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[EXCEL] 条件付き書式レッスン② あるセルにデータが入ったら、別セルへの入力を促す

【まとめ】
ある欄(セル)にデータが入ったら(該当したら)、別の欄(セル)への入力を促す方法

①「条件付き書式」を設定したいセルを範囲選択
② Alt ⇒ L(ルールだけどRではない)⇒N(ニュー)⇒ 下の「書式ルールの編集」ダイアログ(小ウィンドウ)が開く

③「数式を使用して、書式設定するセルを決定」の数式欄に以下を入れる。
・「あ」欄(C4セル)に「〇」が入ったら「い」「う」欄に色を付ける。ただし、「い」(D4セル)「う」欄にデータが入ったら色を消す)
=AND($C4="",D4="")
*「い」欄(D4)の場合

・「あ」欄(C4セル)または「い」欄(D4)に「〇」が入ったら、「う」欄に色を付ける。ただし、「う」欄(E4)にデータが入ったら色を消す)
=AND(OR($C4="〇","D4="〇"),E4="")

④書式を設定(この記事では黄色塗りつぶし)

〇関連記事 条件付き書式レッスン
① 空欄なら色を付ける(入力モレ防止)

【関連記事】条件付き書式 マガジン
イントロ 基本 
① 空欄なら色を付ける(入力モレ防止)
② あるセルにデータが入ったら、別セルへの入力を促す
③ 数式が入っているセルに色を付ける
数式の結果が異常値なら赤背景にする
⑤ 一定数以上(以下)を目立たせる
⑥ 土日に色を付ける(日付以外の欄にも)
⑦ 「今日」の日付に色を付ける
⑧ 重複するデータに色を付ける
⑨ データが変わったら目立たせる(同じデータなら空白/違うデータなら白黒反転)
⑩ ガントチャート

【注意事項】 別記事参照
[EXCEL] 条件つき書式~注意~ 設定したら行うこと(メモ付け、解除方法表示)と修正方法


【説明】
先日、
[EXCEL] 鬼門 or 魔法の杖?「条件付き書式」、使ってますか? 使えてますか? 「違い」を目立たせ、仕事を楽にする
で、「条件付き書式」について書きました。
今回は具体例の2です。

あるセルの内容に応じて、他のセルに色を付ける

ある欄(セル)にデータが入ったら、他の欄(セル)にも入力が必要、といった様式を散見します。

例えばこんな表。

上:「あ」欄に「〇」が入ったら、「い」「う」欄にも入力が必要
下:「あ」欄または「い」欄に「〇」が入ったら、「う」欄に入力


まず、上の表で考えます。

「あ」欄に「〇」が入ったら、「い」「う」欄にも入力が必要

「あ」欄に「〇」が入ったら、「い」「う」欄にも入力が必要な様式です。
入力モレを防ぐため、「あ」欄に「〇」が入ったら、「い」「う」欄にも色を付けます。

① 条件の数式をセルに入れてみる
いきなり「新しいルールの設定」の数式欄に数式を入れるとミスをしやすいので、まずは、シート内のセルに数式を入れます。

「あ」欄が「〇」ということは
セルあ=”〇”
「あ」のセル番地はC4なので
C4=”〇”
です(「〇」は文字データなので、”” で括る必要がある)

C4に「〇」が入っているとき、この数式が条件に合致するか(=結果が「TRUE」であるか)調べます。

どこかのセルに
=C4=”〇”
と入れて(数式なので、最初に「=」が必要)、Enter押下

すると

「TRUE](真/そのとおり)と出るので、
=C4=”〇”
は条件に合っているといえます。
念のため、C4の「〇」を消してみます。あるいは「×」を入れてみます。
すると・・・

C4が「×」なら、結果は「FALSE(偽/違う」になりましたので、問題ありません。


この数式を「条件付き書式」の数式として扱えばいいのですが、複数のセルに適用させるため、セル番地の固定が必要です。
具体的には、「あ」欄は、常にC列なので、C4のC列は固定します。
セルが変わっても列が変わらない「絶対参照」にします。
=C4=”〇”
のC4にマウスを当て、F4を3回押し、=C4=”〇” とします。

F4を押すと、「$」の付き方が変わります。
=C4=”〇” ▶ =$C$4=”〇” ▶ =C$4=”〇” ▶ =$C4=”〇” ▶ =C4=”〇”
の順で循環します。 
=$C$4=”〇” は、どのセルでもC4を参照し、
=C$4=”〇” は、列はずれるけれど、常に4行目のセルを参照し、
=$C4=”〇” は、列はC列で変わらず、行はずれる
ということです。
「$」が付いているものを「絶対参照」といい、コピーしても変わりません。
「$」が付いていないものを「相対参照」といい、コピーするとずれますん。
今回はコピーではなく、複数セルを範囲指定していますが、結果はコピーと同じです。

② 上で作った数式をコピー(③以降の操作を行う前にコピーしておく)
数式バーの数式をマウスで範囲選択 ⇒ CTRL+C(コピー)
または
数式のあるセルを選択 ⇒F2押下⇒セルが編集可能状態 ⇒ 数式を範囲 ⇒CTRL+C(コピー)

③「条件付き書式」を設定したいセルを範囲選択する

*本レッスンでは、対象セルを最初に全て範囲選択して、「条件付き書式」を設定しています。一方、1つのセルに「条件付き書式」を設定して、「コピー」で他のセルに設定する方法もあります。結果は同じです。
詳しくは、以下を参照願います。
[EXCEL] 条件つき書式~注意~ 設定したら行うこと(メモ付け、解除方法表示)と修正方法 + 他のセルへのコピー方法


④ Alt ⇒ H ⇒ L ⇒ N で「新しい書式ルール」を開く。

⑤ 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択

⑥ 上の①で作った数式を、「次の数式を満たす場合に値を書式設定」欄に張り付ける(Ctrl+V)。
*「次の数式を満たす場合に値を書式設定」は日本語としては変ですよね?
 「次の書式を満たす場合、設定した書式にする」の方が判りやすいかも。

⑦ Alt+Fで「セルの書式設定」を開き、「塗りつぶし」タブで、好みの色(この場合は黄色)を選ぶ

⑧「OK」押下
「プレビュー」欄に色が付いていればOK。ついていなければ、やり直し

⑨更に「OK」押下
以上 (シートに作った数式は削除しておく)

これで「あ」欄に「〇」が入ると、「い」「う」欄が黄色になります。
(「〇」は「記号」と「文字」があるので、混同しないように、リスト化しておいた方がいいでしょう)

◆◆町の「あ」欄に「〇」を入れてみると・・・

「い」「う」欄が黄色くなりました。

以上で設定の基本は終了です。


セルにデータが入ったら色を消すには?


では、実際に「い」「う」欄にデータを入れてみると・・・

「あ」欄に「〇」が入った「〇〇市」の「い」「う」欄にもデータが入っています。
しかし、セルは黄色いままです。
このままでもいいのですが、やはりデータが入ったらセルの色は消したいところです(チェック側が「黄色いままの方がいい」というなら別ですが)。
これ、どうすればいいでしょうか?
つまり、どういう条件の数式にすればいすればいいでしょうか?

今の条件は
=$C4=”〇”
です。


前の記事「[EXCEL] 条件付き書式レッスン① 空欄なら色を付ける(入力モレ防止)」の後段に記述したとおり、
「空欄なら色を付ける」を数式で表すと
=セル=””
です(「””」は空欄を意味する)。

D4(「〇〇市」の「い」欄)なら
=D4=””
となります。

この条件を
=$C4=”〇”
に追加(合体)させます。

=$C4=”〇” かつ =D4=”” です。
かつ は AND なので
=AND($C4=”〇”,D4=”") 
となります(数式内の要素は「,」で区切る)。

この数式を空きセルに入れてみると・・・

Enter押下で・・・

TRUEになりました。条件合致です。

「い」欄にデータを入れてみると・・・

FALSE(偽/違う)になり、条件に合致しないことがわかります(セルには、まだこの条件を設定していないので、色が付いたままです)

この数式を「条件付き書式」に入れてみると・・・

下の図のようになります。

「あ」欄が「〇」なので「い」「う」欄にも入力が必要です(色付き)。
しかし、「〇〇市」の「い」欄には「1」が入っているため、色が消えています。
=AND($C4="〇",D4="") という条件のうち、D4="" に合致しないためです。

このように、条件式を修正することで、複数の条件を適合させることができるので、入力する側/チェックする側の両方に無用な負担を強いることを避けられます。
次はこちらです。


「あ」欄または「い」欄に「〇」が入ったら、「う」欄に入力

「あ」欄または「い」欄に「〇」が入ったら、を数式で表すと
「あ」欄=”〇” 「い」欄=”〇” の2つを「または」で繋ぎます。
「または」は「OR」ですので、
=OR(「あ」欄=”〇”,「い」欄=”〇”)
となります。
セル番地を入れてみると
=OR(C4=”〇”,D4="〇")
です。
これを空きセルに入れて確かめてみます。
*「う」のほかの欄にも適合するなら、
=OR($C4=”〇”,$D4="〇")
と、列に$を付けて絶対参照にしておきます。

Enterで確定すると・・・

TRUEとなり、条件合致、と確認できました。

続けて、「あ」「い」欄の入力パターンを変えたものについても確認してみると・・・

「参照元のトレース」は
6行目のみ表示しています

「あ」「い」のどちらか(または両方)に「〇」が入っているものは「TRUE」となり、条件合致とわかります。

後は、上と同じです。
①一番上の数式をコピー
②条件付き書式を適用させたいセルを範囲指定(「う」欄のセル)
③条件付き書式の数式欄に①の数式を貼り付け
④「書式」で色を選択
以上です。
これで、以下の通りとなります。

表左の数式は消しておきます。


応用:「あ」欄または「い」欄に「〇」が入ったら「う」欄に色を付けるが、「う」欄にデータが入ったら色を消すには?


さて、この場合、上の例同様、データを入れるべき「う」欄に、データが入ったら色を消すにはどうしたらよいでしょうか?
「う」欄にデータが入ったら色を消す、ということは、
「う」欄が「空欄なら色を付ける」と同じです。
「う」欄が「空欄なら色を付ける」は
=「う」=""
でしたので、この数式を
=OR(「あ」欄=”〇”,「い」欄="〇")
に追加します。

しかし、ORの中に入れてしまうと、
「あ」欄が〇、または、「い」欄が〇、または、「う」欄が空欄」なら色が付く、となります。
しかし、「または」なので、「あ」欄や「い」欄に〇が入っていなくても、「う」欄が空欄なんら色が付いてしまいます。これではだめです。
なので、
「あ」欄または「い」欄が「〇」で、かつ、「う」欄が空欄
という条件にします。
数式にすると
=AND(OR(「あ」欄=”〇”,「い」欄="〇"),「う」欄="")
となります。
「〇〇市」の場合のセルに直してみると
=and(or(c4="〇",d4="〇"),e4="")

これをセルに入れて、「う」欄にもデータを入れてみると・・・

「あ」または「い」が「〇」で、かつ「う」欄が空欄の「〇〇市」はTURE(条件合致)に、
「あ」または「い」が「〇」だが、「う」欄が空欄ではない「□□市」や「◆◆町」はFALSEになっています(セルには、まだ数式が入っていないので、色がついたままです)。

これを「条件付き書式」の数式欄に入れてみると・・・


Enterで確定すると・・・

色が付くべきところは付き(〇〇市)、
色が付いてはいけないところは色が付いていません(〇〇市以外)。

なお、チェックする側として、入力すべき欄(「う」欄)にデータが入力された場合でも、色を付けて目立たせておきたい、という場合は、この設定は不要です。
ただし、同一表の中に色付けのルールが混在(「空欄に色が付く」と「空欄でなくても色が付く」)は、混乱の元となるので、避けた方がいいでしょう。「ルールはシンプルに」が一番のルールです。

この項については以上です。
結構時間がかかってしまいました。考察しながら書いていますので、まちがったところがあったら、ご指摘ください。


「条件付き書式」を設定した際の注意事項

これは、どの設定でも同じなので共通の記事にします。
[EXCEL] 条件つき書式~注意~ 設定したら行うこと(メモ付け、解除方法表示)と修正方法


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