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本能寺の変1582 【重史205】 天正十年六月二日、明智光秀が織田信長を討った。その時、秀吉は備中高松で毛利と対峙、徳川家康は堺から京都へ向かっていた。甲斐の武田は消滅した。日本は戦国時代、世界は大航海時代。時は今。歴史の謎。その原因・動機を究明する。『光秀記』

【重史205】 『信長公記』

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→【シリーズ】
 信長の甲斐侵攻 光秀と長宗我部元親 本能寺への道  
その一因 目次大 概説大 目次中 →
 1時代の風潮 2光秀という男 3光秀と光慶 
 4光秀の苦悩 5志向の相違  +信長の油断 →
 3 (1)光秀の素性 (2)光秀の年齢 (3)光秀の嫡男 
見えてきたもの 目次大 目次中 +240607 
【人物】 【信長の人物像】 6 7 8 9 10
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 信=信長の人物像 光=光秀の人物像 そ=その一因 テ=テーマ別 
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【重史205】

①六月廿五日、羽柴筑前守秀吉、中国へ出勢。

②打ち立つ人数、二万余騎。

③即時に、とつとり(鳥取)を取りまかせ、

④海上には、警固舟をおき、浦々、焼き払ひ、

⑤数千挺の弓・鉄炮勝り出し、

                      『信長公記』


 天正九年1581、六月二十五日。           158100625

 秀吉が、鳥取城攻めへ向かった。
 軍勢、二万余騎。

  六月廿五日、羽柴筑前守秀吉、中国へ出勢。
  打ち立つ人数、二万余騎。
  備前・美作打ちこし、
  但馬口より、因幡国中へ乱入。

 鳥取城は、海上から、兵粮を補給していた。
 
  橘川式部少輔(吉川経家)楯籠るとつとりの城、
  四方離れて、嶮(さが)しき山城なり。

  因幡の国は、北より西は、滄海(そうかい)漫々たり。
  とつとりと、西の方、海手(うなて)との真中、
  廿五町程隔て、西より東南町際へ付きて流るゝ大河(千代川)あり。
  此の川、舟渡しなり。
 
  とつとりへ、廿町程隔て、川際につなぎの出城あり。
  又、海の口にも、取り継ぐ要害あり。
  芸州よりの味方引き入るべき行として、二ケ所拵(こしら)へ置きたり。

 秀吉は、鳥取城を包囲した。
 
  とつとりの東に、七、八町程隔て、並み程の高山あり。
  羽柴筑前、彼の山へ取り上り、是れより見下墨み、
  則ち、この山を大将軍の居城に拵へ、
 
  即時に、とつとり(鳥取)を取りまかせ、
 
  頓(やが)て又、ニケ所のつなぎの出城の間をも取り切り、
  是れ又、鹿垣結ひまわし、とり籠め、
  五・六町、七・八町宛(ずつ)に、諸陣、近々と取り詰めさせ、
 
  堀をほつては、尺(柵)を付け、又、堀をほつては、塀を付け、
  築地、高々とつかせ、
  透間なく、二重・三重の矢蔵を上げさせ、
  人数持面々等の居陣に、矢蔵を丈夫に構へさせ、
 
  後巻の用心に、後陣の方にも堀をほり、塀・尺をつけ、
 
  馬を乗りまはし候へども、射越しの矢にあたらぬ如くに、
  まはれば、二里が間、前後に、築地、高々とつかせ、
 
  其の内に、陣屋を町屋作りに作らせ、

  夜るは、手前々々に、篝火たかせ、
  白中の如くにして、廻番丈夫に申しつけ、

 秀吉は、水軍の重要性を熟知していた。
 海上を封鎖し、浦々を焼打ちした。

 
  海上には、警固舟をおき、浦々、焼き払ひ、

 秀吉は、長期戦に備えていた。
 銭(経済力)、あらばこそ。
 
  丹後・但馬より、海上を白由に舟にて兵糧届けさせ、
  此の表一着(=決着がつくまで)の間は、
  幾年も在陣すべき用意、生便敷次第なり。

 秀吉の軍勢は、数千挺の弓・鉄炮を装備していた。
 戦いには、莫大な銭金を必要とした。

 おそらくは、堺の商人。
 天王寺屋(津田宗及)らの関与があった・・・・。 
 
  芸州より、後巻候はゞ、
  二万余騎の人数の内、数千挺の弓・鉄炮勝り出し、
  一番に矢軍(やいくさ)させ、
  其の後、(敵が)構へ懸り候はん(=攻めかかってきたら)に、
  思ふ程、手を砕かせ(=手を焼かせ)、
  噇(どう)っと切りかゝつて、悉く討ち果たし、
  中国一篇に申しつくべき手当、堅固なり。
                           『信長公記』
 


 【引用】

 【参照】【四国問題】
    
天正八年1580
    天正九年1581
    天正十年1582



 ⇒ 次へつづく


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