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#7「好奇心」はグローバルコミュニケーターのパスポート!

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この記事は、連載「世界人の流儀」の一編として、株式会社セブンシーズ代表取締役・揚石洋子氏との対話をもとに構成しています。


グローバルなビジネス環境では、
優れた戦略や方法論だけでは、協働は前に進みません。
成果を分けるのは、相手と信頼関係を築けるかどうかです。

その信頼の起点となるのが、
意外にも「好奇心」です。

文化や価値観、前提条件が異なる相手に対して、
正解を示す前に、問いを持ち、耳を傾ける姿勢。
こうしたささやかな姿勢が、関係性の質を大きく変えていきます。


では、好奇心がないと何が起きるのでしょうか。

グローバルなビジネスの現場では、
機会はいつも、はっきりした形で現れるとは限りません。
時には、沈黙として、あるいは相手の言葉の行間に感じ取られることもあります。

好奇心が欠けていると、
私たちは無意識のうちに、自分の前提や経験の枠の中だけで相手を理解しようとします。
その結果、本来拾えたはずのニーズや兆し、
協働の可能性を、見過ごしてしまうのです。

それは失敗というより、
気づかないまま通り過ぎていく機会損失。

問いを立てなかったこと、
耳を澄ませなかったことによって、
未来への可能性が消えていく状態です。

だからこそ、好奇心は重要です。
好奇心とは、機会を「探しに行く力」ではなく、むしろ、機会が現れる瞬間をキャッチしようとするあり方(Being)。そのオープンな姿勢があるかどうかで、
見える世界の解像度は大きく変わっていきます。


ここで言う「好奇心」は、
質問力や情報収集力といったスキルの話ではありません。

それは、
相手や世界に対してオープンな姿勢でいようとすること。
自分の前提や正しさをいったん脇に置き、

  • この人は、何を大切にしているのだろう

  • この背景には、どんな文脈があるのだろう

と向き合おうとする、あり方(Being)そのものです。

好奇心とは、
すぐに判断しないこと。
わかったつもりにならないこと。
そして、自分とは異なる視点が存在することを、
前提として受け入れる姿勢です。

このオープンな姿勢があるとき、
問いは自然に生まれ、
耳は相手に向き、
対話は一方通行ではなくなります。


好奇心は、特別な人だけのものではありません。
誰もが手にすることのできる、パスポートです。
それを携えて、一歩踏み出してみる。

次の対話で、結論を急ぐ代わりに、
相手の背景に、少しだけ意識を向けてみる。

そのわずかな意識の違いが、これまで見えていなかった機会に気づくきっかけになるかもしれません。

Yoko Ageishi - President, Seven Seas 

▼ 次回の記事

好奇心を持って人や世界と向き合うとき、私たちはこれまで見えなかった可能性や学びに出会うことができます。
しかし、その道のりは常に順調とは限りません。
壁にぶつかったとき、「できない」で終わらせるのか、それとも成長の途中と捉えるのか。その視点の違いが、未来を大きく変えていきます。
次回は、「できない」を「まだ」に変える成長のマインドセットについて考えます。
▶ 次回の記事:#8 「できない」を「まだ」におきかえる:成長のスイッチ

▼ 「世界人の流儀」シリーズ

#1  グローバル・コミュニケーションの原点
#2  First 90 Days で何を語る?あなたのリーダーシップはここから始まる
#3 「わかってもらえるはず」というエゴを捨てられるか?
#4  不完全な自分を見せられるリーダー

#5  多様な価値観のあいだに橋を架ける
#6  関係性をダイナミックに動かす!スーペリア・リスニング
#7 「好奇心」はグローバルコミュニケーターのパスポート!
#8 「できない」を9「まだ」におきかえる:成長のスイッチ
#9 プロアクティブは「ライフスキル」だ!
#10 あなたの強みは、国境を超える!
#11 グローバル・コミュニケーションは「心の握手」から始まる
#12 ポジティブ・インパクトの三原則|株式会社セブンシーズ
#13 世界基準で考える「謙虚さ」:グローバル時代の"Humility"を再定義する

▼エグゼクティブ・インタビュー
Mr. Scott Pergande氏(積水フーラー株式会社 代表取締役社長)


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