【TRPG】KPとPLで紡ぐ濃密な時間。自作タイマンシナリオまとめ
おはようございます、早坂いのるです。
この記事は自分が制作したタイマンシナリオをまとめていきます。
はじめに
ジャンルはエモーショナル、ホラーが多めですがたまに箸休め的に書いたギャグシナリオなどもあります。
タイマンシナリオだと途中での方向修正が難しいので1本辺りを短めにしてあまりプレイに負担がかからない様にしています。KPCはキャラシートの無いPLみたいな感じで自由に動かせるようにしています。
各シナリオタイトルがnote記事のリンクになっていますので気になったものがあればご覧ください。
シナリオラインナップ
『水底の砂時計』
システム: クトゥルフ神話TRPG(6版・7版対応可)
推奨人数: 1人(KPCとのタイマン)
推定時間: 1時間
舞台: クローズド(深海図書館)
推奨技能: 〈目星〉〈図書館〉〈精神分析〉
ロスト率: 低(選択肢による)
あらすじ: 目を覚ますと、そこは静かな水の底の図書館だった。傍らに立つKPCは、砂が逆流する砂時計を手に微笑む。「この砂が溜まりきる前に、君の『栞』を見つけよう」
こんな人におすすめ: 「忙しい日常の合間に、大切な誰かと静かな時間を共有したい」
『24回の瞬きと、僕らの終末』
システム: クトゥルフ神話TRPG(6版・7版対応)
舞台: 現代、あるいは崩壊しつつある「24の部屋」
人数: PL1名(+KPC1名)
時間: 1時間(24回の決断をリズム良く行います)
推奨技能: なし。
あらすじ:2人の歩みが少しずつ、けれど決定的に分岐していく、運命の迷宮。
1時間のセッションで24の分岐を駆け抜ける、実験的で美しいKP1:PL1のタイトマン型(一本道に見えて分岐する)シナリオこんな人におすすめ:PLとNPCの「関係性の解像度」を高めたい。
『さよなら、僕らの箱庭都市』
システム: クトゥルフ神話TRPG(6版・7版対応)
舞台: 現代日本・地方都市
人数: 1人(KPCとのタイマン)または2人
時間: 2時間前後
推奨技能: 〈目星〉〈図書館〉〈心理学〉
ロスト率: 中
傾向: クローズド寄りシティ、心理的ホラー
あらすじ:探索者とKPCは、穏やかな昼下がりをいつものカフェで過ごしています。 しかし、ふと外を見ると、通行人たちが全員「同じ方向」を向いて静止していました。 空からは、雪のように白い「紙片」が降り注いでいます。 その紙に書かれていたのは、探索者の**「今日、誰にも言わずに考えた独り言」**でした。 街が、人々の内面を暴きながら、紙の細工のように崩れ始めます。
こんな人におすすめ:「あなたと私」の関係性にフォーカスした物語
『蒐集家の晩餐、あるいは聖母の接合』
システム: クトゥルフ神話TRPG(6版・7版対応)
舞台: 現代日本、嵐に閉ざされた山中の「肉の館」
人数: 1人(KPCとのタイマン)
時間: 3時間~3時間半
推奨技能: 〈目星〉〈図書館〉〈隠密〉〈精神分析〉〈医学または応急手当〉
ロスト率: 高。肉体だけでなく、精神的なロストも含む。
傾向: ボディホラー、脱出クローズド、時間制限。
あらすじ:嵐の夜、山奥の洋館「白亜館」へ逃げ込んだ探索者と大切な人(KPC)。紳士的な主「蒐集家」に迎えられるが、突如KPCの身体の一部が消失する怪異に見舞われる。館は生きた迷宮へと変貌し、探索者は制限時間内に奪われたKPCの「パーツ」や「記憶」を回収せねばならない。狂気的な美学と肉体損壊の恐怖が渦巻く中、最後に突きつけられるのは「愛する人の魂か、完璧な肉体か」という残酷な選択。執着と代償のクローズドホラー。
こんな人におすすめ:濃厚なボディホラーと、切なく残酷な究極の選択を楽しみたい方へ。
『永遠を誓った君への贈り物』
システム: クトゥルフ神話TRPG(6版・7版対応)
推奨人数: 1〜2人(KPCとのタイマン、または親密なバディ推奨)
推定時間: 2〜3時間
推奨技能: 〈目星〉〈図書館〉〈心理学〉〈芸術:音楽または絵画〉
舞台: 現代日本、人里離れた森に佇む「琥珀館(こはくかん)」。
あらすじ:亡くなった資産家・九条朔から届いた一通の遺言執行状。かつて思慕を寄せた彼の遺産を受け取る条件は、黄金の琥珀が輝く「琥珀館」で、死んだはずの彼とダンスを踊ることでした。幻想的な館を巡るうち、探索者は九条が抱いていた常軌を逸した執着と、時間を封じ込める恐ろしい魔術の正体を知ることになります。「永遠の美しさ」を捧げようと誘う死者の愛を拒絶し、限りある生へと帰還できるのか。富と狂気が入り混じる、切なくも恐ろしい追憶のロマンス・ホラー。
こんな人におすすめ:幻想的で美しい狂気に浸りたい方、死者の重すぎる愛に翻弄されたい方へ。
『微熱の檻、硝子の皮膚』
システム: クトゥルフ神話TRPG(6版・7版対応)
推奨人数:1名(KPCとのタイマン。深い信頼関係、あるいは共依存関係にある二人推奨)
推定時間:1.5〜2時間
推奨技能:〈目星〉〈医学(または応急手当)〉〈科学(または薬学)〉〈対人関係技能〉
舞台:冬の山荘、あるいは吹雪で閉ざされた「記憶の温室」。
あらすじ:猛吹雪に見舞われ、逃げ込んだ先は極彩色の花々が咲き乱れる不思議な温室。安堵も束の間、大切な人(KPC)の肌には宝石のように美しい「透明な鱗」が芽吹き、その身体を徐々に無機質な結晶へと変えていきます。変異を食い止める薬を探し、迫り来る怪異を退ける中で、探索者は「個としての死」か「一つに溶け合う永遠の幸福」かという究極の選択を迫られます。冬の閉鎖空間で描かれる、美しくも切ない身体変容と共依存のタイマンホラーです。
こんな人におすすめ:美しい結晶に侵食される恐怖と、共依存ゆえの「溶け合いたい」という誘惑に溺れたい方へ。
『星屑の呼吸、真空の箱庭』
システム:新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式:KPCとのタイマン(1人+KP)
推定時間:2時間
推奨技能:〈目星〉〈聞き耳〉〈科学(または天文学)〉〈精神分析〉
舞台:現代・クローズド(星降る廃墟)
ロスト率:低〜中
あらすじ:目を覚ますと、そこは重力を失い、窓の外に巨大な銀河がうねる「真空の箱庭」だった。傍らに立つKPCの胸には、脈動する青い星の破片が埋まり、一呼吸ごとにその身体は星屑へと崩れ始めていく。 加速する宇宙的浸食と失われる酸素。現実へ戻る鍵は、二人の呼吸を重ね、KPCの心臓に宿る「神の星の核」を砕くこと。それは、二人の大切な記憶や繋がりを代償にする行為かもしれない。静寂と星光に満ちた絶望の中で、不格好で愛おしい「生」を掴み取るためのSFクローズドホラー。
こんな人におすすめ:宇宙の美しく残酷な静寂に溶け、愛する人のために「何か」を捨てる覚悟を決めたい方へ。
『箱庭の鼓動、枯死する愛』
システム: 新クトゥルフ神話RTG(第7版)
形式: KPCとのタイマン(1人+KP)
推定時間: 45分〜1時間
推奨技能: 〈目星〉〈自然〉〈応急手当〉
舞台: クローズド(花に埋もれたサンルーム)
あらすじ:ふと気がつくと、君たちは見知らぬサンルームにいた。 窓の外は真っ白な霧。部屋の中は、季節外れの鮮やかな花々が狂い咲いている。 しかし、その美しさとは裏腹に、部屋には「死の臭い」が充満していた。 KPCの喉元からは、見たこともない「黄金色の蔦」が這い出し、呼吸するたびに花弁を吐き出している。 この部屋の主である**「シュブ=ニグラス」**の落とし子が、KPCを苗床にして完全に開花するまで、あとわずか。
こんな人におすすめ:短時間で、愛する人が「人ならざる美しい花」へ変りゆく背徳感と、それを引き留める執着を味わいたい方へ。
『零時の鼓動、秒針の揺り籠』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン(1人+KP)
推定時間: 45分〜1時間
推奨技能: 〈目星〉〈聞き耳〉〈機械修理(または製作:時計等)〉〈精神分析〉
舞台: クローズド(巨大な時計塔の内部)
あらすじ:耳を打つのは心臓の音か、それとも機械の駆動音か。目を覚ますと、そこは無数の巨大な歯車が火花を散らす「時計塔」の内部。中央の振り子に縛り付けられたKPCの胸には、肉体と化した「真鍮の時計」が埋め込まれ、恐ろしい速さで逆回転を始めていました。
針が零時を指したとき、KPCの存在は歴史から抹消される――。押し寄せる過去の幻影と、摩耗していく二人の絆。狂った時の摂理を物理的に叩き壊してでも、愛する人の「明日」を取り戻せるのか。一秒の重みと運命への抵抗を描いた、緊密なタイムリミット・ホラー。
こんな人におすすめ:刻一刻と失われる「存在」への焦燥感に震え、愛する人の未来を守るために世界の理(時計)を壊したい方へ。
『最期のひと筆、追憶の額縁』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン(1人+KP)
推定時間: 45分〜1時間
推奨技能: 〈目星〉〈鑑定(または芸術/製作:絵画・文学等)〉〈心理学〉〈歴史〉
舞台: クローズド(夕暮れの廃美術館)
あらすじ:夕暮れが止まったままの、奇妙な廃美術館。目を覚ました探索者の前には、自身の人生を切り取った絵画や彫像に囲まれ、血液の代わりに「黒いインク」を流して横たわるKPCの姿がありました。
声を失い、刻一刻と「最後の展示品」として死が確定していくKPC。探索者は館内に散らばった彼のダイイング・メッセージを解読し、運命を書き換えなければなりません。遺された言葉が真実の愛か、それとも呪いか。物語が現実を侵食する恐怖の中で、二人の結末を綴る「最後の一筆」を投じるタイマンホラー。
こんな人におすすめ:言葉にできない切なさに胸を締め付けられ、愛する人が遺した「最期の想い」を命懸けで読み解きたい方へ。
『銀河の郵便局、宛先不明の僕(私)たち』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン(1人+KP)
推定時間: 45分〜1時間
推奨技能: 〈目星〉〈聞き耳〉〈投擲〉〈精神分析〉
舞台: クローズド(吹雪の舞う銀河郵便局)
あらすじ:冷たくない雪が舞う、星々の海を漂う「銀河郵便局」。その雪の正体は、誰にも読まれず裁断された手紙の破片でした。目を覚ました探索者の隣に立つKPCは、身体が透明なガラス瓶へと変異し、その中には膨大な数の「未投函の手紙」が詰まっています。
迫りくるのは、すべてを焼き尽くす星の火。局内に山積みされた「届かなかったメッセージ」の中から、二人の運命を繋ぎ止める一通を見つけ出し、燃え盛る星の海へ投函しなければなりません。過去の後悔と向き合い、時を超えて想いを届ける、切なくも燃えるようなSFクローズドホラー。
こんな人におすすめ:「あの時、伝えていれば」という痛切な後悔を抱え、宇宙の終焉を前にして、愛する人の真実の一言を掘り起こしたい方へ。
『純白の心中、地獄への片道切符』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン(1人+KP)
推定時間: 45分〜1時間
推奨技能: 〈目星〉〈聞き耳〉〈跳躍(または回避)〉〈心理学〉
舞台: クローズド(天国のような地獄、真っ白な花園と断崖)
あらすじ:降り注ぐ白い花びらと、世界の終わりを思わせる美しい断崖。目を覚ました探索者の隣で、KPCは恍惚とした表情を浮かべ「ようやく二人きりになれたね」と心中を誘います。しかし、その足元からは不気味な「影」が這い上がり、彼を奈落へと引きずり込もうとしていました。
そこは死を願う魂を食らう神性の領域。偽りの安息に魅入られ、探索者と共に堕ちることこそが救済だと信じ込むKPCを、あなたは泥臭い「生」へと繋ぎ止めることができるでしょうか。美しき狂愛と依存、そして極限の選択を描く、心中という名のダイブ・ホラー。
こんな人におすすめ:愛する人からの「一緒に死のう」という甘い誘惑に抗い、あるいはその手を取って地獄まで堕ちる背徳感を味わいたい方へ。
『永劫のノクターン、宝石の檻』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン(1人+KP)
推定時間: 45分〜1時間
推奨技能: 〈目星〉〈聞き耳〉〈芸術(または製作:何らかの創作活動)〉〈魅惑〉
舞台: クローズド(青い月が照らす、無人のオペラハウス)
あらすじ:夜の帳が下りる頃、君たちは豪華絢爛なオペラハウスの特等席で目を覚ます。 舞台の上で踊り狂うのは、肉体を持たない「音の怪物」。 隣に座るKPCの肌は、月の光を浴びるたびにパキパキと音を立て、透き通った「青い宝石」へと変質していた。 どうやらKPCは、ある「異世界の神」に見初められ、永遠に美しいままの「飾り物」にされようとしているらしい。 KPCが完全に物言わぬ宝石の像になる前に、君はその美しさという名の呪いを解き放ち、彼(彼女)を「醜くも愛おしい人間」として奪い返さなければならない。
こんな人におすすめ:甘美な死への誘惑に抗い、泥にまみれてでも「生」を繋ぎ止めたい、あるいは心中という名の永遠の救済に溺れたい方へ。
『箱庭のロスト・アーカイブ、泥濘(ぬかるみ)のレトロスペクティブ』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン(1人+KP)
推定時間: 45分〜1時間
推奨技能: 〈目星〉〈図書館〉〈心理学〉〈聞き耳〉
舞台: クローズド(ノイズの混ざる古いビデオショップ、あるいは廃校)
あらすじ:砂嵐のようなノイズと、見覚えのある「過去の風景」が継ぎ接ぎされた奇妙なビデオショップ。目を覚ました探索者の隣に立つKPCは、古い映像のように激しくブレ、今にもノイズの海へ消えようとしていました。棚に並ぶ二人の共有記憶は「黒い泥」に浸食され、幸福な思い出が凄惨な絶望へと書き換えられようとしています。アーカイブが完全に飲み込まれ、
こんな人におすすめ:色褪せた思い出の美しさに囚われつつも、摩耗し汚れた「今」という地続きの未来を、泥臭く掴み取りたい方へ。
『名もなき幕間、あるいは神の書き残した余白』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン(1人+KP)
推定時間: 45分〜1時間
推奨技能: 〈目星〉〈図書館〉〈クトゥルフ神話〉〈芸術または製作(PCの趣味)〉
舞台: クローズド(真っ白な紙だけの世界、あるいは執筆室)
あらすじ:真っ白な視界、地響きのように鳴り響くペンが紙を走る音。目を覚ました探索者が立っていたのは、無機質な「原稿用紙」の上でした。足元にはこれまでの冒険で得た経験や大切な人の名前が、ただの「文字」として無惨に散らばっています。そこは万物の王アザトースが微睡みの中で書き飛ばした「没プロットのゴミ箱」。隣に立つKPCの身体は消しゴムで消されたかのように掠れ、その言葉は血の通わない定型文へと変貌していきます。物語が「完結」を告げ、存在が抹消される前に、自らのアイデンティティを削ってでも「自分たち」を定義し直せるか。メタフィクションの深淵に挑む、物語終焉のホラー。
こんな人におすすめ:キャラクターシートに込めた「魂」そのものを問い直し、設定や記憶を代償にしてでも、決められた運命(プロット)を書き換えたい方へ。
『筋肉の呼応、爆発の箱庭(ハコニワ)』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン(1人+KP)
推定時間: 30分〜1時間(ダイスの出目次第)
推奨技能: 〈近接戦闘(格闘)〉〈投擲〉〈跳躍〉〈STR(筋力)〉
舞台: クローズド(宇宙に浮かぶ、ネオン輝くプロレスリング)
あらすじ:夜、目を覚ますとそこは重力を失い、爆音のBGMが鳴り響く「ネオン輝くプロレスリング」。巨大なミラーボール(ガタノソアの瞳)が回る宇宙空間で、探索者の隣に立つKPCの胸には脈動する「プロテインの原液」が埋め込まれ、一呼吸ごとに知性が失われ、身体は爆発寸前までパンプアップしていきます。この筋肉の檻を脱出する鍵は、二人の「ラリアット」を一つに重ね、宇宙の理を粉砕すること。宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)を圧倒的な物理(パワー)でねじ伏せる、筋力解決型マッスル・タイマンシナリオ。銀河を揺らすビッグバンの中で、君は愛する人の理性と大胸筋を守り抜けるか。
こんな人におすすめ:シリアスな地獄に疲れ、すべてを筋肉で解決したい方や、腹筋が崩壊するほどの「宇宙的マッスル」を体感したい方へ。
『神のタイムライン、あるいは血で綴られた万バズ(いいね)』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン
推定時間: 1.5時間〜2時間
推奨技能: 〈目星〉〈聞き耳〉〈心理学〉〈芸術/製作(PCの趣味)〉
舞台: クローズド(無数の液晶画面に囲まれたデジタル空間)
あらすじ:日常を切り裂くスマートフォンの止まらない通知音。画面を覗くと、そこには「探索者たちの無残な死に様」をリアルタイムで中継し、熱狂する神々のタイムラインが広がっていました。気づけば二人は、無数の「瞳」に見つめられたデジタルな処刑場。KPCの頭上には残酷な生存カウント「いいね数」が浮かび、数値がゼロになれば「つまらないコンテンツ」として存在を削除されてしまいます。自分の記憶を切り売りして「編集」し、残酷な観客を満足させながら、この狂った中継からログアウトできるのか。承認欲求と生存本能が火花を散らす、現代SNSメタホラー。
こんな人におすすめ:画面の向こう側の視線に抗い、大切な人の命を「数字」で量られる屈辱を、自らの記憶を代償にして叩き潰したい方へ。
『バグ・イン・ザ・キッチン、あるいは神の食べ残した文字化け』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン
推定時間: 1時間程度(サクッと遊べる)
推奨技能: 〈目星〉〈図書館〉〈芸術または製作(料理、掃除など家庭的なもの)〉
舞台: クローズド(文字化けしたいつものキッチン、あるいはデータ空間)
あらすじ:KPCの家で囲む、いつも通りの食卓。しかし突如、味噌汁は「紫色のノイズ」へと姿を変え、視界にはエラーメッセージが走り出します。どうやらこの世界(セッション)は、上位存在の不手際によってサーバークラッシュの危機に瀕しているようです!
言葉は文字化けし、右手が泡だて器に変わっていくKPC。探索者はバグり散らかしたキャラクターシートの数値を無理やり修正し、データの残骸(食材)をかき集めて世界を「再起動(リブート)」させなければなりません。削除カーソルが迫る中、最高の一皿を完成させてバグった日常を取り戻す、メタフィクション・クッキングホラー!
こんな人におすすめ:地獄の合間に、キャラシがバグる異常事態を笑い飛ばし、愛の力(と物理的なデバッグ)でハッピーエンドをこじ開けたい方へ。
『あるいは神の書き殴った公式設定資料集』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン
推定時間: 1時間〜1.5時間
推奨技能: 〈目星〉〈図書館〉〈心理学〉〈芸術または製作(PCの趣味、または思い出の品)〉
舞台: クローズド(無数の「キャラ設定」が浮遊する、真っ赤な展示室)
あらすじ:目が覚めると、そこは二人の人生が「公式設定」として壁一面に貼り出された奇妙なギャラリー。交わした言葉も、秘めた想いも、すべて第三者の無機質な分析によって「正解」として固定されていました。さらにKPCの頭上には、書き換え不能な「PCを裏切り絶望させる」という残酷なプロットが印字され、設定に縛られるほど彼の身体は自由を失っていきます。ここはニャルラトホテプが、お気に入りの探索者を型にはめて楽しむ編集室。神の赤ペンがバックストーリーを書き換える前に、自分たちの「解釈(こころ)」を武器にプロットを黒塗りし、自由な白紙へと逃げ出せるか。公式設定と二次創作の狭間で「本当の僕たち」を証明する、メタフィクション・バトルホラー!
こんな人におすすめ:「公式」が押し付ける運命や解釈を、積み上げてきた二人の「絆」で叩き潰し、自分たちだけの物語を奪還したい方へ。
『名もなき花束』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン
推定時間: 1時間(ボイスセッション想定)
推奨技能: 〈目星〉〈心理学〉〈図書館〉〈芸術または製作(花や植物に関するもの)〉
舞台: クローズド(色鮮やかな花々が咲き乱れる、静謐な温室)
あらすじ:暗転。次に目を開けると、君たちは見たこともない極彩色の花々が咲き乱れる「温室」にいた。KPCの身体からは蔦が這い出し、その足元には「かつての思い出」が色鮮やかな花として咲いている。ここは神が摘み取った「美しい結末」の貯蔵庫。二人は自分たちの「心(根)」を守り抜き、この温室に根を張ってしまう前に、現実へと踏み出さなければならない。
こんな人におすすめ:自慢のキャラシを「養分」に、美しく残酷な生還劇を綴りたい方へ。
『神の巻き忘れた逆回転(リワインド)』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン(1人+KP)
推定時間: 1時間(凝縮された体験)
推奨技能: 〈目星〉〈図書館〉〈機械修理(または製作:時計・精密機器)〉〈心理学〉
舞台: クローズド(無数の歯車が噛み合い、巨大な振り子が揺れる時計塔の内部)
あらすじ:耳を打つのは、心臓の鼓動を上書きするほど巨大な金属音。目が覚めると、君たちは巨大な時計仕掛けの「歯車」の上に立っていた。KPCの身体からはゼンマイが突き出し、その肌には「物語の残り時間」がカウントダウンとして刻まれている。ここは神が使い古し、巻き捨てるのを忘れた「終わった時間」の集積所。二人は自分という「意志(バネ)」を巻き直し、この時計が停止する前に、残酷な規則性から逃げ出さなければならない。
こんな人におすすめ:大切に育てた「設定」を歯車に変え、残酷な秒読みから脱出したい方へ。
『神の誤タップしたフォルダ』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン
推定時間: 1時間程度(サクッと遊べる)
推奨技能: 〈目星〉〈図書館〉〈コンピューター〉〈芸術または製作(PCの趣味、あるいは自撮り)〉
舞台: クローズド(文字化けしたアプリのアイコンが浮遊する、青白いデジタル空間)
あらすじ:KPCとカフェで自撮りをしていたはずが、突然画面に「深刻なエラー」の文字。気がつくと二人は、巨大な回路図が走る「スマホの内部ストレージ」に吸い込まれていた。KPCの姿は低解像度のポリゴン(カクカク)になり、喋る言葉は「あばばばば」と文字化けしている。ここは**「ヨグ=ソトース」**がうっかり指先を滑らせて削除(デリート)しかけた、ゴミ箱の一歩手前。二人は自分たちの「画質(解像度)」を取り戻し、完全消去(フォーマット)される前に現実へログインしなければならない!
こんな人におすすめ:大切に育てた「設定」をデータとして圧縮し、世界の強制終了(フォーマット)から逃げ延びたい方へ。
『神のプレイミスした広告(アド)』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン
推定時間: 1時間(爆速プレイ推奨)
推奨技能: 〈目星〉〈図書館〉〈跳躍〉〈精神分析(ツッコミ用)〉
舞台: クローズド(青い空と緑の芝生だけがある、虚無のパズルステージ)
あらすじ:スマホの無料アプリで「×ボタン」を押し損ねた瞬間、世界が切り替わる。気がつくと二人は、巨大な「+10」「×2」と書かれた青い門が流れてくる、真っ直ぐな道の上にいた。KPCの頭上には「Lv.1」という数字が浮かび、なぜか勝手に前進(オートラン)している。ここは**「ニャルラトホテプ」**が暇つぶしに量産した、低予算な広告の世界。二人は自分たちの「レベル(存在感)」を無理やり上げ、理不尽な計算式を突破して、現実へログインし直さなければならない!
こんな人におすすめ:大切に育てた「設定」をレベル上げの素材に、理不尽な「クソゲー広告」の世界を爆走したい方へ。
『ふわふわ地獄の綿詰め作業(ハッピーエンド・メーカー)』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン
推定時間: 1時間
推奨技能: 〈目星〉〈聞き耳〉〈製作(手芸または料理)〉〈精神分析〉
舞台: クローズド(パステルカラーの巨大な裁縫箱、あるいは綿の海)
あらすじ:気がつくと、世界はピンク色の綿に埋め尽くされていた。KPCの身体は関節からボタンが飛び出し、口からは一筋の「綿」が溢れている。ここは**「シュブ=ニグラス」**が飽きもせず生産し続ける、愛玩用人形の製造ライン。KPCは、PCの「思い出」を綿として詰め込まれることで、形を保つ「動くぬいぐるみ」に変えられようとしている。二人は自分たちの「心(骨格)」を繋ぎ止め、この甘い香りの漂う解体所から脱出しなければならない。
こんな人におすすめ:大切に育てた「設定」をふわふわの綿に変え、甘く残酷な「ぬいぐるみ化」の運命を縫い直したい方へ。
『共犯者の温室、あるいは神の吐き捨てた捏造愛』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン
推定時間: 1時間
推奨技能: 〈目星〉〈心理学〉〈図書館〉〈精神分析(あるいは自虐)〉
舞台: クローズド(二人の過去の「良いシーン」だけがコラージュされた、窓のない密室)
あらすじ:目覚めると、そこは二人の「最高にエモい瞬間」だけが壁一面に飾られた、吐き気のするほど甘美な密室だった。KPCの身体には、PCとの関係性を定義する「タグ」が皮膚を突き破って縫い付けられている。ここは**「ニャルラトホテプ」**が、二人のエゴ(うちよそ)を煮詰めて作った、観賞用の鳥籠。KPCは、PCが望む通りの「理想のパートナー」として固定され、自我を塗り潰されようとしている。二人は自分たちの「醜い本音」をさらけ出し、この心地よい地獄を自ら壊して脱出しなければならない。
こんな人におすすめ:大切に育てた「設定」を共依存の鎖に変え、美しくも醜い「関係性の神話」を自ら解体したい方へ。
『ドロドロ・メルティ・アラモード』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン
推定時間: 1時間
推奨技能: 〈目星〉〈聞き耳〉〈製作(料理または芸術)〉〈精神分析〉
舞台: クローズド(全てがお菓子でできた、巨大なパフェの器の中)
あらすじ:気がつくと、世界は甘い香りとパステルカラーのクリームに満たされていた。KPCの身体からはチョコレートのソースが滴り、その指先はキャンディのように透き通っている。ここは**「シャッガイからの昆虫」**が、探索者の記憶を「蜜」として啜るための巨大な養蜂場(スイーツパラダイス)。KPCは、PCの「思い出」を甘味として消費されることで、自我を失った「お菓子の人形」に変えられようとしている。二人は自分たちの「芯(苦味)」を失う前に、この溶けゆく甘い地獄から脱出しなければならない。
こんな人におすすめ:大切に育てた「設定」を甘いシロップに変え、溶けゆく「お菓子の地獄」から苦い真実を掴み取りたい方へ。
『白紙の檻に降る、色彩の死体』
システム: 新クトゥルフ神話TRPG(第7版)
形式: KPCとのタイマン
推定時間: 3時間(ロールプレイ重視)
推奨技能: 〈目星〉〈図書館〉〈心理学〉〈精神分析〉〈芸術/製作(PCの趣味)〉
舞台: クローズド(果てのない白。浮遊する無数の未完成な原稿)
あらすじ:日常の喧騒が消え、君たちは「上下左右の概念がない白い部屋」にいた。そこはアザトースの微睡みから零れ落ちた「ボツ原稿」が漂う物語の墓場。KPCの身体はインクが剥げ落ちるように白く透け、その瞳には「自分が死ぬはずだった別ルート」の光景が映し出されている。 二人は自分たちの「一貫性」を証明し、神(作者)が投げ出した未完の結末を自ら書き換えて、現実へと回帰しなければならない。
こんな人におすすめ:大切に育てた「設定」を白紙のインクに変え、神の「ボツ原稿」から自分たちの意志で物語を書き始めたい方へ。
さいごに
新しいタイマンシナリオを上げたら随時更新していきます。
感想やこのシナリオ回ったなどをコメントしていただけると嬉しいです。
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