帝がゾッコン|あらすじ&各話まとめページだよ〜ん
📕あらすじ
960年、中国。
五代十国の争乱は終わり、趙匡胤が宋を建国した。
——だが、そこから遡ること三十年前
とある即席のカリスマ国王と、
一級品の女(ただし頭のイカれ具合に限る)が、
天下統一に一役買って……いや二役?
下手すれば、もっと。
本人らはまったくその気もないまま、知らん間に時代を動かしていた。
と、まあ——
なんだかんだ——
そういう歴史書に載らない宋建国までの前日譚である。
♦︎
洪敬脩は幼馴染の千朗熙と二人、各地を転々とする所謂風来坊だった。
頭脳明晰!合理主義!好きな物はお金!
でもってルックスも良し!
まるで非の打ち所がない彼はある日突然、可及的速やかに…
嘉衡国の国王となってしまうのだった。
時を戻そう即位、ほんの数日前——
洪敬脩は旅の最中、女らしさや上品さなんて微塵も無い変人女と、(結果的には)運命の出会いを果たす。
名を落霞。
無邪気な彼女は接触恐怖症とやららしく…
王となった洪敬脩は、あえてそんな触れない落霞を後宮に迎え入れるのだった。
閨事をしない。
(正確には、出来ない)
落霞に与えられた役目は、ただ一つ。
「王の暇つぶしに付き合うこと」
こうして始まったのは即席の王国と前代未聞の宮廷暮らし。
後に歴史全体までも揺るがす二人の大暴走は誰にも止められない。
史実の裏側にあるかもしれない“もしも”を描く、
フィクションと史実の狭間の物語。
長編中華ファンタジー『帝がゾッコン』
🙌ど〜も〜!筆者だよ〜ん笑
なんだかちょっぴり長めなあらすじをお届けしてしまいましたが、気を取り直して🙏💥
ここからは物語のはじまり、第一章についてご案内いたしま〜す✨✨✨
舞台は、架空の王国・嘉衡国🏯
物語は、王の崩御に揺れるお偉いさんたちのドッタバタ劇からスタートします
……で、その裏で何してるかというと、
主人公・敬脩はまだただの風来坊してます。
ゆえに‼️第一章はひたすら おぢさんオンステージ👏👏👏
おぢさんの出血大サービス回となっております。
おぢさん好きにはたまらんかもw❓
そんなわけないし……さすがに申し訳ないので、第三話(1-3)にてイケメン(訳アリ品)を配置しておきました。
というわけで、以下各話リンクからぜひ覗いてってくださいませ💁🏻♀️🚪
🔗各話リンク(随時更新)
🖌️プロローグ:美希の綴り 0-1~0-4
🖌️外伝:往痕編
📚第一章:王なき嘉衡
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📚第二章:才色兼備、趣味難あり/鳳は空を舞えど、地を顧みず
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🔗解説記事リンク
👤キャラクター紹介ページ
美希
👥一族・系譜紹介ページ
嵯氏一門
📣お知らせ(随時更新)
🗓️5/15
正式タイトルとして、"帝にゾッコン(仮)▶️"帝がゾッコン"になりました。(仮)が外れて、1文字変わっただけですが、この1文字が後々効きます👊
以下、第二章の一部を、試し読みとして先行公開しています(※執筆当初の試作版です。完成度40%って言いながら出すやつ~~~!!)
未完成ながら物語の空気は感じていただけるかと思います。気楽にお付き合いいただければ幸いです。
アーメン👼

📗試し読み(第二章より)
五代十国の世に存在した国、嘉衡。
その王、四代・嵯令暉が戦で命を落としたという訃報が都を騒がせていた。
けれども先王の東宮、嵯昱然は、まだ十歳。
若すぎるという声もあり、朝廷内では意見が錯綜し、廷臣たちが困惑する中、突如浮上した名が敬脩。
だがこの男、
都に住まず、出身は遠く離れた港町。
かと思えば、金儲けのために各地を転々としながら姿をくらませる。
その噂は、どれも真偽不明ながら、やたらと豪快で――
『話してるうちに、気づけば土地を売ってたって領主がいる』
『軍閥とも取引してたとか……』
『倉に金銀を積んでるのを見たってやつが』
『帳簿の扱いが異常にうまくて、都の大商家が黙って従うって』
『名の知れた妓女が、“自分から抱かれに行った”んだと』
まことしやかに囁かれる得体の知れない存在だった。
♦︎♦︎♦︎
そしてその頃、当人の敬脩は幼馴染の千朗熙と共に山間の避暑地――
翠嶺客館に滞在していた。
もともとは地方領主の管理下にある客館だったが、
ここ最近、どこぞの金回りのいい人物が改修費を全額出したという噂で、以前とは見違えるほど綺麗に整えられている。
この館で、敬脩はひとりの下働きの女の姿をたびたび見かけるようになる。女だてらに、男の使用人のような作業を平然とこなし、誰の手も借りずに黙々と動き続けている。
ある日は中庭で木の剪定、またある日は荷運び、そして薪割りまで。
決まってぶつぶつと、ひとりで何かを呟きながら。
極めつけは、厩の掃除までこなしていたことである。
どうやら馬にはやたらと懐かれているようだった。
♦︎♦︎♦︎
あくる日の朝、またその変な下働き女の姿を見かけたので眠気覚ましに眺めていると
突然、黒い犬が吠えながら敬脩の足下に突撃してきた。
「あ?……なんだよ」
「ワンワンワンワン!ガルルル!!」
その鳴き声に反応して現れたのが――
「ちょ、ちょっと!戻っておいで!墨凡!!」
♦︎♦︎♦︎
「......お前の犬なの?」
「あ、そうですけど、こんなに人に吠えてるのは....久しぶりだな……ははは!珍しいね墨凡!よしよし!いい子だねー」
しゃがみこんで犬の頭を撫でながら、ふと顔を上げたと思えば、
「……あ、ごめんなさい。てかお兄さん、かっこいい……墨凡と似てて、キリッとしてて……目が、すごく似てる……‼︎」
自分の犬が他人に吠えかかってきたというのに彼女は飄々としながら、
相手が誰かなど気にする様子もなく、犬にニコニコと話しかけたり、敬脩と犬を交互に見比べながらぶつぶつと喋り続けていた。
♦︎♦︎♦︎
その晩、館内で涼を取っていた敬脩は、ふと今朝の出来事を思い出し、あの女のことを館主に尋ねると、そいつは落霞だと教えてくれた。
どう見ても下働きにしか見えなかったその女は、話によれば館主の姪にあたるらしい。
事情こそ聞かなかったが、一年前から翠嶺客館で暮らしているという。
館主の反応を見るに、どうにも“好きで引き取った”わけではなさそうだった。
♦︎♦︎♦︎
その夜、同じ頃。
半年前に改修されたばかりの真新しい回廊を、落霞は墨凡を連れてゆっくりと歩いていた。
月明かりを背に、欄干に指先をすっと滑らせながら、ふと呟く。
「この欄干は...ひとつで三貫?四貫文?いくらだったけな....えーと...」
足を止め、小さく鼻で笑ったあと、その場にしゃがみこみ墨凡の頭を撫でながら、話し続けた。
「そして私の給金は……せいぜい半貫ってとこ...か...あとは相棒付き。それを許してもらえただけでも大手柄かもね、だってさ――」
落霞は笑みを浮かべ、そう言いながら、真っ黒い毛並みに顔をうずめるようにして相棒と呼ぶその存在を優しく抱きしめると、
応えるようにして相棒は彼女の顔をぺろりと舐めた。
「――だって墨凡の代わりなんて世界中探してもどこにもいない」
一見、きらびやかに生まれ変わったこの建物のすべてが――
彼女にとっては、ただの冷たい気色にすぎなかった。
あとがき
ここまでお読みいただきありがとうございます🙏✨
感谢您阅读到这里🙏✨
ご覧の通り、せっせと壮大な脳内ストーリーを編み出しております。
そして、人生で一度は言ってみたかったスペクタクルほにゃらら〜⭐︎ってやつ。笑
そして、この手の作品にはアイドル的存在が不可欠という完成されたオタク思考、モフモフ担当の墨凡のモデルは愛犬です。

余談ですが、仮タイトルの"帝にゾッコン"を歴史オタクの友人に見事にツッコまれました。
「お前が書いてるそれ、"帝"じゃなくて"王"だわ」
ご指導ご鞭撻うれピーナッツ🥜...
つまるところ
日本語だと「皇帝」も「王」も似たように聞こえますが、中国の歴史的文脈では厳密に区別されていて、
「帝」は基本的に統一王朝の支配者など、特別な存在にしか使われないとのこと。
地方政権や小国の君主が「帝」名乗るのは、ちょっと背伸びしすぎらしいです。
いかんせんジャパニーズのアタスにはピンとこず、小一時間解説してもらいました笑
すでに公開していたプロローグ内の「皇帝」表記も、ちゃっかり「王」に修正済み。
タイトルまでぶった斬られた感は否めませんが、まあ仮タイトルなので、、、決まるまでは「帝にゾッコン」で走り続けます笑
