「幻日」 第12話
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コンクールでの受賞が決まった。朱音の描いた絵は、大賞を受賞した。意外にも、担任が大騒ぎしていた。「伊崎、お前本当に天才だったんだな! 絵のことはよくわからんけどすごい!」と褒めているのだろうが、よくわからない言葉を発していた。林は良かったとほっと胸をなでおろしていた。天才少女と持ち上げられた生徒の顧問になるのはプレッシャーもあったのだろうと朱音はその時はじめて感じた。
朱音自身は嬉しい気持ちはもちろん、それ以上に心底ほっとしていた。「社会人の賞に出すのではなく順を追って」なんて、賞を取って当然のような口ぶりで参加してしまったけど、かすりもしなかったらどうしようと思う気持ちが常にちらついていた。学校側にはもちろんだが、朱音は両親の方へのプレッシャーが大きかった。
綾子に報告すると、朱音を抱きしめて喜んでくれた。美術館に展示されているのを見て、大いに感動してくれた。やはりあなたは天才だ、と涙ながらに呟いた。
あの事件以来両親と会話をすることが多くなっていた。綾子は距離感がわからなかっただけで、心を開かない朱音とどうやってコミュニケーションを取るべきか悩み、あまり無理やり距離を詰めるのも良くないと思っていたようだった。特にあんな事件があった子どもだ。間違えると行けないと、慎重になっていたようだった。綾子は綾子なりに、「朱音の絵の才能を買うような流れ」になってしまったことで傷つけてはいないかと考えていたという。
洋平は、朱音自身にはあまり興味がないと思っていたが、朱音以上に「綾子の望みをかなえてあげたい」という気持ちが強い人だとわかった。事業家で忙しく、結婚当初から綾子に対してなかなかコミュニケーションをとることも、思い出を作ることもできなかった。二人とも望んでいたのに、結局子どももできなかった。朱音が伊崎家へ来たことで綾子が明るくなったと、朱音に感謝を述べてくれた。これからもずっと一緒にいてくれと言ってくれた。
受賞を聞いた綾子が自分のことのように喜び、そのはしゃぎっぷりを見て洋平が嬉しそうに笑っていた。
やっと朱音は、その言葉を素直に受け取れるようになっていた。
諒も、「美術館なんかいつぶりだろう」と言いながらも見に来てくれた。朱音も一緒に見に行った。絵を見たときの諒の反応が見たかった。
諒は朱音の絵を見て「これ、俺がモデルなの?」とちょっと複雑な顔をしていたが、「すげー綺麗だな」と言った。朱音には、その言葉だけで十分だった。
タイトルは、悩んだ末に「幻日」にした。
「タイトル、どういう意味?」
「幻日って、太陽の光が反射して、太陽のように見える光のこと。それがね、太陽じゃないのに、凄く綺麗なの。この背景はそういうイメージで描いた」
「音」と呼ばれて育った幼少期と、今の「伊崎朱音」という自分。朱音にとって、「音」は「朱音」にとって、幻のような存在に感じられることがあった。しかし、里穂に話を聞いてから幼い「音」は、それでも綺麗な愛に包まれた存在だったのではないか、と思えるようになった。少なくとも、諒と一緒に過ごした幼少期は、辛いことばかりではなかったはずだ。
最初は違うタイトルを考えていたが、里穂から話を聞いた後、無理を言って差し替えた。今は、この絵にはこのタイトルがしっくりくる。
里穂も、婚約者と見に行ってくれたようで、大いに感動したとメッセージが届いていた。感想が届くたびに、朱音は描いてよかったと思う。
意外なことと言えば、クラスメートの高村莉乃という女の子が、美術部に入部した。彼女は以前、課外授業の際にスケッチをする朱音に声を掛けて来た子で、朱音はどうせ悪意をぶつけに来た他の子たちと同じだろうと気にも留めなかったのだが、莉乃は朱音の絵が大好きだと言った。
「本当はずっと話しかけたくて。中学の時の絵も見たし、今回の絵は本当に凄くって、今度こそ話したいって思って……」
そう言って朱音の話をたくさん聞きたがった。莉乃は、クラスに馴染めていない朱音を気に掛けるも、同じグループの子たちが朱音のことをよく思っていないのでなかなか声を掛けられずにいたという。課外授業で声を掛けたとき、グループの子たちが朱音に失礼な振る舞いをして、それ以来迷惑になると思ってなにも出来なかったそうだ。
「私、伊崎さんの話を聞きたい。今度美術室に行ってもいい? 邪魔はしないから」
同世代の女の子にそんなことをストレートに言われたのははじめてで、朱音はたじろいだが、素直に感謝できた。その日から、放課後美術室に遊びに来る莉乃と話しながら絵を描くことが増えた。どうせだから入部したら、と誘うと、私にも描けるかな、と言って入部してくれた。林も新入部員は大歓迎だと言って喜んでいた。朱音は、はじめて高校に友達と呼べる存在が出来た。
今まで、彼女のような存在がいる事さえも気づかないふりをしていたんだろうと自分を振り返る。悪意や嫌なことばかりが目に付くけれど、そこばかり気にしていると、そうじゃないものを見失うこともあるのだと知った。莉乃と距離を縮めたことをきっかけに、少しずつだけどクラスメートとも話をする機会が増えた。みんなのようにすぐに溶け込むことはできないけれど、悪意ばかりを見るのはやめようと思った。
雑賀ももちろん展示を見に行ってくれた。
雑賀には、事件の後に報告をしに行っていた。拉致された話しに雑賀は驚き、怒り、朱音の精神や身体の心配をした。朱音は雑賀に対して疑いを持ったことも素直に告白した。
「ごめん先生、私先生のこともちょっと疑っちゃった。手紙見せたの先生だけだったから」
「えぇ、俺がどんだけ伊崎を思ってるか……伝わってなかったか……」
と雑賀は大げさに嘆いて見せた。
展示を見たあと、美術館の展示場を出たロビーで雑賀は言った。
「もうこの先の話は聞いてるか?」
「この先の話?」
「あ、聞いてないのか……? まずい、林先生に怒られる」
「え、なに?」
しまった、という顔をして雑賀は顔をしかめるが、朱音はしつこく聞いた。
「林先生には言うなよ……というか、はじめて聞いたふりしろよ」
「わかりました」
全然自信はないが、聞きたいので了承した。
「このコンクールはロンドンの美術学校と交流がある。毎年生徒がこちらにきて、受賞者は一緒に交流する機会があるのは知ってるよな?」
「そんなことが書いてあったような気もしますね」
「うん、本来ならそれだけなんだけど、今年は向こうの学校からお呼びがかかった。大賞の受賞作が大変素晴らしいので、ぜひうちに来ないか、と」
「へぇ……」
朱音は、そんなこともあるんだなと思って雑賀の話を聞いていた。
「へぇって、大賞受賞者、つまり伊崎の話だぞ」
「……えぇ?」
雑賀に言われて、朱音は気づく。大賞受賞者が、うちに来ないかと言われた。朱音に、来ないかと、ロンドンの学校が。
理解するまでに時間がかかった。
「つまり、留学しないかという話だ。一年間、授業料は向こうが持つ。こんな話はなかなかないぞ」
朱音は今までそんなことは考えたこともなかった。日本から出たこともないから、想像もつかなかなかった。
「あっちは、日本よりアートが身近だ。当たり前のように絵の話をする人が溢れてる。日本だとそうはいかない。もちろん、ご両親のこともあるし、高校の一年間は大きい。でも、俺はいい経験になると思う」
「……先生」
「ん?」
「それ、林先生から言われたときどういう反応すればいいですか」
「……今と同じ、へぇ、でいいと思う」
そうか、リアルな反応を覚えておこう、と朱音は思った。
翌週、林と担任から正式に留学の話があった。朱音は「へぇ」を実践し、「おまえのことだぞ!」と雑賀と同じようなツッコミを受けた。両親と話をしてみます、と言うと、林は「いい刺激になると思う」と、雑賀と同じようなことを言った。その学校のパンフレットを渡されて、中を見ると確かに魅力的に映った。それと同時に、全く読めない文字に不安にもなった。
両親に伝えると、綾子は「是非行ってらっしゃい!」と言った。洋平は、「朱音の意思を尊重する。行くとなると、お金の心配は一切いらない。生活費を含めて、行くからには吸収することだけを考えなさい」と言った。朱音は改めて、ありがたい環境に居ることに感謝した。
日に日に、行ってみたいという気持ちが高まって行った。不安がないわけではない。それ以上に、あっちの世界を見てみたい、という気持ちが大きかった。
諒にも話をしてみよう、と連絡しようとすると、その時にちょうど諒から連絡が入った。珍しく電話だった。
「どうしたの? 珍しいね」
『朱音、母親に会ってくれるか』
諒の声は沈んでいた。母に、会う?
「……どうしたの?」
『母親が、危ないらしい。俺も呼ばれてる。朱音も、一緒に行ってくれないか』
朱音は両親に事情を説明し、洋平が呼んだタクシーで急いで病院へ向かった。大きな病院の前につく。タクシーの運転手は「帰るときはこの番号に電話してください」と番号を手渡して去って行った。
あの事件以来、朱音は母とは一度も顔を合わせていなかった。入院してることは知っていたが、どこの病院かは今初めて知った。中に入って、受付に事情を説明する。母の名前を聞き、通路を案内される。そこには諒が待っていた。
「朱音……突然ごめん」
「なに言ってるの、連絡してくれてありがとう。お母さん、悪いの……?」
諒によると、強い薬を使ってることもあり、ここ一年くらいは容態が悪化していたらしい。朱音は精神病だと聞いていたので、身体の方が悪くなることはないと思っていた。知ろうとも、していなかった。
看護師が来て、「お子さんですね、今少し落ち着きました。面会どうぞ」と促す。「あまり長い時間はいられないけど」と言われ、病室に入る。
ベッドに横たわり、点滴や色んな管に繋がれた母が、そこにはいた。朱音は、記憶の中の母と一致させようとしたが、どうにも繋がらなかった。やつれて、顔色が悪い。ずっと寝たきりだから当然だろうが、どこからどうみても病人の姿だった。
看護師が、母に声を掛ける。
「朋奈さん、お子さんたちが来てくれましたよ」
そう言って、看護師が朱音と諒に「名前を言ってあげてください。聞こえるはずです」という。
諒が「母さん」と声を掛けると、朋奈がうっすら眼を開ける。
「諒……? 諒、来てくれたの……」
ゆっくりと、声が聞こえる。掠れて、耳を澄まさないと聞き逃してしまいそうなか細い声。それでも、嬉しそうなニュアンスは伝わった。
看護師に「さあ、あなたも」と促されるが、朱音は躊躇した。諒のことは嬉しいだろう。しかし、朱音が来て母は喜ぶのだろうか。もしかしたら、精神状態が悪化する可能性もあるのではないだろうか。そういえば、どちらの医者にも面会を止められていたではないか。漁に呼ばれるままに来てしまったけど、ちゃんと事情を説明しなきゃだめだったのではないか……朱音が顔を出したことで、もし母に何かあったら……それに、「朱音です」で分かるのだろうか。母はずっと朱音のことを「音」と呼んでいたのだ。
出て行った方がいい、そう思い、背を向けようとしたとき、朋奈が朱音を見た。
「……おとちゃん……あか、ね……?」
目が大きく開かれて、驚いたようにこちらを見ていた。ああ、やはりダメだ、来るべきじゃなかった、と思った瞬間、朋奈の目に涙が伝った。
「朱音……朱音、ごめんね……朱音……私の子……」
朱音、と言い続ける朋奈に、朱音は自然と涙が出て来た。
「お母さん……朱音だよ。お母さん、頑張って」
手を握って、必死に訴える。朋奈はそれを見てずっと泣いていた。ごめんね、朱音、と繰り返しながら。
看護師に、これ以上興奮するとよくないので、と面会を終わらせるように言われ、そっと朋奈の手を離した。朋奈は名残惜しそうに手を差し伸べていた。「また諒と一緒にくるね」と言って、病室を出た。
「あなたが朱音さんね」
と看護師に言われる。そうです、と言うと
「ずっとね、あかねちゃんごめんねって、うなされるように言っていたの。きっと、ずっとあなたに会いたかったのね」
朱音はそう言われて、また涙が流れた。信じられないような事実だった。朋奈には、十年間ずっと恨まれていると思っていた。
「母は、大丈夫なんでしょうか」
「さっきより、かなり症状は落ち着きました。正直、連絡を入れたときはいつどうなるかわからない状態だったけど、今日はもう大丈夫だと思います。……良かったら、また来てあげてね」
朱音はタクシーに連絡をして、諒と共に病院の廊下で待っていた。
「俺、ずっと朱音に嫉妬してたのかもしれない」
諒がぽつりとそう呟いた。
「子どもの頃も、母親は朱音に歪んだ感情を抱いていたけど、俺を見ているとは思えなかった。朱音のことばっかり気にしてた。思い返すと、そんな風にしか思えなかった。入院してからも、朱音のことしか頭にないんじゃないかって」
「諒」
「俺ね、事件の後、施設の人が、あの人の元旦那……俺の実の父親に連絡してみたんだって。母親がこういう状態だから、息子を引き取れないかって。でも拒否されたらしくて」
それを聞いたときの諒の気持ちはいかほどだっただろう。
実の父親に拒否され、実の母親は、姉を殺そうとして、父を殺してしまった。うなされて出てくる言葉は「朱音」という名前。諒は、どういう気持ちでこの十年間すごしてきたのだろう。そう思うと居た堪れなくなった。諒が、朱音に悪意を抱いていた気持ちが、ここにきてやっと腑に落ちた気がした。諒の気持ちを考えると、胸が痛む。もしかしたら自分よりもよっぽど重いものを背負っているのではないか。
朱音は諒の頭を引き寄せる。諒は静かに泣いていた。
「大丈夫、諒には私がいる。幸せになろう」
家に帰って、朱音は母親と弟の話を両親に話した。母親の話は聞いてはいたらしいが、朱音を思って泣いていたことを知って驚いていた。
「実は、前の事件からずっと弟さんのことは考えていてね、ふたりで相談もしていたの」
綾子がそう告げる。朱音は初耳で、意外だった。
「もし、弟さんが良かったら、うちに来ない? 朱音が留学することだし、来てくれたら私も嬉しいんだけど」
朱音は、飛び上がりそうになるほど喜んだ。しかし、そこまで甘えてしまっていいのだろうか、という気持ちも芽生える。
「もちろん、朱音が帰ってきても一緒に暮らしたらいいわ。弟なんでしょう?」
その綾子の言いように、ふと、両親の懸念が何だったのか気づいてしまった。弟と言えども血のつながりがない。そんな二人が一緒に暮らすことがいいことなのかどうか、迷っていたのだろう。しかし朱音の話を聞いて、「弟」として見ていることを感じたのだろう。
朱音は、よろしくお願いします、と頭を下げた。洋平は「娘の弟なら当然だろう」と少しだけ照れたように言った。
翌日、朱音は諒を呼び出して話をした。諒は最初信じられないという表情をして、そのあと黙り込んでしまった。そして
「俺だけそんなこと……」
と呟いた。諒は施設にいる子どもたちのことを考えていて、自分だけ幸せになることに抵抗があるのだろう。
「諒、わかるよ。私もそう思った。でもね、そうすることで、施設に空きができるの。そうしたら、私たちのような子どもがそこに入れるんだよ」
「……でも、俺朱音みたいに才能もないし、しかも俺、殺人犯の息子だよ」
「それは、両親はちゃんと知ってる。それを言うなら私だってそう。ちゃんとしっかり働いて、恩返しして行こう。私も留学先で頑張るから」
「え、留学?」
留学の話をするのをすっかり忘れていた朱音は慌てて留学の説明をする。諒が「先に言えよ!」と怒ったようにいい、その後「なんだそれ、朱音すげえな……」と呟いた。
「だから、母の元にいてあげて欲しいの。いい人だよ。私がいない間、母をお願いしたいんだ。諒にだから頼めるの」
そういうと、諒は拗ねたような何とも言えない顔をした。
「その言いようはずるくない? 断れないじゃん」
それからは、とんとん拍子に諒の養子の話が進み、同じように朱音の留学も話も順調に進んでいった。里穂にも報告をすると、養子の話も留学の話も、「信じられない!」と喜び、電話をかけてきた。そして、里穂からも「無事に結婚することになった」という嬉しい報告をもらった。仕事にも無事に復帰できたようで、朱音は胸をなでおろした。自分のことがきっかけで、仕事をやめることになったり、結婚の話が上手くいかなかったら……と気にかかっていたのだ。
里穂は、朱音の父を愛してくれた人。幸せになってもらいたいと心底思う。
留学の前に、朱音は里穂に聞いて、父、史也のお墓に来ていた。
里穂はときどき来て掃除してお花を上げてくれていたらしい。朱音は、そのことに感謝した。そして、ずっと放っておいてごめんね、と父に謝罪する。
ずっと、不倫をした勝手な父親だと思っていた。里穂から話を聞いて、そうではなかったことを知る。あれから、たくさんの話を里穂から聞いて、記憶をつなぎ合わせて来た。今では父の優しい笑顔も思い出せるようになっていた。
実の母は、全く記憶にない。それでも里穂が、父から聞いた話を聞かせてくれた。本当に少ない話しだったけど、朱音の母はとにかく朱音が生まれたことを喜び、育児の辛さなんてこの子のためなら何ともないという強い女性だったという。突然病気になって、朱音を置いて行ってしまうことに涙していた、と言う話を、史也から聞いたと里穂が話してくれた。母の墓がどこにあるかはわからないが、ロンドンから帰ったら調べようと思う。実の母方の親族がいるかどうかも、朱音はよくわかっていない。今は、母にも伝えたくて仕方がなかった。
『愛されていないなんて思って、ごめんなさい』
新しい家族に恵まれたこと、雑賀や林の支えがあること、そして諒とまた家族になれたこと。里穂がずっと見守っていてくれたこと。朋奈が、朱音に謝ってくれたことや、ずっと後悔していたことも。
今までの話を報告した。
ロンドンで、新しい出会いや経験をたくさんして、全てを活かせる人間になりたい。雑賀や林が言うように、新しいものを描けるようになりたい。コンクールの絵をきっかけに、中学の頃と同じように朱音はまた絵を描く楽しみを思い出していた。
自分が雑賀や林が出来なかった絵の道を行けるかどうかはわからない。でも、もしそういう可能性があるとしたら、今はその道を目指していこうと思う。
「お父さん、お母さん、見守っていてね」
そう呟いた声は、青空に溶けて行った。
了
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