推し野菜に沼る 〜箱買いするまでの道のり〜
皆さんには推し野菜があるだろうか?
夏野菜が大好きで、スーパーに夏野菜が元気そうに並んでいると、つい嬉しくなって買ってしまう。
夏野菜の鮮やかな色彩は見ているだけで元気を分けてもらえる。
特に、野菜の中で一番好きな茄子とトマトは必ず常備している。

今回は、茄子の中でも「水茄子」の話。
私が水茄子と出会ったのはもうずいぶん前のことだけど、大阪だった。
茄子といえば加熱して食べるものと思っていたが、出された水茄子は、切って醤油をかけただけ。
え、生で?と思ったけれど、食べてみたら、爽やかで柔らかくて感動的な美味しさだった。
それまで水茄子の存在自体知らなかったので、当時も関東で売られていたかは知らない。
だがそれから大分経った頃、スーパーでも水茄子を見かけるようになった。
すぐ買った。

ある時、東京の下町を歩いていた時に、昔ながらな風情の八百屋があった。
おじいさんが一人、店番をしていた。
何となく入ってみたら、水茄子が置いてあった。すぐ買った。
ついでに、おじいさんに食べ方を聞いてみた。
「オリーブオイルと塩と黒胡椒かな」
てっきり漬物か、醤油と鰹節だと思っていたので、思わず「オリーブオイル?」と聞き返してしまった。
おじいさんのおすすめにオリーブオイルが出てくると思わなかった。
そのオシャレさにびっくりし、和洋何でもイケる水茄子への愛がさらに高まった。
水茄子は柔らかいから、縦に手で割くと味がしみ込みやすい。それがおじいさんのポイントだった。
家に帰って、さっそく試してみた。オリーブオイル、塩、ブラックペッパーをがりがり削って和える。食べてみる。
柔らかくて、瑞々しくて、フルーティな甘みがある、すっきりした味。
体の中がきれいになるんじゃないかとさえ思える、クリーンな味だった。
それ以来、スーパーで見かけるたびに買っているが、一袋に二、三個しか入っていない。
物足りなさを感じて、メルカリで探すことにした。農家さんによって差はあるが、一箱十個前後で売っているものが多い。
届いた箱を開けると、丁寧に梱包された水茄子が、新鮮そのものの艶を放っていた。目の前に並ぶ大量の水茄子を見て、テンションが上がった。

メルカリで水茄子を購入するようになって、もう何年になるだろう。
以来、購入したら一日一水茄子を自分に推奨している。
基本はオリーブオイルと塩と黒胡椒、もしくは塩ではなく醤油。
気分によって粉チーズを足したり、お酒のお供には生ハムを添えたり。
バリエーションは少しずつ増えていった。
周囲にも水茄子を布教するようになった。
ちなみに、私が作った水茄子料理(料理というほどのものではないけど)は写真に撮ると美味しそうに見えないので、残念ながら出来上がったものの写真は無い。
実を言うと、昨日もまたメルカリで注文したところだ。
届くのを待ちながら、今年は何回おかわりするだろうか、とぼんやり考えている。

収穫してすぐのものを、育てた人から直接分けてもらえる。
新鮮で美味しいのはもちろんだが、フードロスの削減にもつながっているのだと思うと、何だか気持ちがいい。
飽きの来ない、私の夏の相棒。それが水茄子だ。
皆さんにとっての「これぞ夏」という食べ物は、何だろうか。
🌟うさ塾の塾長と仲間たちのnoteです
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