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♠︎35 想像する力が育つとき

園庭のすみ

虫かごの中では
一匹のバッタがぴょんぴょん跳ねていた

それを見つめながら
保育者がAくんに聞いてみる

「もし1日に10回もエサをあげたら
どうなると思う?」

Aくんは少し考えてから

「バッタは目がまわって死んじゃうよ」

「だって人間と同じだもん」

と答えた

その様子を見ていた新人保育者がぽつり

「これは
アニミズムなのかな?」

その問いに先輩保育者は

「うーん…それは違うかな」

「アニミズムは生物・無機物を問わずすべてのものの中に命が宿っているという考え方よ」

「Aくんは人のことを知っているから
バッタも似ていると当てはめて考えたんだね」

「なるほど」

「こういう考え方も
生き物を理解していく大切な入り口だから尊重して関わらなきゃね」

「その気持ちを受け止めながら
少しずつ一緒に考えていきたいな」

Aくんの言葉には

子どもらしい想像と世界を理解しようとする力が詰まっていた


一緒にお読みください。保育のポイントも載ってます!


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