育児の落とし穴 〜SNSの効能〜
自己紹介
私は、働く人の健康をサポートする「産業医」をしています。普段は、産業医活動の「落とし穴」や日々の実践・考えを、noteやX(Twitter)で発信しています。
育休・育児シリーズを始めます
2025年に第一子を授かり、合計4ヵ月ほど育休を取得しています。この経験を通して得た学びを、『落とし穴シリーズ』として発信していきます。特に、これから育休を取ろうと考えている男性に参考になればと考えています。諸先輩方からすれば鼻で笑われるような内容もあろうかと思いますが、こんな人間もいるんだと温かい気持ちでご笑覧いただければ幸いです。
SNSの効能
SNSは育児孤独を救う
育児をしていると、ときにほんのわずかな孤独感のようなものに襲われることがありました。孤独感といっても、ときどきで異なる色々な意味合いの感覚だったような気がします。
例えば、仕事やインプットができないことへの焦り感、仕事(キャリア)から置いてけぼりをくらっている感覚、社会から疎外されているような感覚であり、話すことが減って寂しいような感覚たちが含まれていたように思います。
私の場合は、30代後半であるためキャリアはある程度構築されていたり、話す相手が全くいないわけではなかったので、比較的これらの孤独感はそう大きくない方なのだと思います(比較対象をどこにおくかも難しいのですが)。なので、ほんのちいさな孤独感ではありました。
とはいえ、ほんの小さな孤独感でも育児の大変さと合わさると、それなりに辛い感覚だったような気もします。
そんな状況で活用されるのが社会的なネットワーキングツールであるSNS(Social Networking Service)です。まさに、社会とのつながりですよね。
この記事ではSNSはXとInstagram、Facebook、noteあたりをイメージして書きます。
他者からの承認はありがたい
"承認欲求ツール"と揶揄されがちなSNSですが、育児をしていることが他者から承認されることは嬉しいものです。
知り合いだけではなく、多くの方から❤️をもらうことは、社会で育児をすることが認められたような感じがしました。我が子の戸籍やマイナンバーカードを取得したときにも、似たような感覚がありました。
私は、育児は一人でもなく夫婦だけでもなく、地域、コミュニティ、社会で行うべきなのではと考えているので、SNSを通じてその感覚が得られたのかもしれません。
育児の情報が交換できる
私は遅めに子供ができたため、同世代はとっくに子供が小学生とか中学生になっています。なので、育児情報を交換するような相手がいません。
しかし、SNSでは、同じ時期に子供がいる知り合いが投稿に反応してくれて、育児に関する情報を教えてくれます。赤ちゃんを育てているという共通項によってつながることができるのはSNSならではですよね。
泣き止ませ方、おすすめの育児アイテム、子供との旅行の方法などなど、多くのありがたい情報をいただきました。
そういえば、子連れ旅行で、普段そこまでやり取りをしていなかった旧友と旅行先で一緒にご飯を食べることができたのも、SNSで投稿をしていたからでした。
"あるある"は親を救う
育児をしていると「これでいいんだろうか?」「この症状は普通?病的?」と悩むことが多くあります。
医学生時代に習った小児科の知識はほとんど役に立ちませんでした。原始反射(バビンスキー反射、モロー反射、パラシュート反射)とか、1歳1語文、ワクチンの知識くらいです。国試に受かるためだけの知識ですしね笑
例えば、赤ちゃんの後頭部の毛髪が抜けてきたときには、「え?円形脱毛症?」と焦ったり(写真)、「口の周りが赤くなっているのはアレルギー?」とか、夕方に泣き喚き続けるので「なんで泣いているんだー」とか思っていました。

結果的にいえば、どれも"赤ちゃんあるある"だったわけですが、そういうのはSNSのやりとりで「うちもあったよー」とか「その時期は普通だよー」と言われることで救われるわけです。
"夫が寝た後に"という番組は我が家でもよく観るのですが、これも育児あるあるをトークする番組みたいなものですよね。
パパ友・ママ友や実家の両親などの育児に関するコミュニケーションをとる相手がいれば、その"あるある"を知ることは容易なのでしょうが、そうじゃない場合には、SNSは"あるある"を知るために最適なツールだと思います。それも含めて、育児ってみんなでやるもんだよな、って思うわけです。
育児の孤独は、育児の余裕を減らしますし、ときにメンタルヘルス不調にも陥らせることがありえます。なので、育児孤独対策の一つとしてSNSは有効な方法なんじゃないかと思っています。
(おまけ)
たまひよのルームという機能は、同じ時期の赤ちゃんを持つ親たちが集まっていて、ちょっとした雑談からぼやきをつぶやくことができます。SNSで紹介してもらったのですが、私にはいまいち刺さらなかったです(ネガティブな投稿も多めなのと、自分の生活動線にないためハマらなかった)。ありな人はありだと思いますので、やってみてください。
おわりに
私は、SNS「つながる場」「社会との接点」として捉えています。そして、孤独を溜めないために重要な場であり、経験を共有して有意味感を得る場所であり、外在化・言語化するための方法だと思っています。
それぞれの家庭ごとにSNSとの向き合い方・活用方法は違うと思いますが、本記事がこれから育休や育児に向き合う男性の参考になれば幸いです。
そして、同じように育児に頑張っている皆さん、今日も本当にお疲れさまです。
産業保健コラム〜孤独は毒〜
「孤独」は軽視されがちですが、人間にとって大きな毒なのだと思います。「孤独」がタバコと同等の害があるという報告もあるくらいです。
これまでは、そこまで孤独対策は行われてこなかったと思いますが、実際には孤独によって健康影響+離職が起きうるということを知っておく必要があります。
職場の孤独対策としては、社内SNS、コミュニティ作り、メンター制度、オンボーディング制度などの取り組みが行われています。そして、育児においても同様に取り組みが求められるのではないかと思います。
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過去の記事
育児の落とし穴〜SNSの効能〜←NEW!
育児の落とし穴〜育児は100人100通り〜←Coming soon
閑話休題1:なぜ育児休暇を取得したか←Coming soon
閑話休題2:育児休暇を取得してよかったこと←Coming soon
閑話休題3:男性の育児休暇について所感←Coming soon
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ここまで読んでくださってありがとうございます!!
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男性の育児が当たり前に!男性が休める社会に一緒にしていきましょう!
よろしくお願いします。
なお、Instagramやってます。こちらも覗きにきてみてください。
ちょっと癖のある投稿多めですが笑
また、夫婦でラジオも始めました。
育児トークは少な目ですが、よかったら聴いてください!
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