アートが街をつないでいくように
日々の中の小さな旅も
振り返っては並べてみる。万博と瀬戸内の旅の記憶
を携え、梅田から淀屋橋を経て本町へ、そこから
北加賀屋へと街をめぐる。境界をつなぐ創作の形を
たどる程に、街自体がアートの様相を成してくる。
①梅田から淀屋橋へ
様変わりする梅田を通り抜け

躍動する街の鼓動の下

難波津の都の面影を感じて進む
②YODOYABASHI Station One
変貌を重ねる都市のダイナミズムを

見下ろしては、その間をぬうように

映し出される街のリズム
③アナザー・タイムⅨ アントニー・ゴームリー
過ぎ行く時間が定着された

ひっそりとたたずむ彫刻と

ゆるやかな線を描く空間に沿う
④空の粒子 Ⅱ / パッセージ 2022
空の粒子 /パッセージ 2015 青木野枝
街に流れゆく時間は

空へとふわりと放たれて

いくつもの円を描いては、絡み合う
⑤地平線 新宮晋
街を構成する素材や形の強度は

対比されては連なって

連続する線に導かれ
⑥SHIP'S CAT HOPE
Cosmo Red
Ultra Muse ヤノベケンジ
猫たちの下へと向かう。アートが彩る旅は

鮮やかに輝いては

未来を見据える眼差しに惹きつけられる
⑦SHIP'S CAT Mofumofu22
SHIP'S CAT Island ヤノベケンジ
旅する猫は、島ごと大阪にやってきて

宇宙猫の物語の中で

芸術家の止めどない思いに触れる
⑧ LUCA 号 ヤノベケンジ
入り混じるそれぞれの形と記憶の中で

太陽の塔の姿をした宇宙船が

大阪の地に着陸するという物語
⑨ サン・チャイルド No.2
ラッキードラゴン
SHIP'S CAT Speeder
Crew/White ヤノベケンジ
シップス・キャットは走り出す

未来へ向けて、この先も

宇宙猫の旅は続いていく
⑩ N響 スペクタクル・コンサート 名和晃平
SHIP'S CAT Flying ヤノベケンジ
北加賀屋の倉庫は、芸術家の作品が重なる場所

アートは収縮と膨張を繰り返し

過去から未来へと物語をつなぐ
⑪MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA(MASK)
THE BALLAD OF EXTENDED BACKYARD,
THE HOUSE 宇治野宗輝
ステージトレーラー「花鳥虹」 やなぎみわ
大阪廻船 久保田弘成
ボイルド空想/Smoke & Fog
tower THEATER 舞台セット 金氏徹平
Steps / 拓く 持田敦子
空間を満たすアートは年月を重ね

互いに関わり合いながら

関係性を積み上げる
⑫名村造船所旧大阪工場跡地
(クリエイティブセンター大阪)
北加賀屋の街の歴史は層をなし

船の記憶をまといながら

未来を映し出すアートの連続の先に
⑬SHIP’S CAT SAUNA ヤノベケンジ
ふわりと降り立つ白い猫が

旅の案内人となって

先へと続く道程を照らしてくれる
⑭北加賀屋
KCV(北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ)構想
街に積み重なる時間と形を

切り取っては積層させるように

集めては配置していく
九州から始めた旅は、猫のいる風景をたどりつつ、
白い猫を追いかけるように、また北加賀屋の街へ
戻ってきた。異なる時間の中で、内側からゆっくり
と姿を変化させる街と、大きく変貌を遂げる街。
その境界をつないでは、問いかけるアートの存在
にふれて、旅と日常に生み出される視点をたどる。
