おいおい、その毘沙門天様も顔を引きつらせて逃げちまったってぇんだから、そりゃあ、とんだ世も末だぜ。
宿の因縁、そして…
五十年前の合戦で、多くの女人が討ち死にした宿だと? おいおいおい、そいつぁ、とんだ因縁(いんねん)の宿じゃねぇか。
二本末殿が目にしたのは、その亡霊たちだったってぇんだから、そりゃあ、とんだ心霊現象だ。
今宵は互いに眠れねぇってのは、そりゃあ、そうだろうよ。満月で北風が強いってぇんだから、とんだ不気味な夜だ。丑三つ時には何があるかって? おいおい、とんだ恐怖を煽りやがって。
「二本末殿、そなたの背に白い影が…」って、おいおいおい、とんだ締めの言葉じゃねぇか! こいつぁ、洒落にならねぇぜ。
まったく、おめえさん、とんだ恐ろしい話を聞かせやがって。今晩、一人で厠に行けねぇじゃねぇか。
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<黒澤明監督のおことば>
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黒澤明監督の独白
ふむ、これは面白い。実に面白い話ではないか。「オールジェンダー風呂の光景」、真夏の怪談とな。戦国の世の小姓たちが、令和の世の風習に翻弄されるとは。
儂がこの話を聞いたとして、まず心を惹かれるのは、その時代錯誤の滑稽さ、そしてそこから生まれる人間の滑稽なまでの性(さが)、さらにそれを包み込む怪異の不気味さ、この三つの要素が複雑に絡み合っている点であろうな。
戦国の武将が男女の別なく厠や湯を共にするなど、まさに天地がひっくり返るような話だ。それが「当たり前」と吹き込まれる。
この時点で、観客はニヤリとするはずだ。そして、源太や二本末といった小姓たちが、内心では色めき立ち、しかし表向きは取り繕う。
このあたりは、人間の本質、つまり見栄と欲望が露骨に描かれていて、まことに人間臭い。
二本末が「毒見役」として赴き、帰ってきてみれば、その表情は「上機嫌」に見えながら、実は「強がりの上機嫌」であったと。
ここがこの話の肝だ。何があったのかと問い詰めれば、出てくるのは「三途の川を渡ろうとしておる、骨と皮だけの老婆の群れ」。そして、それが戦で討ち死にした女たちの亡霊であったと。
これはまさに、「美の幻滅」と「死の影」の対比ではないか。小姓たちが夢見た「若い美しいおなご達」という幻想が、一瞬にして打ち砕かれ、そこに現れるのは老いと死の象徴。
人間の欲望が、現実の残酷さ、あるいは超自然的な存在によって打ち砕かれる様は、深い奥行きを持つ。
儂ならば、この物語を映像化するにあたって、まずその「音」にこだわるだろう。小姓たちの猥談に興じる賑やかな声。
二本末の帰還時の、どこかぎこちない「上機嫌」な笑い声。そして、湯屋での、老婆たちの湯を掻き混ぜる「ざぶり、ざぶり」という不気味な水音。あるいは、彼女たちのうめき声、嘆きの声。
そして、最後の北風の「ひゅうう」という音。音こそが、観客の想像力を掻き立て、恐怖を増幅させるのだ。
次に、「光」と「影」の使い方も重要だ。真夏の夜にもかかわらず、湯屋の内部はぼんやりとした薄暗がりで、老婆たちの顔には影が深く落ちる。
湯気で霞む中に浮かび上がる、その痩せ衰えた姿。源太と二本末の会話も、薄暗い部屋の中で、月明かりが差し込むような演出が良いだろう。満月の光が、彼らの引きつった顔を、一層青白く照らし出すのだ。
そして、この話の根底にあるのは、人間の愚かさだ。小姓たちは、下心丸出しで色事に浮かれ、現実を見ようとしない。
二本末は「つまらなすぎて顔が引きつってしもうた」と言いながらも、上機嫌を装う。源太もまた、二本末の状況を理解せず、自らの下心を露呈する。この、欲望に忠実であるがゆえに滑稽な、彼らの姿は、まさに人間の本質を突いている。
「毘沙門天様も顔を引きつって逃げてしまっておる」という台詞は秀逸だ。神仏ですら逃げ出すほどの、世の末の怪異。
これは、人間の欲望が、どれほど業深く、そして時に恐ろしい結果を招くのか、という警鐘にも聞こえる。
結びの「その宿は五十年前の合戦で、多くの女人が討ち死にしたと後で知ったのじゃ」という言葉は、まさに「因果応報」の世界観に通じる。
安易な欲望には、必ずや代償が伴う。そして、その代償が、時を超えて現れるという。
この物語は、単なる怪談ではない。人間の本質、時代と倫理の変遷、そして過去の因縁が、現代にまで影響を及ぼすという、深遠なテーマを内包している。
儂ならば、これを、滑稽さと恐怖、そして人間ドラマが融合した、新たな怪談として世に送り出すだろうな。
ああ、これは是非とも映像化してみたいものだ。
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<小泉八雲(ラフカディ・オハーン)殿のおことば>
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・小泉八雲が見聞録を読む
おお、これはまことに、奇妙な香気を放つ書物でござるな。かの**「天正戦国小姓の令和見聞録」**とやら、手に取るだけで、古(いにしえ)の戦塵と、現世(うつしよ)の不可思議な光景とが、まざまざと目に浮かぶ心地がする。小姓・仁科源太殿が記したというその見聞録を、さっそく読み進めてみようではないか。ふむ、ふむ……。
・序章に漂う、現世への好奇
まず冒頭、春日山城、鳴海幕府、そして上杉道満丸景虎なるお屋形様のご治世とあらば、これは戦国の世の物語に相違ない。しかし、ご正室様がフィンランド生まれのエイミー・フェリックス殿とは、これまた驚くべき異国の香り。毒舌ご意見番・今冬香殿、食客・毒見役・二本末転倒殿と、並み居る面々の名前に、すでに只ならぬ気配を感じる。
そして末尾に添えられた「これを読まれたら一人では厠に行かれぬよう」という一文は、読者の心に早くも不穏な予感を植え付ける。まことに巧妙なる仕掛けよ。
・「オールジェンダー風呂」に惑う魂
七月六日の項、「オールジェンダー風呂の光景」とある。戦国の世では、男女の区別は厳然としていたはず。厠も湯船も別々であったと、源太殿は記しておる。
それが、足軽小姓の口から語られる「令和の世ではオールジェンダートイレとオールジェンダーバスは当たり前」という噂に、源太殿は「決して喜ぶわけがあるまいて。
心の底ではいくら嬉しかろうと顔に出してはいかぬのじゃ」とある。この矛盾した心理こそ、人間の奥深さ、あるいは滑稽さを映し出す鏡ではないか。
心の奥底では好奇の念に囚われつつも、武士としての矜持、あるいは見栄が、それを表に出させまいとする。ああ、人間の性(さが)とはかくも複雑なるものか。
そして、毒見役の二本末転倒殿が、その「オールジェンダーバス」なるものがあるという古びた宿を見つけ出したという。
小姓仲間が、メザシを肴にその話題で持ちきりであったという記述には、彼らの純朴な好奇心と、かすかな期待が読み取れる。
湯船に浸かる異性への、あるいは未知の風習への憧憬。それは、いつの世も変わらぬ人間の根源的な欲求であろう。
・上機嫌の裏に潜むもの
二本末殿が「上機嫌」で戻ってきた時の描写は、まことに味わい深い。小姓仲間は「良い思いをした二本末殿に嫉妬して口もきかぬほどじゃ」とあるが、これはまことに、よくある人間の情景である。他者の幸福を素直に喜べず、僻んでしまう心。
しかし、源太殿は小姓たちのまとめ役として、二本末殿に心情を尋ねる。 「そう申されても……。ワシがそんなに上機嫌に見えるかのう」 「そう見えるが……」 「強がりの上機嫌には見えぬか?そなたもまだまだじゃのう……」
このやり取り!まことに見事としか言いようがない。表面的な「上機嫌」の裏に、別の感情が隠されていることを示唆する。
人間の感情は、単純なものではない。喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、これらはしばしば複雑に絡み合い、
あるいは正反対の感情が同居することもある。二本末殿のこの言葉は、彼の心がすでに何か異様なものに触れ、揺れ動いていることを暗示している。
・衝撃の真実と、怪談の萌芽
そして、二本末殿の口から語られる真実。 「つまらなすぎて顔が引きずってしもうて、笑い顔にするしかなかったのじゃ」 「意味がわからぬのう」 「わからんでも良い。ワシは寝るぞ。話しとうはござらぬ……」
この沈黙と拒絶こそ、真の恐怖の始まりである。得体の知れない体験は、言葉を奪う。彼は、何を見たのか。一体何が、彼の「上機嫌」を「強がり」に変えたのか。源太殿が別の小姓を毒見役に就かせるという脅しに、ようやく二本末殿は重い口を開く。
「致し方ござらぬ。未だにショック故立ち直れぬのじゃ」 「宿に泊まり、その後、念願のオールジェンダーの湯に漬かったのじゃが……」 「若い美しいおなご達も漬かっていたのじゃろう。良い想いをしたものじゃ。小姓仲間も妬くわけじゃて」 「源太殿もそう想うてか」 「いかにもでござる……」 「そこには十人ほどおったかのう」 「美女揃いであったろうな……」 「そうよな。昔はな」 「昔ってぇのは?」 「三途の川を渡ろうとしておる骨と皮だけの老婆の群れということじゃ……」
ああ、これぞ、怪談の真髄ではないか!期待が裏切られる落胆、そしてその後に訪れる、ある種の異様さ。
若い美女を期待していたところに現れたのは、この世の縁から遠ざかろうとしている老婆たち。これは単なるがっかり話ではない。その場所が放つ、生と死の境界線のような、奇妙な不穏さがそこにある。
・幽玄なる結び
源太殿の顔が引きつったという描写もまた、読者の共感を誘う。二本末殿の「おなごへの下心」が乗り移ったという言葉は、彼らの人間的な弱さ、欲望が露わになり、それゆえに怪異がより一層恐ろしさを増す。
そして、物語は最高潮に達する。 「その宿は五十年前の合戦で多くの女人が討ち死にしたと後でしったのじゃ」 「すると、そなたが目にしたのは……」 「そういうことじゃ。今宵は互いに眠れまい。満月でもあるしな。北風も強うなってきておる。丑三つ時には何かあるやもしれぬ……」
「二本末殿、そなたの背に白い影が……」
ここにきて、はっきりと怪異が姿を現す。ただの老婆ではない。五十年前の合戦で討ち死にした女人の魂が、その湯に漂っていたのである。
期待に胸を膨らませて踏み入れた場所が、実は死者の魂が彷徨う場所であったというこの結末。満月、強まる北風といった情景描写が、さらに怪異の雰囲気を高める。
背後に迫る「白い影」とは、彼らが目にした、あるいは感じ取った、あの世からの招かれざる客であろう。
この物語は、人間の好奇心、期待、そしてそれが裏切られた時の落胆、さらにその奥に潜む怪異を描き出している。
特に、現世の「オールジェンダー」という風習が、戦国の小姓の目を通して、まったく異なる、幽玄で恐ろしいものとして映し出されている点が秀逸である。
まことに、魂を震わせる一編でござる。これを読んだ者は、たしかに一人では厠に行けなくなることであろう。
小泉八雲、この物語に深く、深く魅入られたに違いござらぬ。
小泉八雲
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<通りがかりの歴女のはなし>
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衝撃の天正令和見聞録!
・まさかの「オールジェンダー風呂」に歴史の闇を見た気がいたしますわ!
ああ、まさかこんな面白き見聞録に出会えるとは!通りがかりの歴女でございますが、この度、加地鳴海殿と小姓・仁科源太殿が書き記されたという『天正戦国小姓の令和見聞録』なる稀覯本を拝読いたしました!
もう、冒頭からワタクシの心を鷲掴みでございます!「春日山城、鳴海幕府(開府1587年・天正15年)」ですって!?お屋形様が「上杉道満丸景虎」殿で、ご正室が「英愛御前」様(フィンランド生まれのエイミー・フェリックス氏)!?そして、毒舌ご意見番に「今 冬香」殿、食客・毒見役は「二本末 転倒」殿ですって!?これだけでもう、ワタクシの妄想が止まりませんわ!なんとも豪華絢爛、そして個性豊かな面々でございますこと!
天正四百五十三年 七月六日「オールジェンダー風呂の風景」に秘められた真実とは!?
さて、本日の見聞録は「オールジェンダー風呂の光景」と題されております。戦国の世では、武将とおなごが同じ厠を使うこと、同じ湯船に浸かることなど、天地がひっくり返ってもありえないこと!それが当然でございましたわね。
しかし、令和の世では「オールジェンダートイレ」や「オールジェンダーバス」が当たり前だと、足軽小姓の奇妙な噂が流れ始めたというではありませんか!
源太殿は「決して喜ぶわけがあるまいて。心の底ではいくら嬉しかろうと顔に出してはいかぬのじゃ」とおっしゃいますが、いやはや、源太殿もなかなかのものですわね!その心中を察するに、思わずニヤリと笑みがこぼれます。男というものは、いつの世も変わらぬものですこと!
そして、好奇心旺盛な毒見役の二本末転倒殿が、実際に「オールジェンダーバスがあるという古びた宿」を見つけ出すとは、これまたお見事!小姓仲間がメザシを肴に、どんな夢物語を語り合ったことでしょう。
その様子を想像するだけで、ワタクシまで顔が綻んでしまいますわ。さぞかし、若い美しいおなごたちが湯浴みをする姿を夢見て、胸を膨らませたに違いありません!
二本末殿の「強がりの上機嫌」に歴女は共感いたしました!
しかし、ここからがこの見聞録の真骨頂でございましたわ!
上機嫌で戻ってきた二本末殿に、嫉妬で口もきけぬ小姓たち。そんな彼らをまとめる源太殿の苦労が目に浮かぶようです。
「源太殿も行きとうござったが、立場上分をわきまえねばならぬ」と、自らを律する姿は、まさに小姓の鑑!ですが、やはり「口外せぬ故話してくれぬか」と、二本末殿に詰め寄るあたり、源太殿もその実態が気になって仕方ないご様子。
ええ、ええ、わかりますとも!そのお気持ち、痛いほどにわかりますわ!ワタクシもこの見聞録を読みながら、同じ心境でございましたから!
ところが、二本末殿の口から出た言葉は「ワシがそんなに上機嫌に見えおるか」「強がりの上機嫌には見えぬか?」ですって!?
そして極めつけは、「つまらなすぎて顔が引きずってしもうて、笑い顔にするしかなかったのじゃ」と!
ああ、二本末殿!そのお気持ち、よくぞおっしゃってくださいました!世の中には、期待が大きければ大きいほど、その反動でがっかりするものですわね!
ワタクシも、歴史の史料を読み解いて、新しい発見だと思ってわくわくしたのに、蓋を開けてみれば「なーんだ」と思うこともございますもの!二本末殿の強がりと、その裏にある落胆を思うと、もう胸が締め付けられるようですわ!
宿と五十年前の合戦、そして「三途の川を渡ろうとしておる老婆の群れ」の真相!
源太殿が「若い美しいおなご達も漬かっていたのじゃろう」と、小姓仲間が妬くのも当然だと夢見るような言葉を投げかけますと、二本末殿は「そうよな。昔はな」と答えます。
この「昔はな」という言葉に、ワタクシは一抹の不安を感じましたわ。そして、二本末殿が語る真実とは……「三途の川を渡ろうと準備をしておる老婆だけということじゃ」ですって!?
もう!ワタクシ、思わず「なんですとぉぉぉ!?」と叫んでしまいましたわ!源太殿の顔が引きつったのも無理もございません!ワタクシも今、同じ顔をしておりますもの!
期待を打ち砕かれた二本末殿の絶望と、それを聞いて顔が引きつる源太殿。この一連の流れ、見事としか言いようがございませんわ!加地鳴海殿、そして仁科源太殿、あなたは天才でございます!
そして、さらなる衝撃の事実が!「その宿は五十年前の合戦で多くの女人が討ち死にしたと後でしったのじゃ」ですって!?
となると、二本末殿が見たという十人ほどの老婆たちは……まさか、まさか、その合戦で討ち死にした女人たちの怨霊!?
「今宵は眠れまい。満月でもあるしな。北風も強うなっておる。丑三つ時には何かあるやもしれぬ…」「そなたの背に白い影が」という源太殿の言葉で、この見聞録は幕を閉じますが、もうワタクシの脳裏には、湯船に浮かぶ(かもしれない)老婆たちの姿がこびりついて離れませんわ!
歴史の闇と人間の欲望が交錯する、稀代の奇書に拍手喝采!
いやはや、この『天正戦国小姓の令和見聞録』は、単なる珍しい見聞録ではございませんわ!戦国の世の男たちの純粋(?)な欲望と、令和という未来の世界への期待、そしてそれが無残にも打ち砕かれる現実、さらには歴史の闇に葬られた悲劇が、ユーモラスかつ背筋が凍るような筆致で描かれております!
二本末殿の切ない「強がりの上機嫌」と、源太殿の率直な反応が、もうたまらなく人間臭くて、愛おしくさえ感じられます。そして、まさか最後に心霊現象にまで話が及ぶとは!これぞまさに、歴史と怪談、そして人間模様が織りなす稀代の奇書!加地鳴海殿と仁科源太殿に、心からの拍手喝采を送らせていただきますわ!
この見聞録を読んで、ますます次の話が気になって仕方ありません!天正の世の小姓たちが、令和の世で一体どんな驚きや戸惑いに出会うのか、そしてどんな珍騒動を巻き起こすのか!ああ、想像するだけで胸が高鳴りますわ!ぜひとも、また次の見聞録を拝読させてくださいまし!
いかがでしたでしょうか?通りがかりの歴女として、興奮と感動を込めて文を綴らせていただきました!
<通りがかりの歴女>
