育児の落とし穴 〜育休をとった理由〜
自己紹介
私は、働く人の健康をサポートする「産業医」をしています。普段は、産業医活動の「落とし穴」や日々の実践・考えを、noteやX(Twitter)で発信しています。
育休・育児シリーズを始めます
2025年に第一子を授かり、合計4ヵ月ほど育休を取得しました。この経験を通して得た学びを、『落とし穴シリーズ』として発信していきます。特に、これから育休を取ろうと考えている男性に参考になればと考えています。諸先輩方からすれば鼻で笑われるような内容もあろうかと思いますが、こんな人間もいるんだと温かい気持ちでご笑覧いただければ幸いです。
この記事は、『落とし穴シリーズ』とは番外編で、育休をとった理由について書いていきます。
育休をとった理由
私が育休をとった理由は、大きく分けて3つです。
育児に向き合いたかったから
まず、一番大きい理由はこれです。我が子が生まれるのに、育児をしないわけにはいかないですよね。
当たり前と言えば当たり前なんですが、私の場合は仕事大好き人間だったので、育休を取らないと育児にちゃんと向き合えないだろうなと思っていました。育児を"手伝う"と表現するのはもはや禁句(タブー)となっていますが、育休を取らないと"手伝う"ような形になってしまうなと思ったんですよね。我がごととして捉えるためにも、育休をなるべく多くとって、最初から当事者として一緒に向き合いたかったわけです。
それと、「産後うつ」という概念も知っていましたので、パートナーに育児を任せっきりにしてしまい、最悪の場合パートナーが体調を崩してしまったらどうしようという不安もありました。比較的タフな人間だとは思うので大丈夫だとは思ってもいましたが、「万が一」は起こりうるので、そのためにも育休取得は必須だと考えていました。
ついでに言えば、育児問題で夫婦仲に溝ができることも避けたかったです。諸先輩方から、出産の立会いから育児に関わるあれやこれやの愚痴や不満の話(というか、確執?不和?恨みつらみ?)を聞いていたので、我が家でそれを再現させてはなるまい、という気持ちもありました。
育休が取れる環境だったから
2つ目は職場環境要因として、幸運にも私は「育休が取れる職場環境」にいた、というのが大きかったです。取れるから取ったということです。まだまだ、取りたいから取れるものではないですからね。
制度があるだけでは育休は取れないんですよね。女性と違って、取らなきゃいけない育休期間が決まっているわけではなく、まだまだ取るものだという文化は十分に醸成されていませんしね。上司や同僚の理解、業務の担当範囲、繁忙期などのいろいろな条件が揃って初めて育休は取れます。そこには、暗黙的に理由(大義名分?)も求められたりもして、なぜそれくらいの期間取りたいのか、という説明も必要だったりします。
こういうnoteを書いている身としては、「育休を取れたのは恵まれていたから」「配慮してもらったから」ではなく、男性の育休はもっと社会の当たり前になっていけばいいなと思っています。育休を取ることは、個人のわがまま(のように見えてしまう)ではなく、社会の仕組みとして普通に取るものになればいいなと思っています。そういう社会の実現には時間がかかると思いますが、このnoteがそこにわずかでも貢献できたら嬉しいです。
育休を取ってみたかったから
3つ目は少し不埒な動機で、「育休を取ってみたかった」というものです。
「取ってみたい」というと軽く聞こえるかもしれませんが、私にとってはけっこう真面目な動機であって、育休を「当事者」として体験したかったんですよね。
私は産業医という職業で働いていますので、そのサービス提供対象である企業や労働者においても「育休」(および育児関連の話題)は大きなテーマです。労働者の健康問題にもキャリアにも関わってきますからね。
情報として知ることはできますし、SNSや本、周囲の話を聞けば、それなりにイメージもできますが、やはり実際に体験しないと分からないことが圧倒的に多いですよね。
そして、こういう当事者体験は自分にとってもプラスだと考えていました。育児は人間を成長させますよね(この辺はまた別の記事で・・・)。自分にとってプラスになるから育休をとる、というと、なにやら赤ちゃんのためじゃないんかい!と突っ込まれるかもしれませんが、そういう動機が含まれていてもいいんじゃないかと思っています。
おわりに
育休を取るかどうかは、家庭状況も仕事状況も人それぞれで、その期間や過ごし方もそれぞれです。正解はないと思いますが、もし今、育休を取るか迷っている人がいるなら、本記事が少しでも参考になれば幸いです。
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過去の記事
育児の落とし穴〜育児は100人100通り〜
番外編1:なぜ育児休暇を取得したか←NEW!
番外編2:育児休暇を取得してよかったこと←Coming soon
番外編3:男性の育児休暇について所感←Coming soon
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男性の育児が当たり前に!男性が休める社会に一緒にしていきましょう!
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ちょっと癖のある投稿多めですが笑
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