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【三條凛花さんへ感謝の気持ちを込めて】物語の主人公はいつだってあきらめない。 

物語の主人公はいつだってあきらめない。
強大な敵が現れたり、簡単には超えられない壁が現れても、ひたむきに努力を続け、成長していく。

三條凛花さんは、私にとって圧倒的に主人公だ。

仕事でのメンタルダウンから一念発起して部屋を片付け、家事本を出版し、ブログを10年続けた。きっといい時もそうでない時も経験されて、それでも折れずにあきらめずに、ひたむきに努力を積み重ねている。

こういう人を目にした時、私は応援したいという気持ちで胸がいっぱいになる。


そんな凛花さんが、この一年続けてこられた『月間tote』


最初から読んで、あらためて凛花さんのこの一年の軌跡を辿ってみたくなった。




1月号

記念すべき第一号。

表紙がもうすでに素晴らしい。

ショートショート「庭石菖の栞」を拝読した。
凛花さんの小説には、私の知らない単語がよく登場する。普段私が触れることのない美しい日本語たちを、しっかりとご自身の言葉として、一番輝くところに並べてくださるので、読んでいてとても心地よい。凛花さんの文章を読むと、空気が引き締まるように感じる。

ちなみに、私のバケットリストのひとつは、自分が関わった薬が世に出ることです。


2月号

凛花さんを見ていると、あるイメージが頭に浮かぶ。

たくさん散らばった感情や言葉を、まずきれいに並べて分類して引き出しにしまう。そして、各引き出しに入ったものの仲間をたくさん集めてきて、引き出しの中身をさらに充実させていく。

そうすることで、凛花さんは沢山のストックを持っているのだと思う。
だから凛花さんの言葉は深みがあるし、心の奥まで届くのだ。


私もASHリストを一つ。

タイトル:すきだなと思うもの(ひと)に出会ったとき
MYアッシュ:心をフルオープンにして、すきだという思いをストレートに伝える。好きだと思えることに感謝する。(2025年)


3月号

ここで遂に6人の方がエッセイで参加。
自分だけなのか、皆さんもそうなのかわからないけれど、toteに寄稿する時って背筋が伸びる気がする。
自然と、凛花さんの作った空気に馴染もうとするからなのか。


あらためて読んだしいもちゃんのエッセイが良すぎた。



4月号

読み返してこれすごく記憶にあると思ったら、自分が初めてエッセイを寄稿したからだった。
たけのこブルース、自分でも好きなエッセイを書けたのは凛花さんのおかげです。




5月号

凛花さんのテーマフラワーであるビオラ。紫のビオラの花言葉は、「思慮深さ」「誠実」「揺るがない魂」らしい。まさに凛花さんだなと腑に落ちた。
これからはビオラの花を見るたびに凛花さんを思い浮かべるのだろう。

寄稿されているエッセイでchimoさんのこちらがすごくいいなと思った。

そらまめくんのふかふかのベッド。

かわいいそらまめくんが、ゆりかごに入って眠っている姿をみれて、ほっこりしてくる。

この描写にすごくほっこりした。今から春が待ち遠しい。



6月号

片付けが進まない我が家に必要なのは、「デドスぺハント」かもしれない。
まとめてやろうとするから動けないけど、ちょっとの隙間時間に少しだけでもやってみる。そういう積み重ねを実践してきて、凛花さんの今があるのだとしみじみ思う。

そして、そうだった。6月号もエッセイを寄稿していたんだった。
これ、自分で書いたんだっけってくらいいい雰囲気だったので、貼らせていただく。toteに出すというだけで、やはりいい文章を書ける気がする。



7月号

旅行先で使えるパッキングのテクニックはとても参考になる。ここまで通して読んでいると、凛花さんの家事術はカテゴリーに分けるのが一つのポイントだと気づく。そして具体的にわかりやすく教えてもらえるのが ”とて家事” の魅力。やっぱり凛花さんの引き出しはすごい。

さて、今月寄稿されたエッセイでは、ひかりさんのエッセイがとても好きだった。そうめんのつるっとしたのどごしと、ミョウガや大葉の香りを感じられて、読むだけで美味しい。



8月号

ちょっと今回も表紙が素晴らしすぎたので貼らせていただく。
もうこれはプロの仕事だ。新幹線のグリーン席とか飛行機で読めるやつだ。


ゲームの2回攻撃を家事に応用するって発想が天才的だ。同じ場所でついでにもう一つちょっとした家事をするのがコツとのこと。2回攻撃があるなら、二刀流もあるだろうか。右と左で違う家事をする……それはそれで非効率だろうか。

8月号の寄稿エッセイで好きだったのはゆずさんの作品。
夏休みの思い出は、世代ごとに変わっていくのだろうな。今の子は友達とガリガリしないのだろうか。夏らしい爽やかなエッセイに癒される。


9月号

凛花さんのノート術は必見だ。
自分も、頭の中のぐちゃぐちゃをとにかく書きだしたり、研究のことを考えたり、発表資料の構成を考えるのは手書きで書きたい派。だから、本当はノートや手帳を活用したい。でもなかなか長続きしない。そもそも後で見返すことをしないから、ノートじゃなくてもいいんだよな、と思いながら、ただただ感心して読んだ。

そして寄稿エッセイは、灯火さんに注目。
灯火さんはずっと寄稿されているんだけど、9月号の寄稿は実践的な「味わいノート」について。やっぱりチャレンジしてみるのって大事。



10月号

こちらでは手帳が続かない理由を解説されている。はて、自分はどのタイプだろう。狭くて浅いタイプはないようだ。でも、凛花さんときっと似たタイプな気がする。目的をちゃんと決めれば続けられそうだと感じた。

そして、10月号はとにかく寄稿エッセイが多い。しかもどれも素晴らしい。
中でも特に好きな二つをピックアップ。

どちらも秋の味覚。栗と松茸。単に美味しく作りました、じゃなくてその裏の葛藤や戸惑いがより一層エッセイに深みを与えてくれる。


11月号

凛花さんとご主人のエッセイがとても素敵だ。価値観の違う二人が、大事に至らないうちにちゃんとガス抜きをして、お互いを支え合っている。ある意味理想的な二人なんじゃないだろうか。年越しを前に、このタイミングで夫婦で色々と話し合うのもいいのかもしれない。

さて、11月の寄稿エッセイだが、ここではまたみゆさんのエッセイに心を動かされた。

良く晴れた秋空と、雲のような沢山のわたあめ。本当に可愛らしいエッセイ。



霜月掌編集

凛花さんの「発泡する月暈げつうん」を読んだ。月暈は幸運の予兆とも言われるそうだ。登場人物は二人。地元を出て東京で一人気ままに暮らしている凌と、地元に残って奥さんと子供のいる柊介だ。幸せとは何か。凌にとってはおそらく形のないおぼろげなもの。一方で柊介は家族というはっきりと形のある幸せを手にしているが、失うのが怖いという。対照的な二人が、偶然の時間をともに過ごして、また明日からそれぞれの幸せを探しながら生きていく。それは缶チューハイの入ったグラスのように日常にあるのかもしれないし、めったに見れない月暈のようなものなのかもしれない。ただただ静かでゆっくりと染みわたる物語だった。



そして12月号へ

すでに募集期間は終わっているが、ついに今月でゴールすることになった「月間tote」。振り返ってみると、凛花さんのとて家事がぎゅっと詰まっただけでなく、多くのクリエイターさんがともに作り上げて来た素晴らしいZINEの数々だった。

私も3つのエッセイで参加させていただいたが、どれも自分の中で普段書けないようないい温度感で書けたと自負している。

それは、凛花さんの用意したこのtoteという空気感が非常に大きい。

まずは、最後の12月号を準備されている凛花さんを全力で応援したい。
そして、終わったらあったかいお茶とビオラの花束を贈りたい。


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