中小企業診断士2次試験|合格率約18%の試験をどう戦うか?
まず、ご報告から。
noteのフォロワーが300人を超えた。
始めた時から300人を目標に掲げていたので、素直にうれしい。
読んでくださっているみなさん、本当にありがとうございます。
さて、ここからは診断士受験生への話だ。
令和7年度2次筆記試験の合格率は、17.6%だった。平成21年度の17.5%に次いで、ワースト2位である。
そして今日は、8月14日だ。
10月25日の2次試験まで、あと72日!

これから本番までの約2ヶ月半、SNSもnoteも2次試験の情報で溢れかえる。有益なものもあれば、心をかき乱すだけのノイズもある。
だから今日は、プロ講師のわたしがこれまで書いてきた2次試験関連の記事と、教え子たちが書いた記事を、「読み方」つきで並べておく。
読む順番と読み方を先に決めておけば、情報に振り回される時間を減らせるからだ。
令和8年度は、10月25日の一発勝負である。令和8年度から、2次口述試験が廃止されたからだ。
つまり、10月25日の筆記試験の結果が、そのまま2次試験の合否になる。合格発表は令和9年1月13日。
そして令和7年度は、1次の合格率23.7%、2次が17.6%。
合格率が同時に下がった年だった。
なぜ絞り込まれたのか。その先に何が求められているのか。
データをもとに考察したのが、この記事だ。
結論だけ先に書いておく。
基礎力 × 正確性 × 実務対応力。この3本柱である。ミスへの許容度が、極限まで低くなっていると、わたしは見ている。
わたしが受講生にいちばん言っているのは、この2つだ。
「(解き方は)徹底的にぱくれ!混ぜるな危険!」
これと思ったやり方は、遠慮なく丸ごと真似ればいい。ただし、複数の流派を混ぜてはいけない。
なぜなら、2次試験に公式の正解は存在しないからだ。予備校も参考書も、それぞれが独自の解法を持っている。真逆のことを言っている場合すらある。
その真逆を両方インストールしたら、本番では使えない。当たり前の話だ。
合格体験談は、あくまでN=1

様々な合格者が合格体験記やノウハウを発信している。発信者に近い属性を持つ人にとっては宝の山だが、そうでない人が安直に真似ても、そのまま機能するとは限らない。大事なのは、「誰のノウハウか?」を毎回問うことだ。
その見極め方をまとめたのが、この2本になる。
判断軸は、シンプルに2つでいい。
相性と、再現性。
どんなに優れたメソッドでも、試験会場で自分が再現できなければ意味がない。
ついでに、講師としてのわたしの手の内も晒しておく。何を考えて教壇に立っているのかを知ってから読んだほうが、上の2本は正確に伝わるはずだ。
残りの期間を3つに分ける

あと72日。長いようで、まったく長くない。
①いま〜8月末:型をひとつに決める
この時期の最大の失敗は、「解き方の正解」を探しに行ってしまうことだ。
そして、あれもこれもと手を出す。
正解を探している時間は、解き方を自分にインストールする時間にはならない。それだけは覚えておいてほしい。
1年目に予備校5校+参考書2社をつまみ食いして大混乱し、2年目に絞り込んで合格した教え子の記事が、これ以上ないほど雄弁だ。
「型があるから型破り、型がなければ形無し」
彼の言葉ではなく、十八代目中村勘三郎さんの言葉だが、この3ヶ月にこれほど似合う一節もない。
②9月〜10月中旬:パーツと得点力を、分けて鍛える
ここまできたら、漫然と過去問を回す時期ではない。
プロセスの定着と併せて、「設問分析力」「編集力」「計算処理」といった能力を個別に鍛えるパーツ強化と、80分通しで解く得点力強化。この2つに意識的に取り組むことが重要だ。
3年目でそれに気づいて合格した教え子の記事がこちら。10月の過ごし方が、具体的に書いてある。
そして、事例Ⅳ。
ここは勉強量が最も素直に得点に繋がる。経営分析・CVPやセールスミックス・設備投資の経済性分析は毎年出る。決して避けて通れない。
事例Ⅳ87点で合格した教え子の記事と、還暦を過ぎてストレート合格した同じ書き手の記事を並べておく。
さらに、この時期に必ず訪れるのが「心が折れそうになる瞬間」だ。
特に多年度生。2年連続で不合格を経験し、3年目に合格した教え子が、自分をどう立て直したかを書いている。数字を都合よく解釈するという、実に人間らしい戦略だ。
③10月25日、そしてその先
前日までに装備を詰め切り、当日は手順を回すだけにする。
持ち物、会場での“べからず”、そして再現答案の作法。TAC名古屋校の受講生用に毎年つくっている「2次試験合格のしおり」から抜粋した記事が、これだ。
試験が終わったら、記憶が新鮮なうちに再現答案を作る。「作ったことを後悔した」という話は、聞いたことがない。
そして、試験直後に必ず訪れる「できなかった」という感覚について。
受験生74人の生の声を集めたアンケート結果がこちらだ。体感と実際の得点は、驚くほど乖離する。相対評価なのだから、当然である。
最後に、少し先の話も置いておく。
合格はゴールではない。スタートラインだ。受験中から「合格後に何をするか」を考えている人と、そうでない人とでは、モチベーションの質が根本的に違う。
楽して受かる道は、ない。
身も蓋もないことを書くようだが、もともと素養がある人は、短期間で受かる。それは事実だ。ただし、稀である。
大多数の受験生は、時間と量を積み上げるしかない。上の記事で教え子が公開している勉強時間を見ればわかる。合格年度に969時間、直近3ヶ月だけで414時間だ。
これが、あなたが本番で隣に座るライバルの熱量である。
そのうえで、いちばん伝えたいことを書く。
どんな解き方であっても、自分が選んだものを、最後まで貫くこと。
10月に入ってから「やっぱり別の型のほうが」と揺れるのが、いちばん危ない。
12本の記事を並べて、わたしが思ったこと

今回、教え子たちの記事を読み返して、正直なところ震えた。
型を1つに絞れ。パーツと得点力を分けろ。プロセスを守れ。再現答案を作れ。
わたしが教室で言い続けてきたことを、彼らが自分の言葉に翻訳して、後進のために書いている。
講師の仕事は、試験会場で受験生が再現できる形でノウハウを渡すことだ。渡せたかどうかは、教え子の答案と結果でしか確認できない。
その証拠が、ここに並んでいる。
迷っているなら、まず体験してほしい。宣伝もするよ。だってプロだもの。
わたしの解答プロセス(通称「女王式」)を学べるのが、TACの「2次答案作成プロセス講義」だ。
◆全6回(令和7年度本試験を使用)
◆Web通信講座:随時配信・随時教材発送
◆教室講座:名古屋校のみ
◆受講料:30,000円(税込・入会金不要)
◆担当講師:津田まどか

フォローも用意している。
9月13日(土):プロセス講義 Zoom質問回答会
10月12日(日):プロセス講義 Zoom直前セミナー&質問回答会
10月の回では、本試験前の総チェックを行う。
まずは7分半のガイダンス動画を観て、相性を確かめてほしい。合わないと思ったら、それでいい。自分で選び取ることが、いちばん大事なのだから。
残り72日。
やった通りにしか、ならない。だからこそ、やったことは必ず残る。
まずは、自分の「型」をひとつ選ぶところから始めてほしい。
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