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人生で後悔しないために

『挑戦すること』を『坂道を登ること』に例えてみる。

若いうちは、
・急な坂道
・中くらいの坂道
・ゆるやかな坂道
・平らな道
どれでも選べる。

若さのピークを18歳として、
18歳、24歳、30歳、36歳、42歳、48歳、54歳、60歳
と年齢を重ねるにつれ徐々にバイタリティーが低下していく。
それとともに“選べる道”が少なくなっていく。

※蛇足ではあるが、男性の場合、テストステロンの分泌量がバイタリティーに非常に大きく関係しているのだと思われる。

出典:男性更年期障害(加齢性腺機能低下症、LOH症候群)とは | さいとう内科・循環器クリニック

66歳にもなると、ごく一部の人(バイタリティーが漲る人)を除いて、
・ゆるやかな坂道
・平らな道
の二つからしか選べなくなる。
もしかしたら66歳にとって“ゆるやかな坂道”を登ることは、若い人が“急な坂道”を登ることと同じくらいのしんどさなのかもしれない。

そして、72歳(健康寿命)を迎えると、
・平らな道
だけしかもう残されていない。
静かに穏やかに慎ましく余生を過ごすことになる。
自分がそれを望んでいても、望んでいなくても。

つまり、
“年齢は勾配を決める”
ということ。

だからこそ、挑戦をするなら早いに越したことはない。
同じ高さの山を登るにしても、
・選べる道の数が違う(急な坂道を選べなくなる)
・しんどさの感じ方が違う(しんどく感じやすくなる)
・かけられる時間が違う(人生の時間が足りなくなる)

早ければ早いほどたくさんの時間をかけられるし、多少の無茶をしてもしんどさを感じにくい。

若いうちは、少しくらい疲れても寝たらすぐ回復する。
いま現在若い人にとっては、その価値があまりピンとこないかもしれない。無尽蔵に湧き出てくるバイタリティーが当たり前にあるから。

でも、実は知らず知らずのうちに確実に失われている。
おそらく36歳前後あたりでその変化に気づき始める。

疲れやすくなったり。
疲れが抜けにくくなったり。
寝つきにくくなったり。
眠りが浅くなったり。

バイタリティーのみならず体の不調も出始めて、健康の管理(体のメンテナンス)が不可欠になってくる。
年齢とともに、そこに使う時間や労力の割合が増えてくる。

自分の体が“乗り物”
自分の心が“操縦者”
なのだとしたら、一つの乗り物を乗る期間が長ければ長いほど、当然劣化していく。しかも人間の体の場合は替えが利かない。
問題が起こり始める前から早めにメンテナンスしておくことで、その乗り物を長く乗り続けることができる。


人生の折り返しの年齢は36歳。
人間の健康寿命が72〜74歳程度であるから。

出典:平均寿命と健康寿命を知っていますか? | 1からわかるロコモ 基礎知識編 | 大正製薬株式会社 ※リンク切れ

“若さ”は尊くて儚い。
儚いからこそ希少価値がある。
失えば失うほどその価値に気づく。

“若さ”という価値は、18歳でピークとなり、36歳でゼロになる。

ただ、若さがなくなったからといって、その人の価値がなくなるわけではない。
年齢相応の経験があり、経験に基づいた何かがある。
“若さ”の価値がなくなったときに、なんの実力が残っているかが大事。

年齢による強みの遷移

それは仕事に直結することでなくてもいい。
人と良好な関係を築くことでもいいし、納得いくまで考え抜くことでもいいし、子育てや料理や掃除でももちろんいい。

目の前の物事に対して本気で取り組み、それを一段一段積み重ねていく。
そうすることで、目には見えなくとも、確かな“実力”となる。


これまでの人生、後悔しようと思えばいくらでもできる。
人生に100点はないのだから。

過去を見れば後悔が生まれる。
未来を見れば不安が生まれる。

将来を見据えた行動は大事。
ただ、将来のために今を犠牲にしすぎてはいけない。
“今を楽しむ”ということを忘れてはいけない。

人生は自分にとって大切なものを大切にすること。
人生の目的を見つけ、それに全力を尽くす。

それ以外は気にしなくていい。
自分にとって大切なもの以外に時間や労力をかける必要なんて全くない。
もちろんそれは大切なもの以外をぞんざいに扱っていいという意味ではなく、わざわざ自分から自分の視界に入れる必要はないという意味(例えば、苦手な人のSNSアカウントをチェックする、など)。

もしあなたがいま、人生の目的ややりたいことが見つかっていないとしても全く嘆く必要はない。無限の可能性があり、今から自由に選べるのだから。

「自分はいったい何にワクワクするんだろう」

そのアンテナを張りながら、いろんなことを試したり、いろんなものに触れてみたりすることで少しずつ見えてくる。初めはぼんやりしたものが見え、やがて輪郭がはっきりしてくる。
化石の発掘のようなもので、全体像が見えてくると、ある瞬間から「絶対そうだ、そうに違いない」と確信を持てるようになる。


これからの人生、今が一番若い。

20代から見れば10代はまだ若い。
30代から見れば20代はまだ若い。
40代から見れば30代はまだ若い。
60代から見れば40代はまだ若い。
80代から見れば60代はまだ若い。

何歳からだってトライできる。
いつからだって変われる。

やすらぎを求めるか、ワクワクを求めるか。
楽な選択を取るか、楽しい選択を取るか。
平らな道へ進むか、急な坂道へ進むか。

“水は低きに流れ、人は易きに流れる”
自分の人生を理性でコントロールしようとしなければ、本能によって間違いなく「楽なほうへ、楽なほうへ」と進んでしまう。

後悔しない人生にするためには、若いうちに、早めのうちに、『自分に合う高さの“坂道”』を選ぶことなのだろう。
年老いたら嫌でも“平らな道”しか選べなくなるのだから。

自分のしている事が、自分の目的になっていない程苦しい事はない。
― 夏目漱石


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