見出し画像

【第439回】 Data Cloud : 2026 年 1 月 新機能リリース ハイライト

現在、Data 360(Data Cloud)では 他の Salesforce 製品とは異なり毎月新機能がリリースされています。その数の多さに加え、内容も高度であるため、私自身キャッチアップに苦戦しています。

そこで、毎月の Data Cloud 新機能リリースのハイライトをまとめてあります。日頃の学習に活用してください。


2026 年 1 月リリース ハイライト

今回のアップデートは、次の 3 つが大きな軸です。

  • 非構造化データ活用の拡張

  • Data 360 Clean Room の運用強化(Sandbox / CRUD / レポート)

  • コネクタ & DevOps の安全性向上

それでは、主なアップデートを順に見ていきましょう。



非構造化データ関連

Helpjuice 非構造化コネクタ(ベータ版)

Helpjuice に格納されたナレッジやドキュメントを、Data Cloud に直接取り込み可能になりました。

主なポイント

  • API Key と Base URL を指定して接続

  • カテゴリ/アクセスレベル/更新日でのフィルタリングに対応

  • Agentforce や RAG での活用を想定

ユースケース例

  • Helpjuice を社内ナレッジ基盤として利用している企業が
    サポート用途で Agentforce にそのまま活用


コネクタ & DevOps 強化

コネクタメタデータの DevOps デプロイ

Sandbox → Production デプロイ時に発生しがちな
環境依存設定(S3 URL など)の上書き事故を防止します。

効果

  • 本番が Sandbox データを参照してしまう事故を防止

  • 環境差異の手動修正が不要に

  • 安全な CI/CD パイプラインを実現


Data 360 Clean Room 強化

① Clean Room Sandbox Support

Clean Room の マッピングテンプレートを Sandbox で検証し、
問題なければ 本番にマージバックできるようになりました。

ポイント

  • Sandbox で試行錯誤 → Data Kit + Change Set で本番反映

  • 実データは移動せず、メタデータのみをデプロイ

  • 本番での「壊れたテンプレート」量産を防止


② Clean Room CRUD Operations

不要になった マッピングテンプレートを完全削除 可能になりました。

注意点

  • アクティブなコラボレーションに紐づくテンプレートは削除不可

  • 削除時、関連するデータシェアも同時に削除

→ ガバナンス面で非常に重要な改善です。


③ コラボレーションの無効化 / 終了

データ共有そのものを停止できる明示的な操作が追加されました。

  • ステータスは「Ended」に遷移

  • データシェアとマッピングの紐付けを自動解除

  • セキュリティ・契約終了時の必須機能


④ Clean Room 自動レポート(ベータ版)

Segment Overlap の分析結果を 自動でダッシュボード化 できるようになりました。

  • クエリ完了後、レポートリンクが自動生成

  • 現時点では OOTB の Segment Overlap のみ対応

  • 将来的に ROAS / Campaign Lift などへ拡張予定


⑤ 複数マッチキー対応(ベータ版)

メール+電話番号+デバイス ID など 複数のハッシュキーでの照合が可能になりました。

効果

  • マッチ率が大幅に向上

  • B2C / 広告ユースケースで特に有効

  • SHA-256 によるハッシュ必須


いかがでしたでしょうか。

今月のメインは、Data 360 Clean Room 強化 と言ったところでしょうか。

確かにあまり一般 ウケ するようなアップデートは無い印象ですね。来月に大きな期待を抱いて、今月は終えたいと思います。

今回は以上です。


次の記事はこちら

前回の記事はこちら

私の note のトップページはこちら