応用編その29:難易度は情報量である
今日は2026年8月25日です。絶賛、旅行中です。「旅行中なのにコラムを書いたの?偉い!」と思った方、すんません。コラム自体は21日に書いています。書き溜めておきました。あっ、でも公開作業は手動ですよ。旅先でパソコンをペチペチして、公開作業をやっています。めんどくさっ(-ε-)自動化しておけば良かったなぁ。そんな裏話をしたところで、今回もゆるく行ってみましょう。超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。みなさんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!
はじめに
栄えある百五十六回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!
【わわわ説明術】応用編その29:難易度は情報量である
です。
今回もITと関係ないネタですが、どーんまい。
わわわ説明術コラムは『「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本』の販促コラムという位置付けです……が、ネタ切れしました。
「本の内容と絡めよう」というこだわりを捨てて、テーマが「説明」なら何でも良いことにして連載を続けています。
とはいえ、一応、販促コラムです。
たまに本の宣伝を挟むかもしれませんが、ご容赦ください。

今回はノウハウというより「私は説明を、こんな風に捉えているよ」という考え方の紹介です。
何の役に立つかは分かりませんが、気が向いたら読んでやってください。
なお、今回のコラムで言いたいことは
「難しい内容の説明」は「情報量の多い説明」と同義だと思うのよね。そう捉えると、どの説明も違いは「説明しなくちゃいけない量の違い」だけじゃない?
です。
最後まで読んでくださる方は、この結論を知らないことにして読み進めてください。
本に書いたこと
『「分かった!」と思わせる説明の技術』の第1章で以下のようなことを書きました。
専門知識を非専門家に説明するのが難しい理由は単純です。専門家に説明する場合と比べて、説明しなくてはいけない情報の量が多いからです。
聞き手が専門家であれば、理解度を80%まで上げたいとしても、80%分の説明は必要ありません。前提知識を、ある程度は持っているからです。聞き手が非専門家の場合は、前提知識を持っていません。80%分の説明が必要になります。
説明しなくてはいけない情報の量が多いから、非専門家に説明するのは大変なのです。
※『「分かった!」と思わせる説明の技術』P23より引用
また、第6章で以下のようなことを書きました。
▼非専門家相手の説明は特別なのか?
もう忘れてしまったかもしれませんが、1章で「非専門家に説明するのが難しいのは、持っている知識の量が非専門家は少ないからだよ」という話をしました。
聞き手が専門家であればしなくて済む説明を、聞き手が非専門家の場合は、する必要があります。説明しなくてはいけない量が多いから、非専門家相手の説明は難しいのです。
ここで、ちょっと考えてみてください。
「説明しなくてはいけない量が多い」というのは、そこまで特別な状況でしょうか?
※『「分かった!」と思わせる説明の技術』P223-P224より引用
今回のコラムでは、この内容を別角度から掘り下げてみます。
本に書いていないこと
いきなり結論を書いちゃいますが、今回のコラムにおける私の主張は
難易度は情報量である
です。
内容が難しいとか難しくないとか関係ない。
すべての説明は「説明しなくちゃいけないことが多い」か「説明しなくちゃいけないことが少ない」だけの違いだという主張です。
例えば、微分積分の解き方を小学生に教えたいとしましょう。
小学生に微分積分は早いでしょ。
小学生には、まだ難しいよ。
本当に、そうでしょうか?
足し算・引き算の説明から始めて、分数の説明、方程式の説明、関数の説明……のように、微分積分を理解するために必要な前提知識を1つずつ段階的に説明していったら小学生でも微分積分を理解できると思いませんか?
特殊相対性理論(※なんかメッチャ難しい物理学の理論)だって、そうです。
理論自体は「メッチャ難しい」でしょうけどね。
現実的かどうかは別にして「アインシュタインの思考の流れ」を全部説明できたら(そして、それを聞き手が理解できたら)、特殊相対性理論を理解できそうな気がしませんか?
特殊相対性理論を理解するには「アインシュタインの思考の流れ」という膨大な量の情報が必要かもしれません。
でも、逆に言えば、それを得れば特殊相対性理論を理解できるはずです。
そんな感じで「難しい」「簡単」の違いは、単なる
「本題を理解するために必要な情報の量」の違い
だと私は考えています。
難しい:本題を理解するために必要な情報が多い
簡単:本題を理解するために必要な情報が少ない
という解釈です。
ということで「これは難しい内容の説明だな……」は「これは説明しなくちゃいけないことが多い説明だな……」に置き換えられます。
「難しい」は「(理解してもらうために)説明するべきことが多い」だからです。
さて、ここで、ちょっと考えてみてください。
難易度は情報量である
です。
「難しい」「簡単」の違いは
「本題を理解するために必要な情報の量」の違い
です。
それを前提とすると、もう1つ言えます。
それは
「難しい」「簡単」は相対的
です。
予備知識を持っていない人に説明するのであれば、説明する量は多くなります。
「難しい」です。
すでに予備知識を持っている人に説明するのであれば、説明する量は少なくて済みます。
「簡単」です。
同じ内容を説明する場合でも、説明する相手によって「難しい」「簡単」が変わります。
そんな感じのことを真面目ぶって書いたのが、本の
専門知識を非専門家に説明するのが難しい理由は単純です。専門家に説明する場合と比べて、説明しなくてはいけない情報の量が多いからです。
聞き手が専門家であれば、理解度を80%まで上げたいとしても、80%分の説明は必要ありません。前提知識を、ある程度は持っているからです。聞き手が非専門家の場合は、前提知識を持っていません。80%分の説明が必要になります。
説明しなくてはいけない情報の量が多いから、非専門家に説明するのは大変なのです。
※『「分かった!」と思わせる説明の技術』P23より引用
の部分です。
どうですかね。
さっきよりも少しは本で言っていることが腹落ちします(--?
まとめ
今回は
【わわわ説明術】応用編その29:難易度は情報量である
というテーマで好き勝手に語ってみました。
今回のコラムの結論は
「難しい内容の説明」は「情報量の多い説明」と同義だと思うのよね。そう捉えると、どの説明も違いは「説明しなくちゃいけない量の違い」だけじゃない?
です。
私の考えでは
難易度は情報量である
です。
難易度は
「本題を理解するために必要な情報の量」の多寡
に変換できます。
それを前提として
「難しい」「簡単」は相対的
です。
同じ内容でも、予備知識を持っていない人には「難しい」です。
予備知識を持っている人には「簡単」になります。
正直、今回のコラムは「読んでくださった方の役に立つかなぁ(--;ゞ」と思っていたりもするのですけどね。
使えそうだったら、何かの参考にしてやってください。
蛇足ではない補足
本の中で以下のように書きました。
説明における登場人物は3人です。
①話し手
②聞き手
③(人じゃないけど)伝えたいこと
が登場します。
※『「分かった!」と思わせる説明の技術』P16より引用
今回のコラムで語った内容は「③(人じゃないけど)伝えたいこと」のみに限定して考えています。
実際には「①話し手」の説明の仕方だったり「②聞き手」の理解力だったりも「難しい」「簡単」に影響を与えます。
ご留意ください。
【わわわ説明術】応用編シリーズ
応用編その1:1文字削るな
応用編その2:認知負荷を上げる
応用編その3:視覚効果を考える
応用編その4:誤解の許容範囲を設計する
応用編その5:正対しない
応用編その6:相手を憑依させる
応用編その7:説得の技術
応用編その8:その文字、いる?
応用編その9:「1文字削る」の実践例
応用編その10:優先順位を付ける
応用編その11:理解が大事
応用編その12:サンクコストを無視する
応用編その13:誰にとっての良い説明?
応用編その14:肩書で殴る
応用編その15:「体験」をデザインする
応用編その16:語らないで語る
応用編その17:説明は毒の沼
応用編その18:「正確な説明」は諦めるVer.2.0
応用編その19:たとえ話について語るよ(1)
応用編その20:たとえ話について語るよ(2)
応用編その21:たとえ話について語るよ(3)
応用編その22:繰り返すVer.1.1
応用編その23:質問に答える
応用編その24:アイを叫べ
応用編その25:補足の入れ方がメッセージになる
応用編その26:前提を決める
応用編その27:予備知識は「薄める」
応用編その28:点を丸に変える
応用編その29:難易度は情報量である【このページ】
思いつきで始めて惰性で続けている「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。また何かネタがあったら、ちまちまと更新していきます。コンゴトモヨロシク。






