緋色の研究|新訳・全文──A Study in Scarlet by A. Conan Doyle|構文野郎訳
『構文野郎の緋色の研究』
コナン・ドイルによるシャーロック・ホームズ長編第1作
『緋色の研究(A Study in Scarlet)』
の全文を、日本語に新訳した連載です。
第1部・第2部の全章を、無料で公開しています。
目次
第1部|ジョン・H・ワトソン医学博士(元・陸軍軍医部)回想録より
第2部|聖徒たちの国
この翻訳について
足さない
心理を先回りして説明しない。
原文にない感情や動機を、日本語側で補わない。
引かない
皮肉、比喩、固有名、物理的な細部を、読みやすさのために消さない。
思考を動詞のまま残す
ホームズの「推理」を、完成済みの能力として訳すのではなく、
見る
比べる
逆向きに考える
結果から原因をたどる
という思考運動として読めるようにする。
読み方
初めて読む人は、第1部第1章から順にどうぞ。
既訳を読んだことがある人は、第1部第2章「洞察の科学」や、第3章「ロリストン・ガーデンの謎」あたりが、訳の違いが分かりやすいと思います。
ホームズよりワトソンに興味がある人は、第1部冒頭から読むことをおすすめします。
再読の人は、第2部から読み返すのも面白いと思います。
なぜ訳したか
既存の日本語訳を読んでいて、ホームズが最初から完成された「推理の天才」として現れすぎているように感じた。
『緋色の研究』で描かれているのは、すでに有名になったホームズではない。
ワトソンが、奇妙な同居人の思考の仕方を少しずつ発見していく過程である。
その発見の順番を、日本語でもう一度読める形にしたかった。
一応、あとがき
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