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SoFiの独走開始:金融スーパーアプリが市場を制す日

最近、ブロックチェーンやスマートコントラクトに関する多くのブログを書いた。そのなかから見えてきたことがある。それは、SoFiのワンストップサービスがますます有利になる未来だ。

以下に改めて記載しておく。

<SoFiの現在地>
SoFiは、銀行・証券・ローン・保険などの金融サービスをワンストップで提供している。「アプリひとつで完結できる」利便性がユーザーをひきつけ、会員数も売上も堅調な推移を示している。今年後半には暗号資産関連のサービスもリリース予定で、2025年第2四半期の決算発表説明会では、ステーブルコインの発行についても言及があった。(ステーブルコインもブロックチェーン技術の応用例)

現在SoFiは、あらゆる金融機能を統合した「金融版スーパーアプリ」として、他のフィンテックとは一線を画す存在になりつつある。

<SoFiのプラットフォーム戦略>
GAFAMをはじめとするテクノロジー企業が、消費者とサービス提供者をつなぐ仕組みを「プラットフォーム」として提供し、圧倒的なスケールと収益を獲得してきた。金融業界でも同様の構造変化が進めば、他社を寄せ付けない存在感を持つ企業が新たに誕生することになる。

SoFiは、「個人のあらゆる金融ニーズをワンストップで満たすサービス」と「他社に金融インフラを提供するBaaS型プラットフォーム」という両輪を組み合わせた「二層構造の金融戦略」を採用している。

この二層構造により、SoFiのプラットフォーム戦略はより強固なものとなり、金融業界においてSoFiがWinner Takes “Most”(Winner Takes All)の地位を確立するうえで、有利に働くと考えられる。

<Winner Takes Allの成立条件>
Winner Takes Allが成立するには、「ネットワーク効果」「スケールメリット」「データの独占とサービス改善」「ブランドとロックイン効果」が必要とされるが、SoFiはそのすべてを満たしている。

【参考ブログ】
SoFiのワンストップサービスが生む「Winner Takes “Most”」-前編-
SoFiのワンストップサービスが生む「Winner Takes “Most”」-中編-
SoFiのワンストップサービスが生む「Winner Takes “Most”」-後編-

<ブロックチェーンとスマートコントラクトが溶かす「金融業界の壁」>
加えて、ブロックチェーンやスマートコントラクトといった新しい技術の台頭により、銀行・証券・保険・カード・為替・送金などの境界があいまいになり、各サービスの融合が進むことで、SoFiが現在推し進めるワンストップサービスがよりシームレスに提供可能になる未来が見えてきている。すなわち、SoFiの「金融スーパーアプリ」がますます有利になる世界だ。

もちろん、規制面の制約から、銀行・証券など各業態の垣根がなくなることはない。しかしながら、新しい技術の採用により、利便性が向上し、運用コストも削減できる以上、いずれブロックチェーンやスマートコントラクトを利用した新しいシステムに移行していき、各業態の境界線は薄れていく。

この世界が実現すれば、SoFiは金融業界における「プラットフォーマー」の覇者となり、GAFAM同様、金融業界におけるWinner Takes “Most”を実現し、圧倒的なスケールと収益を獲得する。

【参考ブログ】
「金融スーパーアプリ」への挑戦──SoFiが描くプラットフォーム戦略
ブロックチェーンとスマートコントラクトが溶かす「金融業界の壁」―前編―
ブロックチェーンとスマートコントラクトが溶かす「金融業界の壁」―後編―

※本ブログに記載の視点とともに、上記【参考ブログ】を読んでいただくと、より理解が深まる部分が多くなるように思う。

※ステーブルコインに関する参考ブログは以下。
SoFiがVisa・Masterを揺さぶる日 ―ステーブルコインがもたらす決済の進化【前編】
SoFiが狙う新たな収益源 ―ステーブルコインがもたらす送金革命とBaaS戦略【後編】
【補論】SoFiが切り拓く「ポストVisa・Master」の世界に迫る―ステーブルコイン決済
SoFi:ステーブルコインで狙う経済圏 - Amazon・ウォルマートの思惑と規制の壁

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