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#12 ポジティブ・インパクトの三原則

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この記事は、連載「世界人の流儀」の一編として、株式会社セブンシーズ代表取締役・揚石洋子氏との対話をもとに構成しています。


グローバルな場面で、信頼関係を築くこと。それは難しいスキルや流暢な言語能力がなければできないと、思われがちです。でも実際には、信頼の土台をつくる行動は、とてもシンプルです。

それは、次の三つ。

  1. 目を見て話すこと

  2. 心からの笑顔を向けること

  3. 借り物ではない、自分の言葉で語ること

どれも特別な準備はいりません。
今日、この瞬間から実践できることばかりです。


アイコンタクトは、
「あなたに関心を持っています」
というメッセージを、
言葉を使わずに伝える行為です。

視線を合わせることで、
私たちは相手にこう伝えています。

「あなたの話を大切に聞いています」
「この対話に真剣に向き合っています」

文化や言語が異なっても、
この感覚は驚くほど共通しています。
信頼は、まず、真摯に向き合う姿勢から始まります。
アイコンタクトは、その最初の一歩です。


次に大切なのが、笑顔です。
ここで言う笑顔とは、
作り笑顔ではありません。

相手と良い関係を築きたい、
その思いが自然に表れた表情です。

心からの笑顔は、
相手に安心感を届けます。

「私はあなたの味方です」
「ここは安全な場です」

そんな非言語のサインは、
ときに言葉以上に深く、相手の心に届きます。

緊張しがちなグローバルな場面だからこそ、この安心感が、対話を前に進めてくれます。


そして三つ目は、
自分の言葉で語ることです。
決まり文句や、どこかで聞いた表現を使うこと自体が、悪いわけではありません。

でも、本当に信頼を生むのは、自分の感情や考えを、自分の言葉で伝えることです。

たとえ言葉につまっても、
完璧でなくてもかまいません。
「良い関係を築きたい」
その意志を持って語ること
が、
相手との距離をぐっと縮めていきます。

自分の内側から出てくる言葉や表情には、自然と感情が宿り、
それが相手の心に響いていくのです。


アイコンタクトをする
笑顔を向ける
心から話す

この三つの行動は、
どれも目立つものではありません。
しかし、その積み重ねこそが、信頼を育み、協働の土壌を耕していきます。

グローバルなビジネスの現場では、
文化や言語の違いを越えて、

「この人となら、一緒にやっていける」

そう思ってもらえるかどうかが、
成果を大きく左右します。


ポジティブ・インパクトは、
肩書きやポジションから生まれるものではありません。

あなたの存在そのものが放つ、日々のふるまいの積み重ねが、
関係性を強化し、周囲に前向きな変化を生み出します。

まずは、目の前の一人に。
次に誰かと言葉を交わすとき、 
その一つひとつの行動は、周囲にどんな波紋を広げるでしょうか。
今日から、ポジティブ・インパクトの三原則をスタートしてみませんか。

Yoko Ageishi - President, Seven Seas

▼「世界人の流儀」シリーズ
#1 グローバル・コミュニケーションの原点
#2  First 90 Days で何を語る?あなたのリーダーシップはここから始まる
#3 「わかってもらえるはず」というエゴを捨てられるか?
#4 不完全な自分を見せられるリーダー

#5 多様な価値観のあいだに橋を架ける
#6 関係性をダイナミックに動かす!スーペリア・リスニング
#7 「好奇心」はグローバルコミュニケーターのパスポート!
#8 「できない」を「まだ」におきかえる:成長のスイッチ
#9 プロアクティブは「ライフスキル」だ!
#10 あなたの強みは、国境を超える!
#11 グローバル・コミュニケーションは「心の握手」から始まる

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